THE BIRTHDAY EVE ~Sally 誕生前夜~ 中編:HADES & LOC divide xxx AMNS
Crimzon Flareとがしゃめたるセッションによる激烈パフォーマンスですでにスッカリ盛り上がったSallyちゃんの誕生前夜祭。
今回のレポートはつべこべ言いません。
まずコレをご覧くだされ。
先週公開となった新しいビデオ「NO!!!!!!!!!!」。
そう、3番目にステージに上がったのはHADES(ヘイディーズ)!
この「NO!!!!!!!!!!」をオープニングに持って来た!
「!」の数は10個で正しいですか?…「No」だったりして。 Sala
空也yuriMayoビデオ同様、Marshallと…NATALが大活躍!「We are HADES!!!!!!!!!!」
キマった~!
ドワ~、客席からものスゴいリアクションが返されてくる!矢継ぎ早に空也ちゃんが弾くシンプルなギター・リフが勇ましい「EGOIST」。
AZAZEL時代の1曲。
Mayoちゃんと…
yuriちゃんが生み出すひたすらストレートなドライブ感が快適!ロック・ボーカルズ然としたSalaちゃんの堂に入ったパフォーマンスがカッコいい。 Mayoちゃんのバスドラムが迫り来る続いての曲もAZAZEL時代のナンバーで「DISCLOSE」。Salaちゃんの歌声が眼前で輪を作ってクルクルと走り回る観客に突き刺さる。空也ちゃんのギター・ソロが炸裂して…Yuriちゃんのゴリゴリ・ベースのパートもスリリングだ。「どうもありがとう!
今日はギタリストSallyのお誕生日…生誕前夜ですね。
おめでとうございます。
Sallyちゃん、いる?……いない?
そっかぁ、Sallyちゃんにせっかく誕生プレゼントを用意してたんだけど、このまんまココに置いておこう。
そうすれば『あ、コレはHEADESからだな』ってすぐ気が付くでしょう。
もし気が付かなかったらウチらが持って帰るからさ」
「あいッ!」
しきりにMayoちゃんの相いづちが入る。
「みんなの熱い声援がたぶんSallyちゃんへの一番のプレゼントだからね。
みんな、今日は死んでください。
コッチも最後まで体力残させないつもりでイキます。
最後まで立っててくださいよ~!
ところで今日は、Sallyちゃんから重大な課題を与えられております……Mayoのあの顔を見てください」
次に演奏する曲のテンポが速くなりすぎないようにイメージを整えているところだって。「私はこの曲を歌ったことがないんですよ。
練習して、覚えて、はじめて皆さんの前で披露します。
だからスゴく緊張してるんけど、みんなのパワーで私の緊張なんか吹っ飛ばしてくれるよね?」「Sallyちゃんからの課題」というのは例の「80年代か90年代の名曲を1曲演奏する」というヤツ。
そこでHADESはこのMotley Crueの「Kickstart My Heart」を選んだというワケ。
そしてSalaちゃんが初めて歌った…と。
HADESにピッタリのノリノリ・ヘヴィ・ナンバー!とても初めて歌ったとは思えないSalaちゃんのMotley Crue。
そして、空也ちゃんのソロもフィーチュアされてとてもいい感じだった。もちろん気にしていたテンポもバッチリだゼ!
「ヤバイヤバイ!一気にノドがカラカラになったよ。
「Kickstart My Heart」って曲知ってる?
Sallyちゃん、よろこんでくれたかなぁ?
こういうオファーがなかったら、なかなかカバーを演らないの。
私があんまりカバーが好きじゃないので絶対ヤダって言い張っていたんです。
今日は誕生日ということでSallyちゃんのリクエストに応えて特別に演りました。
じゃ今度はSallyちゃんへのご褒美だけじゃなくて、ガンバってカバーを演った私たちもご褒美欲しいんだけどいい?」もちろん「ご褒美」というのは、「パワーをよこせ!」ということ。曲はAZAZELの「Helix」。グルグルとらせん状になった目前の客席のパワーに一歩も引かないSalaちゃん!
そのままのテンションで最後の曲へ。
今日はほぼ1年前にリリースしたアルバム『BRINGS』収録の「NO!!!!!!!!!!」で始まり、そのリード・チューンで締めくくるという寸法。
曲は「BRING IT ON!」。
持てる力を惜しみなく客席にブツけたHADESの4人。 HADESもいい加減スゴかったけど、お客さんもスゴかった!HADESの詳しい情報はコチラ⇒HADES Official Website
4番手はMarshall Blog初登場の「LOC divide xxx AMNS」。
「What does LOC stand for?(LOCって何の略ですか?)」…そう「stand for」は「(略語などを)表す」という意味。
この表現はよく使う。
海外のITの浸透度は日本なんかとは全く比べ物にならなくて、Marshallとメールでやりとりをしていると文中にやたらと「〇△X」式のアルファベットを3つ並べた略称が登場する。
こういうのは「頭字語」っていうんだけど、いちいちナニをstand forしているのか調べなくてはならないので面倒で仕方がない。
困るのは例えその略語の正式名称がわかっても意味がサッパリわからない時ね。
で、頭字語にした時のアルファベットをそまま読むタイプを「イニシャリズム(initialism)」という。
「CIA」とか「CEO」とか…向こうではコレ式が多いようで、日本人だったら「シア」とか「セオ」とか読みがちでしょう。
日本人は省略が大好きだから。
コレは今に始まった話ではなくて、日本人の間では何百年も前から言葉を省略することが当たり前になっている。
一番わかりやすいのが屋号と名前の組み合わせ。
例えば「綿屋半兵衛」が「綿半」、「鍋屋久左衛門」が「鍋久」、「炭屋平六」が「炭平」みたいな…コレ全部長野に実在する、あるいは実在した会社の名前なんだけど、むか~しからこういうことをしてきた。「紀文」なんてのも同じ。
「アケオメ」とか「コトヨロ」なんてのは全く感心しないけど、「アタボー」なんてのはスゴイ発明だと思う。
じゃ英語には「シア」とか「セオ」みたいなことをしないのか?というとそうではない。
そういう普通の単語のように読む頭字語のスタイルは「アクロニム(acronym)」という。
私の当て推量なので全くアテにならないが、頭字語のアルファベットが4文字になると途端に様子が変わってこのアクロニムが出張ってくる傾向があるようだ。
たとえば「AIDS(エイズ)」、「OPEC(オーペック)」、「NASA(ナサ)」とかね。
でも「OECD」を「オエシデ」と読んでいるのを耳にしたことがない。
ま、「SDGs」とか「LGBT」も同様。
これらの頭字語はただ綴りと発音の関係上アクロニムにはならないだけなんでしょうな。
要するに洋の東西を問わず、人間のクチというのはとても横着で楽に発音する方に言葉が引っ張られてしまうんだね。
「ラ抜き言葉」なんてのも同じ理由で発生しているらしい。
ちなみに「SNS」っていう頭字語は「エスエヌエス」と言っても「スンス」と言っても海外では通用しませんからね。
向こうの連中は「Social media」って言っています。
さて、では「ロック」じゃない…「エル・オー・シー」は何の頭字語かというと「Last One Call」。
いいね、10ccの究極の名曲「Don't Hang Up」を思い出す。
ステージに上がった4人は…長谷川愛まゆこりんNOHANAそして2回目の登場となる本日の主役Sally。LOCは本来はマルチ・ボーカルズを擁する8人組のチーム。
今回は選抜メンバーというスタイルで半分の4人体制でステージに臨んだ。
上の4人の名前の頭文字を並べると「AMNS」になる。
コレはアクロニムの「アムヌス」ではなくてイニシャリズムの「エーエムエヌエス」でOK。
そこで今回の名義は「LOC divide xxx AMNS」とした。
1曲目は昨年11月にリリースしたLOCのシングル「Liberty」。 もちろんLOCでもSallyちゃんはMarshall。
「JCM2000 DSL100」と「1960A」で図太いサウンドを出してくれた。 もはやグラグラと煮えたぎった客席からの大きな歓声に応える愛ちゃん。「皆さんLOCで~す!盛り上がってますか~!最高じゃないですか!
そしてSallyちゃん、お誕生日おめでとうございます。
今日はバースデイ・イヴということで皆さんの盛り上がりがスゴイですね。
最高です。ありがとうございます!
さて、去年の11月にLOCが結成されまして、本当はメンバーは8人編成なんです。
今日は選抜メンバーの4人でお届けしますが、やっぱり元は8人なので半分になると、力が小っちゃくなっちゃうかと思ったんですが1曲目でこんなに盛り上がってくれたのですごく楽しいです」
…と愛ちゃんからも本日のバンド形態の説明があって次の曲へ。
続いてはカバーでGLAYの「誘惑」。あ、コレか!
この曲、テレビでサビのメロディはよく聞くけど、「誘惑」っていうタイトルだったとは全く知らなんだ!お立ち台に上がってバッチリとソロをキメて見せるSallyちゃん。人気の曲だけあって激しく盛り上がる!「続けてもカバー曲です。
手を上げて私たちと一緒に盛り上がって頂けるとうれしいです!
大丈夫そうですか!
ハイ!ハイ!ハイ!もっと~!ハイ!ハイ!ハイ!
いい感じ~!」3曲目は中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」。まるでこの4人編成が元々の形であるかのような充実度。
カバー曲とはいえ、聞かされなければまさか半分のメンバーで演っているとはツユほども思うまい。「ありがとうございます。盛り上がってますか~!」
見ればわかるでしょう?最高潮ですってば!
「最高じゃん!これヤバイ!でも、次で終わり」「もう何度も訊かれていると思いますが、バースデイ・イヴということでSallyちゃんとしてはどういう1年にしたいですか?」「真剣に答えるならば、第一想起されたい年にしたいですね。
『メタルギタリストと言ったらSallyちゃん!』みたいな感じのね。
そんな年にしていきたいと思いますのでよろしくお願いします」
一聴して「コレはSallyちゃんのギターの音だ!」と思わせるサウンドづくりを目指してください!
もうチョット言うと「お、コレはSallyちゃんが弾くMarshallの音だ!」みたいな。
最近はそういうギタリストがもうほとんどいなくなっちゃったから。
楽しみにしています!
早くも最後の曲に取り掛かる。シングルでリリースしている配信ドラマ『見上げた空に、あなたを想う』の主題歌「First and Last」。出番のFirstとLastを自慢のオリジナル・ナンバーで締めくくったLOC。
4曲とコンパクトではあったがとても楽しいステージだった。
そして、Sallyちゃんの出番はまだまだ続く。 LOCの詳しい情報はコチラ⇒LAST ONE CALL Official Website<後編>につづく
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<Birdsong>
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