様式美大作戦2023~THE SHEGLAPES
岡垣"Jill"正志が主宰する『様式美大作戦』。
Marshall Blog9年ぶりのご登場。9年前の岡垣さん。
今も全然お変りなし!今回、岡垣さんの他にも9年前にご出演された方が何人もステージに上がりその健在ぶりを誇ったが、もう二度とその雄姿を見ることができない方もいらっしゃる。
足立"YOU"祐二さんである。
9年前には鹿鳴館のステージ上手のMarshallの前に立って最高のプレイを聴かせてくれていたのだ。
その姿をMarshall Blogに半永久的に残すことができてヨカッタ!
YOUさんはその前年に目黒のLIVE STATIONで開催された『様式美大作戦』にもご出演されている。
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★【Marshall Blog】JILL岡垣~様式美大作戦2013 <後編>
★【Marshall Blog】「様式美」でいこう!(2012年) さて、2023年の『様式美大作戦』。
一番手でステージに上がったのは大阪からやって来たMarshall Blog初登場のTHE SHEGLAPES(シーグレイプス)。
♪プオォォオォォ~
鹿鳴館に響き渡る法螺貝で鬨の声を上げた。
こんなの初めて見た!蟹江敬子
Shun
Chizuco
るか
サポート参加のRANNNA。
1曲目は「Carry On!!」。
敬子さん、初っ端から凄まじいまでの熱唱!
最後までイケんのか~!ShunくんはMarshall。
JCM2000 DSL100と1960Aを使用。
ただただブッ飛ばすだけでなく、何度かの転調を交えた中間部のアンサンブル・パートなんかはスリル満点!
タオルを振り回して…
矢継ぎ早に2曲目の「VIVA LA BEACH」をキャリー・オン。(「carry on」というのは「続ける」という意味です)
るかさんのゴリゴリのベースに乗って…
敬子さん再び攻めのボーカルズ!
勇ましく法螺貝を吹いていただけのことはある。バンバン弾きまくっちゃうShunくん。
こういう音楽のギターはこうでなくちゃイケねえ。「改めまして、大阪から来ましたTHE SHEGLAPESと申します!
初めて出演させて頂きます。
目黒鹿鳴館…スゲエ~、アハハハ!
大阪のバンドなんですが、チョイチョイ東京には来ております。
東京でもワンマンをさせて頂くことが決まっております。
今日ご覧頂いて少しでも『あ、いいな…応援してやってもいいな』とお思いになられたらチェックをお願いします!」続いては「Rubbish」。
まさかのジャズ・ビート!
曲はすぐに強烈なロック・ビートに移行するが、敬子さんは昭和臭あふれる歌い方を最後まで貫き通す。
コレが曲にマッチしてとってもいい感じ!コンパクトなギター・ソロから…
ワルツのキメ。
このバンド、曲の作りがとても凝ってるんですよ。 ガラっと替わって「SEIREN」。
2021年に発表したフル・アルバムのタイトル・チューン。
「SEIREN」…「清廉潔白」にの「清廉」?チガウカ?
ギリシャ神話の「セイレーン」?
ジャケットのイラストを見ると帆船が描かれているもんね。Roxy Musicで言うところの『サイレン(Siren)』。
サイレンは上半身が人間の女性で下半身が魚というデザインの海の怪物。
岩礁から美しい歌声で航行中の船をおびき寄せて座礁させるニクイヤツ。
船乗りたちはサイレンに食べられちゃう。
実は日本にもこういう話しがあって、昔、貧乏な漁村では夜間浜で塩を作るための釜を焚き、航行する輸送船を「お船さま」と呼び、浅瀬に誘導して座礁させその積荷を奪うことがあったという。
もちろんこんなことはしょっちゅう行われていたワケではないが、その背景には農民より下に位置づけされた漁民たちの壮絶な貧しい暮らしがあった。
下はそのRoxy Musicの5枚目のアルバム『Siren』。
ジャケットでサイレンに扮しているのはモデルのジェリー・ホール。
この頃はブライアン・フェリーの恋人だったが、その後、ミック・ジャガーのところに行っちゃった。 さて、この曲もトリッキーなキメがあったり、場面がコロコロ変わったり、とても手が込んでいる。
あのね、日本でTHE SHEGLAPEがどういうロックの分野にカテゴライズされているか知らないけど、イギリスへ行ったら100人中100人が「THE SHEGLAPESはProg Rockのバンド」って言うよ。
間違いない。 Shunくんと…
Chizucoさんとのバトルも聴きごたえ満点!
そのChizucoさんの静かなピアノでスタートするのは「泡沫」。
敬子さんはシットリと歌い込んでから…
大激唱!
この手のバラードには泣きのギターは不可欠だわネェ。
もちろんShunくんが曲の最後の最後に情感豊かに弾いてくれた。「散らかし倒して、散らかし倒して…今日はコレでまだ1番目ですからね。
この後、最後まで私たちも楽しみます。
最後まで散らかし倒せますか~!イケますか~?
じゃ、一緒に声出してください!」出番の最後に持って来たのは「rebellious」。
もちろん徹頭徹尾走りまくるドライビング・ナンバー!
7分に及ぶ盛りだくさんの大作を熱っぽく演りきった5人!
キマった~!
短いながらも密度の濃い~ステージだった。全曲を演奏し終えて法螺貝を手にしてステージ中央に立つ敬子さん。
「どんなもんやネン?」
とてもヨカッタです!
11月25日には吉祥寺CRESCENDOでの単独公演が開催されるのでそれも楽しみだ!
THE SHEGLAPESの詳しい情報はコチラ⇒THE SEAGLAPES Official Website<つづく>
☆☆☆Marshall Blogからのお知らせ☆☆☆
Marshall Blogの索引『Marshall Blog INDEX』を作りました。
通称「マー索くん」。
過去2,200本に上る記事のタイトルすべてをアーティスト順やカテゴリー順に並べ、リンクを施しました。
調べごとに利用するもよし、マーブロ・サーフィンするもよし、ゼヒご活用ください!
マー索くんはコチラからどうぞ⇒Marshall Blog INDEX
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左の列から行~っちゃって。
☆☆☆Marshall Music Store Japanからのお知らせ☆☆☆
同じ「関西出身」ということで…。
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