【NAONのYAON 2021】vol.3~NEMOPHILA & World Guitar Girl Collection 2021
フィナーレあるいはアンコールのアクトを除いて恐らくは1アクト内で最も出演者が多かったであろうチーム「ザ・コインロッカーズ」の次にステージに上がったのは…NEMOPHILA!
mayu
SAKI
葉月
ハラグチサン
むらたたむ
イヤ~、このチームもスゲエ音だな。
ナニナニ「音は地獄のように激しく、その他はゆるふわ」か…。
SAKIちゃん以外のメンバーさんの「ゆるふわ」具合はわからないけど、確かに音の方は「地獄」のように激しいわ!
NEMOPHILAは今回が初出演。
私も一度見てみたかった。
1曲目は「OIRAN」。
「♪傾け、傾け」なんて歌詞は「傾城(けいせい)」を暗示しているようでオモシロイ。
「傾城」とは遊女のことね。つまり花魁。
だから「傾城屋」と言えば「遊郭」のこと。
「廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お歯ぐろ溝に燈火うつる三階の騒ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行来にはかり知られぬ全盛をうらなひて…」なんてね。
コレは有名な樋口一葉の『たけくらべ』の出だし。
ご興味があれば今度「ナカ」…すなわち吉原をご案内しましょうか?ということは関係なしに、皆さん本当にすさまじいパワーを発散しなさる。
ステージせましと暴れまくるハラグチサン。
個人的な話ではございますが、「ハラグチサン」がいらっしゃらなかったら今の私はなかった…。
ハラグチサン、最高に楽しそうにベースを弾く姿がとてもステキだった!ココでもSAKIちゃんの地獄音がいいように炸裂した!
もちろんその音はMarshallから。
愛用のJMM410タトゥー・シリーズのハーフ・スタックを使用。
音もスゴイけどアクションもスゴイ!
アタマの振り方もハンパじゃない!
若くなきゃとてもできないわ~。2曲目は「DISSENSION」。
コレもスゲエ曲だぜ~。「dissension」というのは「意見の相違」という意味だが、演奏の食い違いはまったく無し。
すさまじい音圧で迫って来る!
最後の曲はSAKIちゃんが奏でるギターのメロディから「Life」。
前の2曲とはガラリと雰囲気を変え、激しさを抑えての1曲。
コレもまたよろしいな~。2人のギターのアンサンブルと…
NEMOPHILAの詳しい情報はコチラ⇒NEMOPHILA Official Website
NEMOPHILAからはmayuちゃんとたむちゃんがインタビューに臨み、配信ライブやこの日に演奏した3曲を含む7曲入りCDが海外でリリースされることに触れた。
お、そのCD、6月25日のリリースだというからもうすぐだね!「コメント、いっぱい来てたよ!うれしいね!
ところで、たむちゃんは赤ちゃんを産んだんだよね」「実は私も子供を連れて来ているの。
紹介するね!」
ウワッ!知らない人が見たらビックリするわ! で、恵子さんが紹介してくれたのは「もりお」くん。
恵子さんには「オランウータンを飼う」という夢があって、20代の頃にリアルなぬいぐるみを買って以来、一昨年前までご実家に置いていた。
ところが、そのぬいぐるみを昨年捨てられてしまったそうだ。
そこで、IKEAにオランウータンのぬいぐるみがあるのを知ってさっそく息子さんにしたそうです。
「オランウータン」はマレー語で「森の人」だからね…「もりお」くんだ。
「たむちゃん、子育てをしながらドラムスをやるのは大変だと思うけど頑張ってください!♪ピピピ~!
そこにホイッスルとともに神取さん登場。
「ハイハイハイハイ、終了、終了~!今年は担げない!」
「密」に配慮しての時の番人。「次はYAON名物のWorld Guitar Girl Collection!」
「それじゃSAKI、後はよろしく!」
恵子さんのメンバー紹介に続いて5人の人気ガール・ギタリストをフロントに擁したゴージャスなステージが始まった。メンバーはステージ下手から…
葉月
いつもはおなじみの洋楽、あるいは邦楽の名曲をメドレーに仕立ててお送りしているが、今回は「NAONのYAON」と題して日本のハードロックやフュージョンの有名曲をズラリと並べてきた!
5人のギタリストを支える腕利きリズム隊は…
山田直子
力石理江
GRACE
まずは「私は嵐」。
『NAONのYAON』だからね、SHOW-YAで幕開けは全く正しい。続いては「Crazy Nights」。
LOUDNESSもうれしいね~!
フランクフルトのMarshallのパーティで一緒になった時、ポール・ギルバートはLOUDNESSのことを「ハードでメロディアス」と、ものすごく賞賛していたっけナァ。聖飢魔Ⅱで「蝋人形の館」。
ガラっと変わってフュージョン。
高中正義の「Blue Lagoon」。
コレ、私が高校2年の時だったっけかナァ?
信じられないぐらい流行ったんだぜ。
ギターをやってるヤツはみ~んなコレやってた。
私はガンコにハードロックまたはプログレッシブ・ロックで通しましたがね。バラエティに富んだ選曲を緻密に、かつダイナミックに難なくこなすリズム隊。
さすがの演奏!
私ごとながら、直子さんとはロンドンのいいホテルの情報交換など、「楽器」というより「イギリス」つながりでプライベートでもとても仲良くして頂いています。
だから直子さんの出演はうれしいね。
ああ、いい加減に本場のエールが飲みたいね、直子さん!前にも書いたかな~?
GRACEさんとは大阪で開催したベースのTokieさんのクリニックでお手伝いをして頂いたことがあった。京阪電車沿線の楽器屋さんだった。
22年ぐらい前の話。
お世話になりました!
ド迫力のドラミングは相変わらず!
理江さんは恵子さんのソロ・ライブ以来かな?
後半のアクトは出ずっぱりの大活躍だった。
そういえば、今回はバックバンドとしてのキーボーズは理江さんとキャプテンだけだったのかな?曲は「雨上がりの夜空に」。
なつかしいね~、RC。
こんなヘソ曲がりの私でも高校の時に渋谷の屋根裏に観に行ったよ。
まだ銀次さんがギターを弾いていた頃のRC。
さぁ~、盛り上がって来たヨ~!またフュージョンからの選曲で「TRUTH」。
もちろんテーマを弾くだけでなく、ところどころに散りばめられたソロの応酬が楽しい。
大ヒットした「紅蓮毛」も入れちゃうところがいいんじゃない?
そして最後は「FAIRY」。
千鶴ちゃんは先月Marshall Blogに出てもらったばかりでしてね。
今回の出番はこのWGGCだけだったので最後にもう1枚。15分にわたる全8曲のメドレー。
圧巻でした!「ギターのSAKIで~す!
ありがとうございます。
コレで何回目かな?…3回目かな?」
「私、結構見てるよ。
しかし、昔じゃ考えられなかったよね…女性ギタリストがこんなに揃うなんて!」
「このメンバーでは初めてだったんですけど、皆さん最初から完璧で…」
「華やかでいいよね。最高だったと思うよ。
これからも続けて欲しい。
女性ミュージシャンが増えたらいいな、って思います」
「そうですね。そして、もっと色んな所で観られたらいいな、と思います」
恵子さん、SAKIちゃんに「転ぶなよ!」って注意していたけど、何年前だったんだろう、アレ。
私もあのシーンはハッキリと覚えているけど、よっぽど見ていた人にとっては印象的だったんだろうな。あと、みんなが覚えているのは初めて本編に出た時に感極まって大粒の涙を流したシーン。
コレは2015年の夏の『NAONのYAON』での出来事。
2013年の復活後から『NAONのYAON』はすべてMarshall Blogが記録しております。 <つづく>
■□■□■□■□■□■□お知らせ■□■□■□■□■□■□
Marshallのレコード屋さん「マーシャル・ミュージック・ストア・ジャパン」営業中です!
Marshall Recordsのバンドの作品を販売するお店。
よろしくお願いします!
Marshall Music Store Japanはコチラ
↓ ↓ ↓
Marshall Music Store Japan
(一部敬称略 2021年4月29日 日比谷野外大音楽堂にて撮影)