舞子邁進 激突乱舞 <前編>~ARESZの巻
今日登場するのは久々のARESZ。
『舞子邁進 激突乱舞』という5つのバンドが出演したイベントのひとコマ。
相変わらずマッシブな品ぞろえのARESZの物販コーナー。
ARESZのステージは「Going to Hell」でスタート。
キタキタキタキタ~!
シュッとした瑠海狐さん。
でも相変わらずのMarshallボイス!
一瞬にして「ARESZだ~」ってことになる。
もちろん不動のメンバーが織りなす極悪のメタル・アンサンブルも相変わらず。
翔己くんはMarshall。
愛用のベース・アンプ・ヘッド3530とギター用スピーカー・キャビネット1960Aの組み合わせ。
リグの組み合わせも「フリー」なのだ。
今日は出演バンドが多数なので持ち時間が短く、ARESZのステージも5曲とコンパクト。
それを考慮してか最初から猛ドライブ!
まぁ、ARESZの場合、何時間やっても全編猛ドライブなんだけどね。
ところが!暗いのよ~!とにかく暗い!
ARESZが暗いワケではないのよ。
照明が暗くて暗くてどうにも写真が撮れない!
私は滅多にやらないんだけど、仕方ないのでこの時だけはカメラの感度を思いっきり上げて撮った。
それでも追いつかなくて、後に強引に明るく現像したのが今日の写真。
ありがたいことにARESZのお客さんもMarshall Blogの写真をいつも楽しみにしてくださっていて、現場でよく私に声をかけてくださる。
とてもうれしいんだけど、今日はゴメンね、ゴメンね~。
でも演奏の方は、燃え盛る炎のように明るいことこの上なし。
MCでは瑠海狐さんがARESZの東京移住計画を開陳。
メンバーみんなで住めるような物件を探しているのだが、なかなか借りるのが大変らしい。
見た目のせいで…。
「人間は『見た目やない』言いますが……人間、見た目ですナァ」
そりゃそうですよ。
何事も第一印象が大切。
人間、中身の良さがわかるまでお付き合いするなんてことは滅多にないんだから。
で、髪の毛を以前の金髪から大人しめの茶色に変えたら不動産屋の対応がゼンゼン違ったという。
ま、そんなもんです。
見えはしないんだけど、電話もそうだよね。
いつも思うんだけど、電話愛想のいい人って実際に会うと結構コワかったりするんだよね。で、電話ではコワいんだけど、会ってみるとゼンゼン愛想が良かったりするケースってない?
アレは電話でのファースト・コンタクトで先入観が出来上がってしまうからだろうか?
電話もコワいよね。
そして、そのMC内でMarshall Blogの紹介をしてくれた。
瑠海狐さん、ありがとう!
次の曲は那都己くんの「ほっぺふくらまし曲」…「Quickly and More Slowly」。
那都己くんが頬を膨らましたまま1曲通して演奏するという荒行。
昔のスコーピオンズのルドルフ・シェンカーの逆立ちにも似た企画。
意味のないところに双方の共通点を見出すことができると言えよう。
那都己くんも当然Marshall。
DSL100Hと1960Aを使用。
那都己くん、見事にバッキングに、ソロにと全編ほっぺを膨らましたまま演奏したが、誰もそのことに触れないではないか!
ま、土台、仲間なんてそんなもんですよ。
♪ドンガラドンガラとドラムスで始まるのは…
おなじみの「BATTLE MODE」。
すさまじい音圧で迫りくる瑠海狐さんの歌声!というか叫び声!というか雄叫び!
ちなみに「雄叫び」という言葉は、女性が叫んでも「雄叫び」になる。
そりゃそうだ、勇ましく叫んで「雌叫び」では撞着になってしまう。
そして、那都己くんのソロ!
さっきの「ほっぺ事件」の悲劇を吹き飛ばすような会心のプレイ。
最後はこれもおなじみの「Soldiers of Cause」。
夢に出て来そうな瑠海狐さんの雄姿がARESZのステージの最終曲を飾った。
演奏後の瑠海狐さんのご講和。
「美人、美男は得です」
ホント、そう。
『ローマの休日』って映画があるでしょ?ウィリアム・ワイラーの。
ヘップバーン扮するアン王女が勝手に髪の毛を切っちゃって、スペイン広場にいると見知らぬ男性が何かをくれるんだよね。アイスクリームだったっけ?
可愛いから。
得だよ~、美人は。アレ、可愛くなかったらナニももらえないからね。
あのシーンを観るといつもそう思う。
しかし瑠海狐さんはこう続けた。
「でも、どうやって生き抜くかは自分次第です。優しい気持ちになった方が得です。とことん落ちて上がりましょう。美味しいモノを食べたら復活できます」
2週間前に名古屋で食べたひつまぶしは殺人的に美味しかった…確かに復活した。
いつもニコニコしている瑠海狐さんはスゴイ。
優しい気持ちになってARESZの5人はステージを降りた。
ARESZの詳しい情報はコチラ⇒official web site of ARESZ