Marverics & Mystics <後編>~ JILL'S PROJECT-D
そして、いよいよJILL'S PROJECT-Dがステージに上がる。
以前は「ZX」という拡張子(?)が付いていたことがあったが、今回は「D」がバンド名に付いてる。
メンバーは…
総帥、岡垣'JILL'正志
そしてボーカルは、Dio-Ken!
様式美に満ちたJillサウンドを具現化するにうってつけの5人だ。
オープニングの「Reach out for Something」。
行け~!
ノンちゃんのソロが炸裂。
キーボードとのユニゾンのキメがスリリングだ!
続いてはグッと落として「I Have the Snakes」。
岡垣さんのMCによると、ナントこの日のライブは一年ぶりだったそうだ。
そして、その一年前のライブもここ鹿鳴館だった。
それだけに気合の入り方がスゴイ!
キーボードの揺さぶり方からして尋常ではないのだ~。
中盤の見せ場!
岡垣さんのキーボード・ソロ。
キーボードを前後に揺さぶって艶っぽいロック・フレーズを華麗に奏でる。
♪グバ~~~!!!
激演に大きな歓声が沸き上がる!
続いて、「Crazy Me」。
一年ぶりということとは関係なしに今回もすさまじいテンションでショウは進む。
そして、ノンちゃんのギター・ソロ。
CONCERTO MOONの時とはまた異なった雰囲気が楽しい。
実はサウンドも異なっていたのだ。
というのはキャビネット。
なんと1967MAJORをMODE FOURキャビにつないで鳴らしていたのだ。
多分、コレは世界でココだけの試みでしょう。
これが存外に中域が張りだした実にいい塩梅のサウンドなのだ!
Marshallにレポートしておこう。
それにしてもこのノンちゃんのピッキング。
親指の先を第一関節を支点にして伸ばしたり縮めたり…よくこんなことができるナァ。
ついつい見とれてしまう…第一関節に!
完璧なパフォーマンス、ド迫力のMarshallサウンド、大喝采を浴びたことは言うまでもない。
サビが印象的な正統派ブリティッシュ・メタル・サウンド「Crumble」。
Kenさんの歌いっぷりが素晴らしい!
「僕たちが大好きな曲を演りたい!」と演奏したのはRainbowの「Gates of Babylon」。
ま、これはKenさん、入り込みますわね~。熱唱です。
最後はノンちゃんの弾くリフがカッコイイ「Upsurge. Unconscious」。
「conscious」という単語も綴りが難しいぞ!名詞になると「consciousness」だ!
ショウの最後を締めくくるにふさわしいドライビング・チューン!
キーボード・ソロも思いっきり突っ走る!
ライブハウスの停電なんてのは昔はよくあったもんですよ。
新宿ロフト(昔の方ね)なんかしょっちゅうだった。
停電になると当然電気楽器は使えないので、自然と暗闇でのドラムソロになる。
庄田さんのドラム・ソロ!行けいけ~!鹿鳴館は優秀で、ピンスポットだけは別電源になっているため、こうして真っ暗にならずに済むのだ。
思いがけずNATAL大フィーチュア!シメシメ!
アンコールは説明不要の「Kill the King」。
でも、チョット説明させてもらうと、この曲って、私が生まれて初めて行った海外のバンドのコンサートで聴いた最初の曲なんだよね。(前座=安全ばんどは除く)
お客さんも大喜びでKenさんと一緒に「♪デンジャ、デンジャ」していた。
今回もファン垂涎の様式美サウンドを華やかにブッ放した5人なのであった!
JILL'S PROJECTの詳しい情報はコチラ⇒JILL'S ROOM BLOG
島紀史の詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Offcial Site
1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
★NATALの詳しい情報はコチラ⇒NATAL Drums Official Web Site(英語版)
★NATAL製品は全国有名楽器店にてお求めください。
★NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。ドラマーの方、「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
詳しくはコチラ⇒バズーカスタジオ公式ウェブサイト
(一部敬称略 2016年5月28日 目黒鹿鳴館にて撮影)