ミオヤマザキ~0428 二人の記念日 待ち合わせ場所は渋谷でしょ?
今日登場するバンドはMarshall Blog初お目見えの「ミオヤマザキ」。
女の子の名前みたいだけど、コレがバンド名。Alice Cooperみたいなネーミング?
2013年に東京で結成され、自作曲をテーマに制作されたプロモーション・アプリ「マヂヤミ彼女」ってのがApp Storeのランキングで1位を記録し、累計ダウンロード数が200万を突破したそうだ…と言われてもオジちゃんにはピンとこないのが正直なところ。
ホンじゃ「Seeing is believing」ってんでワンマン・コンサートに行って来た。
下は昨年のクリスマスにメジャー・レーベルからリリースしたシングル。
不倫をテーマにしたかなりキツイ曲。
聴いてみるとコレがハッキリ言っておもしろい。
私が若い頃にはこんな曲、もちろん演ってるバンドなんかいなかったし、そもそも「不倫」なんて言葉すらなかった。
サウンドは今風のものだが、ハード・ロック魂が根底に流れるマニッシュなものだ。
私がいつも言っている「伝統的なロックのカッコよさを今の若者の感性で料理する」的なひとつの姿を見たような気がした。
…なワケはなくて、実際のステージを紹介しよう。
会場は渋谷のWWW。
満員。
若い人ばっかり!
当日は日本テレビの取材も入る注目度の高さ!
メンバーは4人。
ボーカルのmio。
ギターはtaka。JVM410Hと1960Aを使用。またベースのShunkichiはEDENのWT800とD410XSTだ。
何しろ圧倒的にパワフルなステージ!
冒頭に紹介したシングルのタイトルになっている「民法第709条」は「不倫故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」という内容だが、曲の中では正妻と旦那の不倫相手とのバトルが発生している。
要するにシアトリカルなのだ。
Paul McCartneyなんかはストーリー性のある歌をよく作ったりするが、日本のロックはまったくダメ。フォークはかなり物語系の歌が多いけどね。
そこへいくとミオヤマザキがやっていることは「がんばれ」、「負けるな」、「ありがとう」全盛の日本の大ロック界の中にあってはかなり異質。
ものすごくいいことだと思う。
…などということは関係なしに破天荒に盛り上がる客席!
これからも独自の世界を守り通して欲しい4人組だ!
ミオヤマザキの詳しい情報はコチラ⇒ミオヤマザキOfficial Website