EROS→TEAM ACTION 【ACTION! DEBUT 30th ANNIVERSARY】<前編>
ACTION、1984年デビュー。
そして2014年末、30周年を祝うコンサートが開催された。
会場は鹿鳴館。
ロビーには衣装を中心とした様々なメモラビリアが展示された。
しかし、ほっそいナァ~。ああ、一生に一度でいいからこういう細い衣装を身につけてみたかった。
昔のステージ写真はカッコいいね。UNIT3が映える。Marshallがあるステージこそロックのステージ。今も昔も変わらない。
もちろんこの夜もMarshallがガッチリとステージを陣取った。つまり今夜も最高のロック・ステージになるということ。
EROS→がステージに上がった。
今日のコンサートは2部構成。ギタリストとドラマーが入れ替わるという演出。
ACTION二代目ドラマー、本宮ヒトシ。
そして、第1部のギタリストは原田喧太!
喧ちゃんがはじき出すソリッドなリフからドライブしまくるゴキゲンなナンバー!
向かって右が喧ちゃんのMarshall。伝家の宝刀JVM410HとMF280B。
このナイスなサウンド、絶好調やね!
2曲目は「夢みる頃すぎて」。
3曲目は『わずか1小節のラララ』から「サディスティックRanmaru」。
これまた小気味いいアップ・テンポ・ナンバー。ヨシロウさんとの長く緊密な関係が絶妙なコンビネーションを生み出す。
ん~、適度にハードで適度にポップで…このサジ加減が実においしい。
喧ちゃんも弾きまくること、弾きまくること!喧ちゃんフレーズが次から次へと飛び出してきて愉快痛快!
ここでひと呼吸おいて「悲劇へのプロローグ」。
熱のこもったギター・プレイはいつもの喧ちゃんのようでもあり、ヨシロウさんといっしょという特別な喧ちゃんのようでもあり…とても魅力的だ。
その向こうに颯爽と立ち誇り客席を見渡すヨシロウさん。第1部の名シーン!
何でも本宮さん、ヘリコプターを操縦されるとか…すごい。難しいんでしょ、アレ?
まさに宙を舞うかのような(?)パノラミックなソロで第1部の後半を彩った。
最後は「American Kiss」。
この曲の昔の映像の中のインタビューでACTIONのポリシーとして「歌謡界への侵略を目標としている」と答えているシーンを見つけた。コレ、今やって欲しいと思う。
もはや「歌謡界」というものはなくなってしまったが、もう少しすると、こういう「ロックと歌謡曲の架け橋」となるような音楽が重宝がられるようになるのではないかとニラんでいる。
というか、今テレビを見ていて出てくるバンド形態の歌手たちが行きつく先はもうどこにもないと思っていて、もしあるとすれば、ACTIONのような、海外でいえばかつてのSWEETのようなタイプのロックがそれに当たるのではないか…これしかない。第1部を見ていてそんなことを思ってしまった。
ま、いつも思っていることなんだけど。
喧ちゃんは第2部でもステージに上がった。その模様は<後編>でお伝えする。
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原田喧太の詳しい情報はコチラ⇒原田喧太Official Web Site