Guitar☆Man Disco #15
15回目のGuitar☆Man。アレレ、いつもと様子がゼンゼン違う!
このおじさん、どう見てもDeep PurpleやLed Zeppelinじゃない!ブリティッシュ・ロックに普通こういう人はいません。
…と思ったら今回はディスコ大会なのだ~!
流行ったよね~ディスコ。
映画『サタディ・ナイト・フィーバー』がキッカケなのかな?その前にブームの下地が出来上がっていて、トラボルタで大爆発!というところか…。
…と無責任な説明をしているのは、私は門外漢だったから。
『サタディ~』が大流行していた頃、私は高校生で、悪友に誘われて一度だけ新宿のディスコへ行ったことがあった。「USA」っていったっけかナァ。
こっちはKing CrimsonだのSoft Machineだの10c.c.だのUFOだのLittle FeatだのNazarethだのギンギンにロックに夢中になってた時分だからね、場違い感が半端じゃなかった。
そもそも運動神経がまったく欠落しているもんだから「踊り」自体が恥ずかしくてしょうがない。身体はワイヤーロープのように硬いし。
それにしてもこの時の「アウェイ感」たるやすさまじいモノがあったな。「山の生き物」が海へ来てしまってどうしたらいいか全くなす術がない…みたいな。
あれから結局、大学に入った後、仕方なくお付き合いで六本木の「ブルーなんとか」とかいうお店に行ったのを覚えているが、それ以降はまったく行ったことがない。結局、踊ったこともない。
チョ~ット、急に思い出しちゃたんだけど、高校の時に民間(?)の音楽サークルに参加していたことがあって(Guitar☆Manでもおなじみのギタリストさんには、35年前そこで初めてお会いした)、そこに出入りしている人がキーボードで参加していたバンドが「やまと」というグループで、「新宿ディスコナイト」というシングル盤を出していた。
これがYouTubeにアップされていた。覚えているもんだね~。見たら懐かしくて一緒に歌いながら涙が出ちゃったよ。1979年のことだそうだ。
あの頃は今と違って、レコードを出すなんて大成功もいいところだからね…。スゴイと思ったよ。みんなで応援しているウチに曲を覚えちゃったんだね。今聴いても十分スゴイわ。興味のある方はココをクリック。
ディスコの思い出っていったらコレぐらいかな~。
ちょっと待てよ…さっきから「ディスコ」、「ディスコ」って言ってるけど、最近はもしかしてこの言葉も「クラブ」という言葉に浸食されてもはや死語に近いんじゃない?
私は同じ「クラブ」でも「東京キネマ倶楽部」の方が断然落ち着くわ!
さて、Guitar☆Manのディスコ。
こちらは「ディスコ」の思い出が新たに増えるような楽しい内容だった。
当日は二部構成になっていたが、ここでは第一部の模様をレポートする。
親方!伊藤広規。
オープニングは「Pick up the Pieces」。あ、コレ、Avarage White Bandだったのね。
Marshall Blogは知らないことは知らないってチャンと言います。
もちろんAWBは知ってますよ。でもこの曲とは結びついていなかった。
このバンド、不思議とスコットランド出身なんだよね。最近のスコットランド問題も微妙だよな~。
Albert Leeみたいに「え、この人イギリス人だったの?」ということがたまにあるからおもしろい。
ちなみに…『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リーはイギリス人なんですよ。あの映画が公開された時、アメリカの男性が「オイオイ、イギリスにはこんな美人がいるのかよ!」とこぞって腰を抜かしたそうだ。
さらにちなみに、親方もヴィヴィアン・リー・ファンだそうだ。この話し、詳しくはコチラをご覧あれ!
それにしても美人も基準もずいぶん変わった。
さすがの名手ぞろい!
ノッケから濃密でノリノリのパフォーマンスが飛び出した!
ところでこの曲、Tower of Powerの「Scuib Cakes」とゴッチャになっている人は私だけでないのでは?
定番「Stayin' Alive」、「Lady Marmalade」。
そういえばナンダカンダ言って『サタディ・ナイト・フィーバー』って観てないんだよな。ついでに言えば『スター・ウォーズ』も観てない。
先に書いた通り、『サタディ・ナイト』が流行ったのは高校の時のこと。父の命令で千葉の鹿野山に座禅を組みに行かされたことがあった。「鹿野山」って、神野寺って寺が飼っていた虎が逃げ出しちゃってハラホロヒレハラになっちゃた、あの鹿野山。
そこへ外人も来ていて、『サタディ』のTシャツを着ていた私よりちょっと年上の人にこう話しかけた。
「サラディナイフィバ、ミマシタカ?」
するとその人、「ふ、ふ、ふ、ふぁいぶ!ふぁいぶ!」とと手のひらを広げながらしきりに英語で答えていた。
それを観ていて、思った「フムフム、これはなるほどみっともない!」…この時日本語で話しかけられたら日本語で返事をするもんだと悟った。
ごめんなさい。これぐらいしか思い出がないのよ。
「Lady Marmalade」はLabelleというアメリカのコーラスグループの1974年のシングル…だそうだ。2001年Christina Aruilera他が映画『ムーラン・ルージュ』の主題歌としてカバーした。
いつもはギタリストがハバをきかせているGuitar☆Manだが…
今回ばかりはボーカル陣が仕切らせてもらうぜ!…って感じの迫力のパフォーマンス。
いつものGuitar☆Manのボーカル部隊から唯一参加の浦っちゃん。
オイオイ、Nirvanaとエラク違うけど大丈夫?…とおもったらバッチリ!やっぱりいい声はどんな音楽にもマッチするんだね。さすが!
ところで今夜のディスコ・ナイトでも広規さんを後ろからバック・アップするのは…
EDEN WT-800とD410XSTのフルスタック!
信じられないくらいグルーヴする広規さんにどこまでも付いていきます!
K.C. & The Sunshine Bandのメドレー。
「Get Down Tonight」から「Shake Your Booty」、「That's the Way」。
「Shake Your Booty」はFrank Zappaファンにはメチャクチャなじみ深い。ロック史上に燦然と輝き、いまだに少しも色褪せる気配すらない世紀の名盤「Sheik Yerbouti」の元ネタだからね。(←急に力が入っちゃってスミマセン!今回ココぐらいしか頑張れるとことがない!)
広規さんもZappaズキだ。
Zappaはこの頃のディスコ・ブーム揶揄して、このアルバムに「Dancin' Fool(ダンスバカ)」という曲を、他に『Zoot Allures』というアルバムに「Disco Boy」という曲を収録した。
それほどの世界的ブームだったのだ。
「That's the Way」はハコバンをしていた時によくやった。コードが2つで単調すぎて、混乱してしまうことが時々あったっけ。
もちろんこのバンドは鉄壁の演奏で、大歓声が上がっていた。定番中の定番だもんね。
ここでゲストのうじきつよし登場!
うじきさん、張り切って暴れすぎてヅラが取れちゃった!
曲はGraham Sentral Stationの「Ain't no fun to me」。
うじきさん、久しぶりにお会いした。2011年の子供ばんどの再結成の時以来だ。
相変わらず、炎のようなパワーでビックリするほどステージ上で暴れまくる姿が印象的だった。
「Get Ready」…
今日の演目はいつものGuitar☆Manとは異質のものだが、大きな共通点がある。
それは演奏される曲たちのクォリティの高さだ。
ファッションや生活(時代)等、ディスコのブームを形成する大きな要素がいくつもあったのだろうが、こうして改めて聴いてみると、とどのつまりは曲が良さだったということがよくわかる。
演奏された曲たちは「Smoke on the Water」や「Stairway to Heaven」のように永遠に人類に歌い継がれていくことだろう。
翻ってみるに、ここ数年で未来に歌い継がれていくような名曲がうまれたか?ほとんどないでしょ?
あれだけ強引に聴かされればさすがに耳に馴染んでサビのひとつ口ずさんでしまうってもんだよ。ホント「ありのままに」しておいてもらいたいわ。
やっぱりスゴイ広規さんのグルーヴ。なんでこうなるんだろうな~。教わってできるモノじゃないことだけはわかってるんだけど…。
もうベースを聴いているだけでシ・ア・ワ・セ!
ここでまたまたスペシャル・ゲスト登場!
あでやかなダンスで大輪を添えてくれるのは東京バーレスクのみなさん!
広規さん、チョットチョット、どっち向いてんの?!
曲はこれまた定番「Can't Take my Eyes off you(君の瞳に恋してる)」!
これで盛り上がらないワケがない!
レポートはココで終わるが、ショウはこの後狂乱の第二部に突入した。
伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒伊藤広規ホームページ
Guitar☆Manの詳しい情報はコチラ⇒公式ウェブサイト