手数セッション+五星旗3rd~ツアーファイナル<後編>
コンサートは後半に入る。手数セッションの出番だ。
まずは、ほーじんさんが登場してひとワザ披露。ク~、コレコレ、タマランわ~!
先回書いた通り、今日は無礼講のファンキーさん一家のお祭りだ。誰が何をするんだかまったくわからない!
…ということでいきなり「変形手数セッション」!
人の迷惑省みず、やって来たのはファンキーさん。
相変わらず密度の濃い演奏で、テクニックのぶつかり合いを堪能させてくれる。そのサマはルール無用の真剣勝負。油断をするとバッサリやられるぞ!
ヒロアキくんはキーボードを兼務。身に付けているのは似顔絵をあしらった本人お気に入りのオリジナルTシャツ。販売もしているが、ファン・クラブに加入するともらえるよ。
「料理は格闘技だ!」とか「将棋は頭脳の格闘技だ!」とかよく言うじゃない?何でも格闘技にしちゃうヤツ。この表現は好きじゃない。「柔道は畳の上の格闘技だ!」みたいな…あ、コレは合ってるわ…。
でもね、この手数セッションの演奏だけは、コレが当てはまるね。「手数セッションは器楽演奏の格闘技だ!」って。
え、コレ前にも書いた?書いてない?
ん~、最近もの忘れが激しくてね~。それこそ「もの忘れは脳ミソとの格闘技」なのよ。只今全敗中!
人が真剣に弾いてりゃ、両側から鍵盤を持ち上げて…。(ほーじんさんが片側をつかんだ瞬間、ものスゴイ速さでファンキーさんが客席から飛び出して来た!そして、ピアノの反対側を手にして見事にほーじんさんをアシストした)
こんな感じ。ほーじんさんのうれしそうな顔!
こんなことする必要まったくないんだけど、初めて見た!それでもめげずに真剣に弾ききる進藤さんも最高に愉快だ!
フザけるところは徹底してフザける…真剣にやるところは真剣にやる!これがほーじん流!
トーク・ボックスも駆使した超絶ソロ!また、その使い方が極上!
今日も鳥肌が立った!Yesのコンサートのように各人の単独ソロも手数セッションの大きな見どころだ。
孝三さんのソロ。ここ10年チョットの間に一体何回観ただろうか?しか~し。いくら観てもまったく飽きることがない!
こんなドラム・ソロができるのは世界でも孝三さんだけだろう。
もちろんディジュリドゥ、ケロミンもバリバリに登場した。
もちろんヒロアキくんのア・カペラ・ギター・ソロも。
ほーじんさんのおかげでメンテナンスが行き届いたJMD501がパワー全開!
いつもの通り、いくつかのパートに分かれて構成されたソロ。最近は三味線まで出て来るからね。
おーっと!今度はベース!
コレがまたほーじんさんに立派に対抗できるような目の覚めるスラッピング!ちゃんと左手が逆手なところもスゴイ!
それを猛然とバックアップする孝三さんも楽しそうなのだ!
これまた今日ならではの取り合わせ…手数星旗。
このふたりはよく顔を合わせているが、違うバンドからの参加は珍しい。イヤ、八王子以外では珍しい?
アンコールではスペシャル・ゲストで二井原実がビールを片手に飛び入り出演!
オープニング・アクトを務めてくれた(ファンキーさんが2日前に知り合った)マレーシアのESTRANGEDの面々もステージに上がった。
二井原さんのひと叫びで会場のステージの雰囲気が変わっちゃう!
しかし、ESTRANGEDの連中もビックリしたろうな~。このコンサート、ヘタをすると演奏よりも笑わせている部分の方が多いんだから!ESTRANGEDも今度来日する時はすっかりコミックバンドになってたりして…。
最近は実にイヤな政治の話しばかりで気が滅入るが、こういう楽しいコンサートはそれを忘れさせてくれる。
「平和」でなければ、音楽なんて到底できないのですぞ!マーブロだって書けなくなっちゃう。
ファンキーさんが平和のシンボルに見えてきたわ!
ファンキー末吉の詳しい情報はコチラ⇒亜洲鼓王Funky末吉的家頁
今回のコンサート登場した弊社製品は、Marshall JVM210H+1960A、JMD501、そしてEDEN WT-800とD410XSTでした。
手数セッション+五星旗3rd~ツアーファイナル<前編>はコチラ