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2013年5月12日

2013年5月12日 (日)

島紀史、 ケリー・サイモン~神南の大決戦<後編>

Shige Blog  2012年5月25日 初出

ワイルドじゃないかもしれないけどヨ~、コーラの入ったペットボトルのフタを閉めてヨ~、思いっきり振って振って振ってヨ~、フタを開けてみな~!吹き出すだろ~?スゴイ勢いだろ~…それが今のコンチェルト・ムーンなんだゼ~。

と長田ちゃん言っている…かどうかはわからない。でもこの顔を見ればわかる!

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『ATTACK IF THE DOUBLE AXEMEN vol.2』レポートの後編はCONCERTO MOONの登場だ!

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冒頭に長田ちゃんが言っている(本当は言ってない)通り、信じられないくらいの勢い!

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CONCERTO MOONのライブを撮り出してからずいぶんと時間が経つ。何回ステージを経験しただろうか…。
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それでも、このバンドのパワーというか爆発力というか…何といえばよいのか、固体がいきなり気体になってしまうようなその勢いには毎回毎回驚かされる。
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ベーシストが変わっての初ツアー。さすが気心の知れた昔の仲間との演奏だ!

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CONCERTO MOONの総帥、島紀史。

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バンドで2番目に古い。ドラムの長田昌之。
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昨年9月にCONCERTO MOONの初ステージを踏んだ久世敦史。
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このツアーが久しぶりの登板となるCONCERTO MOONオリジナル・メンバーの三谷耕作。
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久世ちゃんの初ステージの時にも充分に感じたことなのだが、実にみずみずしい!オッサンぞろいのバンドにはにつかわしくない形容かもしれないが、「みずみずしい」としかいいようがないのだ。
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しばらくキーボード、ベース、ボーカル、ベースと数年の間にメンバーの出入りが何回かあった。ま、気丈なノンちゃんのこと、そんな素振りは全く見せることはなかったが、音楽的にもバンドの運営的にも苦労や心配は絶えなかったことであろう。

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それが旧友の帰還によって払拭されたのであろう、実に素晴らしいプレイの連続であった。

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それは「いつもより多く弾いてます!」とか「いつもより速く弾いてます!」とかいう類のものではなくて、「楽しさ」に裏打ちされたスーパー・プレイだったように感じた。「これだよ!オレが待っていたのは!」と心の中で叫んだに違いない。

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そんなノンちゃんと共に大いに演奏を盛り上げたのが、久世ちゃんだ。

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声量がますます増し、もう完全にCONCERTO MOONの声になった!
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このポーズが目印だ!

1曲目の「Savior Never Cry」から休みなしの大熱唱だかんね。やっぱりロックはこういう声じゃないと!
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耕作さんのCONCERTO MOONでの演奏を見るのははじめてではない。、が、今回すごく思ったのは、重さはそのままに、バンドの低域がすごくクリアになったということ。そしてドライブ感が増した。ベースの音が抜けて聴こえてくるのだ。
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現在はサポート・メンバー扱いとなっているが、私なんかはこのままずっとCONCERTO MOONの低域を支えてもらいたいと願っているのよ!
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長田ちゃん、こないだバッタリ会ったね。比較的近くに住んでいるのにまったくすれ違ったこともなかったのにね…。あれからおいしいもの食べれた?…それはヨカッタ!…という長田昌之
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今回は時間の関係で渾身のドラムソロはなかったが、濃~いドラミングを1時間のパフォーマンスにブチ込んでくれた。

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選曲は最近作『Savior Never Cry』からタイトル曲をはじめ4曲。

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合間には「Surrender」や「Inside Story」、「Take You to the Moon」、「Changing My Heart」、「From Father to Son」といったおなじみの曲がプレイされた。

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こうした旧作をなんのケレン味もなく自家薬籠中のものにしてしまうところに久世ちゃんのスゴサを感じる。

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見ての通り。すっかりといいコンビのノンちゃんと久世ちゃん。その姿は「From father to Son」だ。

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ギターをPAにこすりつけるアクションもいつより気合いが入った!

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…とまあ、約1時間。息をつくヒマもないくらいの疾走感あふれるステージだった。

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この後は、『Dos a tres caidas!~コンチェルト・ムーン 炎の三番勝負~』と銘打ったライブが開催される。また勝負だ!最初の試合が6月23日、同じ渋谷BOXXで人間椅子と…楽しみだ!

ところでメタル界はこれからスペイン語が流行るの?ヴァモス!

CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Ofiicial Site

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オラ!そしていよいよAxemanのそろい踏みだ!ギターバカ一代!いいネェ~!

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曲は「Kill the King」!このリフは盛り上がるよね~!何たってはじめて聴いたのが武道館でのホンモノの演奏だったからね。

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久世ちゃんの「でんじゃーでんじゃー」という歌声がまたいい!
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2曲目はJudas Priestの『Screaming for Vengeance』から「The Hellion~Electric Eye」だ。
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よく聴いたなぁ~、このアルバム…ってウソです。でもね、中2ぐらいの時にジューダスが出てきてラジオで「the Ripper」を聴いた時の衝撃ったらなかったのよん!
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その時の衝撃を思い出させてくれる感動的なパフォーマンス!
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素晴らしいソロの応酬!「オレが、オレが」だけではない「ゆずり合いの精神」も見受けられる完璧なバトル。これが大人のギター合戦だ!え?とてもそうには見えないって?このふたりじゃやむを得ないな!
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そして、これに戻る。

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ああ、感動的なフィナーレ!ギター愛する者どうしの心の交流。みんなギターが大好きなんだ!

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前のブログの時から一体何回書いたか皆目見当もつかないが、本当にこうした器楽をふんだんに取り入れた音楽を保護しないとマズいよ。もちろん、技術を競うだけがギターや楽器全般の喜びや楽しみでは決してないけれど、ギターを低くぶら下げて、少々歪ませてジャンジャカとコードをストラミングしているだけがギターではまったくない。ロック・ギターのもっともカッコいいところを切り捨てちゃってる!

このふたりのように弾けるようになるには、毎日10時間以上の練習を何年も積んでこなければならないだろう。普通の人間にはそんなこと出来ないのが当たり前だ。練習できることこそが「才能」だからね。

でも、こういう演奏を見て「ああカッコいいな!オレもソロ弾きてーな!」なんて思ってくれるギターキッズが出てきてくれればそれでいいのだ!

そういう意味でも実に内容の濃い、意義深いライブだった。
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(一部敬称略 2012年4月21日 渋谷BOXXにて撮影)

 

島紀史、 ケリー・サイモン~神南の大決戦<前編>

Shige Blog 2012年5月24日 初出

小さい頃「どうしてゴジラとガメラが戦わないんだろうな…やればいい勝負になるのにな」と思った人は、私だけでは決してあるまい…。

もちろん、その頃はまさか「怪獣が所属する映画会社が違うから戦わない」なんてことはまったく知らなかった。

そこへいくとハリウッドではエイリアンとプレデターを組み合わせるという暴挙に出たことがあった。「天ぷらとスイカ」あるいは「うなぎと梅干」的なあまり食い合わせがいいとは思えない企画だと思った。しかも続編まで作っちゃうのだからよっぽどネタに困っていたに違いない。

その点、音楽はいい。もちろんレコード会社の契約等の制限はあるにせよ、「見てみたい!」というドリームマッチが比較的簡単にかなうのだから。戦って街が破壊されることもないし…。

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前回、中間英明を迎えて大好評だった『ATTACK OF THE DOUBLE AXEMEN』。去る4月にこの好企画が再現された。
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今回のカードは島紀史率いるCONCERTO MOONと…

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Kelly SIMONZ率いるBAD TRIBEという組み合わせ。

それ聞いただけでギター好きにはトリハダもんだろう~?

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今回のDOUBLE AXEMENは倉敷、高知、博多、大阪、名古屋、東京と6ケ所を巡るツアーとなった。

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で、そのツアーに先駆けてPR動画を撮影しているところが、今ご覧いただいている写真だ。

かなりいい感じ?!

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格闘家らしく、「正々堂々と戦おうゼ!」と固い握手を交わしているワケではないが、このふたりが揃うと、どうも格闘技っぽくなってしまうのは恐ろしいまでの気迫がそうさせるのか?

イヤ、彼らはギター格闘家なのだ!

これは実はどうしても撮りたかった構図なの。ガメラとゴジラが握手している写真が見当たらなかったので…。

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元ネタはコレ。Thad Jones & Mel Lewis Jazz Orchestraの『Live in Tokyo』ね。ノンちゃんがメル・ルイスでケリーさんがサド・ジョーンズだ。(これについては特に意味はない)

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そしてライブ!渋谷BOXXでの千秋楽のようす。

ツアー中登板の順序を日によって変えていたそうだが、この日はKelly SIMONZ's BAD TRIBEの先攻だ。

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今回はダブル・フィーチュア・ショウということでワンマンの時のような演出は一切なし。
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ショッパナからフル・スロットルのブッ飛ばし大会!

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メンバーはおなじみベースにティム・ミラー。

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ドラムは山田陽介。

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そしてKelly SIMONZ。

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この日も、Jaw Droppingな超絶技巧で観客の度肝を抜いてくれた。

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たたみかける怒涛のハードドライビン・チューン!盛り上がるのなんのって!
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ティムは安定したプレイでBAD TRIBEサウンドを下支えする。

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流暢な関西弁を交えたMCコーナーも人気だ!
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ふたりのイキもピッタリで、お互いに自分たちがやろうとしていることを理解しているのがわかるようだ。

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ますますバンド・サウンドに溶け込んできた陽介のドラミング。
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アクションもバッチリだゼ~。かなりワイルド!

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このふたりの相性も抜群だ!

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インスト曲も人気のコーナーだ。歌の入った曲とはまた雰囲気をガラリと変えるところがまたニクイ!徹頭徹尾弾きまくる雰囲気がアリアリと出てくるのでお客さんも期待に胸をふくらませてしまうのだ!みんなどれだけギター好きなのよ~?!
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私もバンド状態のインスト・コーナーが大好き!やっぱ手に汗握っちゃうよね!実際はカメラを持っているので握れないんだけどサ。

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Kellyもファインダーをのぞくのがとても楽しいアーティストのいひとりだ。「どうやって撮ってやろうか!」とアレコレ考えるのが最高に楽しいのだ。また、こういう人って、「ああ、今あそこのライトの下に立てばいいのが撮れるのになぁ!頼むから動いてくれ!」と念じると、どうもそれが不思議と伝わるらしく、その通りに動いてくれるんだよね~。

以前のブログのライブ・レポートではモノクロ写真を多数使っていたが、もうやめ。総天然色でKellyの魅力を引き出すことに最近努めている。
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Kellyの魅力は目にも止まらない光速弾きだけではない。心を揺さぶるようにて大きく弦を揺らすビブラートで歌い上げるバラードも人気の的だ。だからバラードで大歓声が沸き起こる。
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そしてまたエンディングに向けて大スパート!
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ティムもノリノリで観客をあおる!
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1時間程度のショウではあったが様々な要素がふんだんに盛り込まれた楽しいショウであった!

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Kelly SIMONZ's BAD TRIBEの詳しい情報はコチラ⇒++Kelly SIMONZ Official Website++

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ライブはもちろんのこと、教則本、レッスン、SNSと八面六臂の活躍を続けるkelly SIMONZ。これからはどんな活動を展開するのかとても楽しみだ!

<後編>につづく
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(一部敬称略 2012年4月21日 渋谷BOXXにて撮影)

ギターマガジン6月号~ジム・マーシャル追悼文

Shige Blog 2012年5月15日初出

これまで結構多くの文章を書いてきたけど、いくらやってもうまくならないし、語彙も増えるワケでもない…子供のころから、みんなが嫌う作文の時間がそう苦痛でもなくて、ま、「ヘタの横好き」でここまでやって来たということかな。

そんなんでも、パソコンのキーボードから指を離した瞬間「ヨッシャ!」とガッツ・ポーズを取りたくなる会心の文章を書いた「つもり」になることがある。

今回、ギター・マガジンからそんな機会をいただいた。

ジム・マーシャルへの追悼文執筆のご依頼を頂戴したのだ。

ギター・マガジンへの寄稿は実はこれが初めてではなくて、2008年4月号の「フランク・ザッパ特集」でも資料を提供し、数ページの記事を担当するという僥倖に恵まれた。

しかし、今回は「追悼文」…はたして上手に書けるかどうか心配したが、書き出してみると止まらなくなってしまい、「あれも書きたい!」、「これも記録に残したい!」と内容は膨らむばかり…ボリュームを圧縮するのに苦心惨憺してしまった。

結局、推敲に推敲を重ね、涙をこらえて内容を縮めてに縮め、何とか規定の文字数に抑え込んだ。

活字にはできなかったものの、色々なことを思い出しながら書いていると、また別の涙がこみ上げてきた。

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自分なりにジムの偉業を尊敬し、別れを惜しむ納得の文章に仕上がったと思う。これもジムのパワーのなせるワザか…。

是非、ご一読あれ。

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ギターマガジン6月号の詳しい情報はコチラ⇒リットーミュージック公式ウェブサイト

(敬称略)

好評の『Relaxin' at IWAKI ALIOS』~秘蔵写真で分析する伊藤広規の魅力!

Shige Blog 2012年5月10日初出

とてもうれしい知らせが届いたよ!

5月2日にリリースした『Relaxin' at IWAKI ALIOS』がどうにも大好評なのだ!

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日本を代表するベーシスト、伊藤広規のライブ盤だ。

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やっぱり、いい加減みんないい音楽を聴きたがってるんだナァ~…と思わざるを得ない大快挙にひとりほくそ笑んでいる。だっていいもんね~。

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私はこの名作に自分の撮った写真をスリーブに使っていただき、かつライナー・ノーツを執筆させてもらう僥倖にあずかったが、その中にこんなことを書いた…広規さんは、平気でアマチュア・バンドのライブに出演してしまうような人で、根っから音楽を愛し、音楽の力を信じている人…と。
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そんな片鱗を見せてくれたのがこの今年1月のライブ。
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パワフルな演奏!Processionというバンド。
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メンバーは…

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…とご覧の皆さまには馴染みがないかもしれない。

ベースは我らが伊藤広規!気合いの入った演奏だ!
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それもそのはず、実はこのバンド、広規さんの学生時代の仲間でやってるバンドなのだ! …ってシレっと言ったけど、スゴクね?だってバンドの中に山下達郎の右腕がいるんだゼ!もちろん、お友達にとっては広規さんはその前に「お友達」なんだけど。

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キーボードもプロ。広規さんのパートナーのくり子さん。『Relaxin' at IWAKI ALIOS』の最終に収められている名曲「わたげ」の作曲者だ。

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ホントに広規さんはスゴイよ。アマチュアのステージだからといって、バカにしたりナメたりする風情など微塵も見せない!それどころか、ナンカ自分が一番楽しんでいるかのような極上のプレイなのよ!ツェッペリンの「ロックンロール」なんかを演奏したんだけど、ものすごいドライブ感!

ベースの仕事をしていて、休みの日に趣味のベース?でも、気心の知れた昔からの仲間と楽しそうに演奏する姿は、達郎さんのステージとはまた違った広規さんの魅力をアッピールしていた。

ま、もっともナニに向けてドライブしているかっていうと「打ち上げ」なんだけどね!イヤ、実際、この日の打ち上げはメッチャ楽しかった!同じく広規さんが高校時代にいっしょにバンドやっていたというお友達がもうヤケクソに強力で、腹がねじれるほど笑わせていただきました。

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ところ変わって…横浜。
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森園勝敏。

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伊藤広規。

以前から展開しているデュオ・チーム「こうもり」。あ、この名前はウソです。今勝手に思いつきで書いちゃいました!

以前から展開しているデュオ・チーム「森広規」。これ、私が昔お世話になっていた鉄工所と同じ名前なんだよね…「森工機」ていうんだけど。あ、またウソです!

本当の名前は「森園・伊藤」。ウワ!黒板の右端に書いてある「今日の日直」みたい!このストレートさがまたいいんだけどね。

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この2人、ナント誕生日が1日違い!仲いいですよね~!はるばる南阿蘇からバースデイケーキが届けられたよ!

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当然、2人の「バースデイ・ライブ」ってことになるんだけど、当日スゴイことが起こった!ナント、予定していた会場の設備に不具合が出て使用不可となり、本番直前にライブ会場を同じ横浜の「YCC」に変更したのよ!出演者も、スタッフも、お客さんもみんなで引っ越し!私も子供の頃からずいぶんライブに通っているけど、こんなのははじめてだな。よかったぜ~、会場が東京ドームじゃなくて!

そんなことぐらいで文句を言ったりする人なんかひとりもいなくてね…実にいい雰囲気なのですよ!

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それもこれも、この2人の演奏が素晴らしいからなの!

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曲はブルースをブルースを中心にいつも2人が演奏しているシブいスタンダード集。張り合うワケでもなく、かといってダレるワケでもなく、2人の音楽を愛でる気持ちがにじみ出てくるような深~いパフォーマンスなのだ。いくら聴いてもまったく飽きることがない!

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お客さんも、鋭くもあたたかい2人の演奏を舐めるようにして味わう。いいね、こういうライブは。

アレ、今気がついたけど、ここって天井が船みたいになってるんだ?!
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ここでも広規さんのドライブ感!ドラムがいらないくらいにグイグイと音楽引っ張っていく!

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私が思うに、広規さんのベースってトリッキーで派手なことを実はやっているんだけど、それを感じさせないところがあるのね。ただのリズム楽器ではなくて、「音楽を作るベース」とでも言うのかな?やることすべてがその音楽にカチッと組み込まれていく。決して出しゃばらないけど、ものすごい存在感!結果、目立ってる!みたいな。いるじゃないそういうベース弾く人って。

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でも、この赤いジャケットは充分に派手だ!え?何で「赤」かって?イエイエぜんぜんまだですよ!
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森さん、実は先月体調を崩されましてね。大変心配しましたが、今はお元気になられました。森さんにもしものことがあったらどうしよう?!日本のギターはどうしたらいいんだ?!

森さんは日本のギター界の宝なのだから…気をつけていただかないと困ります、ウン。また極上のフレーズでシブ~くブルースをキメる森さんを味わいに行こう!皆さんも必ず、必ずライブを観てくださいね。がんばれ森さん!

この日はゲストでマリさんも2曲歌ってくださり、2人のお誕生日に素敵な花を添えてくれた。

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伊藤広規の詳しい情報はコチラ⇒伊藤広規オフィシャル・ウェブサイト

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『Relaxin' at IWAKI ALIOS』はレコミンツ他、ディスク・ユニオン、タワーレコード、HMV等の大手CDストア他の店舗、並びに各種通販でお買い求めいただけます。

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伊藤広規のベースの魅力をこのアルバムで十二分にお楽しみあれ!

そうそう!今年もいわきの「街かどコンサート」への出演が決定したんだって!またこの5人の奇跡の演奏の再演がのぞめるかも?! 楽しみ!

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(一部敬称略 2012年1月29日 浅草KURAWOOD、2月19日 横浜YCCにて撮影)