Marshallスナック~Bromley 750登場!
先日はMarshallのジンを紹介した。
おかげさまでお酒好きのミュージシャンの皆さまには「飲みたい!飲みたい!」と目下大騒ぎをして頂いております。
そして、今回コレ…Marshallの焼酎。
「ナンダナンダ、ビール、ジンと来て今度は焼酎か?Marshallは酒浸りだな~」なんて思わないでね。
記事を読んで行くウチに状況がわかるから!外箱には「Marshallスナック」のラベルが貼付されている。
「スナック」というと枕詞が「場末」というのが相場になっている。
「場末のスナック」…と聞くと、私の場合ナゼか能登の「珠洲」を連想してしまう。
珠洲へは昔の仕事で富山に赴任していた時に一度行ったぐらいだったのだが、どこかで耳にした「珠洲あたりの場末のスナック」という風なことを言った人がいて、多分それが強烈な印象を私に与えたのだと思う。さて、ココは歌舞伎町。
能登とは何の関係もない江戸の昔から栄える甲州街道の最初の宿場「内藤新宿」だ。
でもよっぽどの用がない限り私は新宿には近寄らない…特に夜。
今回9時に歌舞伎町のド真ん中に赴き、その猛烈な人出にビックリ仰天!
そもそも駐車場の料金が昼間より20:00以降の方が高いだなんて全く知らなかった。
そんな歌舞伎町にある「王城ビル」。
コレはまたずいぶんとビンテージな建物だナァ。
これまでに何度か前を通ったような気はすれど、目に留めたことは一度もなかった。調べてみると東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)に落成したそうだ。
ナンダ、私より2歳も年下でやがんの。
こういう古い建物を残すのはとても良いことですよ。
地震が多いとはいえ、日本人はみんブッ壊しちゃから。
「100年経てばどの建物も名物になる」と言った建築家がいた。
昔、機械や薬剤の力を借りずにハンドメイドで建てた鉄筋コンクリートのビルは100年経っても全くビクともしないが、今のコンクリートで作ったビルは40~50年しかもたないのが普通だそうだ。
そこへいくと良質な素材でチャンと造った木造の建物は、手入れさえ怠らなければ100年でも200年でも平気でもつという。
それは古刹の数々を見れば一目瞭然のこと。
昔の人は本当にスゴかった。その入り口の両側に飾ってあるのは…
「Party Anywhere」と題字を入れた見紛うことなきMarshall製品の額。
そしてビルの側面にも…
その額の絵柄と同じ巨大な幕が…よく見えない!
何でも隣の神社がお祭りで、それに備えてデカいテントを張っちゃったんだって!
コレは残念至極!今日はご招待を頂いてコチラにお邪魔しま~す。
受付でスタッフのパスを受け取る。
「スナックのスタッフ」ということは…バーテンダーってことか?
シャカシャカって一度やってみたかったんだ!中に入るとこんな感じ。
ズラリとスナックが並んだ新小岩駅近くの裏路地みたいな…。通路にはこんな酒樽が飾ってある。
自動販売機に入っているタバコの銘柄がスゴい。
「エコー」に「わかば」、「ロングホープ」ときたもんだ。
どれも吸ったことはなかったけど懐かしいね。通路を進んでいくと…お、左側に「Marshallスナック」の看板が出て来たぞ。
右側に「スナックMarshall」。
コレが「スナックMarshall」…といっても張りぼてだけどね。
マッカランの12年物が注がれたグラスを傾けているジムに会えそうな気がして思わずドアを開けようとしたわ。このMarshallスナックの前にある記念写真を撮るためのスペースで来客の皆さんにご挨拶をしているのはMarshall Groupの日本と韓国のマーケティング・マネージャーを務める「飯村一誠」。
お客さんはメディアの方々。今日の「Marshallスナック」と銘打ったイベントは翌日に発売開始となるMarshallのパーティ向けのスピーカー「Bromley(ブロムリ―)750」の発表の場なのだ。
コレがそのBromley 750。だから入り口にこんなデカデカとした看板が立っていたのです。
一誠がこの日の主旨や段取り並びに館内の説明をする。
このビルの3階まで使った壮大な企画は、ゲストの皆さんによるパフォーマンスも存分に詰め込んだ。
夜の10時にスタートして翌朝の5時にお開き。
スナックだから。入り口からの通路に立っていたスナックの看板にある店名はこの日のパフォーマーの皆さんのお名前になっていたのです。
「COLDIE」…「CFn macik」
「N2」、「DJ CELL」
「YOUNG COCO」などなど。
この新商品の発表イベントは世界で開催されていて、各地のイメージを象徴するような造作にしているのだそうだ。
そこで日本は「スナック」。
いいね~。
「銭湯」なんかでもヨカッタかも知れないね。さて2階へ上がる。
Marshallの暖簾をくぐって…チィ~ス。
2階はもうひとつの「スナックMARSHALL」。ダーツやら…
各種ゲームが並んでいて…
カラオケのコーナーも設置されている。
そして部屋の真ん中には「Bromley 750」を展示。
一誠が詳しく商品を説明する。
Bromleyは「パーティ・スピーカー」の名の通り、リビング・ルームから屋外のパーティまであらゆるシーンに応じて音楽の場を提供するパワード・スピーカー。
最大40時間の連続再生と独自の全方位サウンドがウリ。
もちろんラウドであることは言うまでもない。
それにリッケンバッカーのギターみたいに音に合わせてチカチカするライトも大きな特長だ。2×10"ウーファー
2×5.25"ミッドレンジドライバー
2×1"ツイーター
2x0.8"ツイーター
のスピーカーが搭載されていて、それを…
2×100W(ウーファー)
2×50W(ミッドレンジ)
4×50W(ツイーター)
のパワーアンプで鳴らすという。
これだけで相当な「スゴイ感」があるね。コントロール部はシンプルでとても使いやすい。
Bromleyは使用する場面に応じて「Dynamic」と「Loud」という2つのサウンドのモードを選ぶことができる。
室内で使う際にはDynamicモード、屋外ではLoudモードを選択し、音の明瞭さと力強さをそれぞれ自由に調節して使用する。
実際に音を聴かせてもらうと…クリアで芯のあるサウンドは快感そのもの!
背面にはマイクや楽器のインプット・ジャックを付いていてBromleyで鳴らすことができる。
我々ギター・アンプ・サイドの人間から見ると、「ASシリーズの逆」みたいなイメージと言えばわかりやすいかも?上に書いたようにスピーカーがこれだけ載っていれば当然重い…約24kgというからセメント1袋分(25kg)だ。
でも大丈夫。
頑丈なキャリーがついていてどこへ行くにもゴロゴロと転がして行ける。お客さんの質問に丁寧に答える一誠。
ところでMarshallのスピーカーはいつもイギリスの地名を商品の名前に当てていて、今回の「Bromley」も例外ではない。
「ブロムリ―」というのは「Greater London(グレーター・ロンドン)」と呼ばれるロンドンの中心の行政区の南東に位置する町で、『タイムマシン』や『宇宙戦争』等の著名なSF作品を書いたH.G.ウェルズの生誕地だ。
ところで、この一連の商品名にMarshallの地元の「Bletchley」がないことに気づき、大分前に関係者にそのワケを尋ねたことがあった。
何でも「Bletchley(ブレッチリー)」という固有名詞は同じ英語圏でも一部の国の人々にとってとても発音がしにくいから…というのがその理由だった。
「ブレッチリー」…日本はイケるぞ! さて、今度は3階へ移動して来た。
天井から吊り下がったたくさんのMarshall提灯。
3階は「MAIN STAGE」と称したイベントのためのスペースだ。
♪ヨォヨォ、ココでBROMLEYを使ったDJやラップのパフォーマンスが披露されるヨォ。さあ、10時を過ぎてお客さんが続々と集まり始めたよ~。
2階のスナックMARSHALLも盛り上がって来た!
Bromleyのカラオケ・コーナーでは早速マイクを握る人が…。
ビックリしたんだけど、歌っていたのはラップのカラオケなんだよ。
今、こんなのがあるのね~。コチラは「Gliiico」というバンドをやっている私のお友達。
私がよく行く本所吾妻橋の居酒屋の常連だったという話しを聞いた時は思わずノケぞった!アチコチで色んな音を出していて室内はもうグワングワン!
海外のお客さんも多く、こういうところで英語を聴き取るのはホントにキツイ!3階の様子を見に行ってみると、コチラもとてもいい雰囲気になって来た!
ターンテーブルを回しているのはAJUCHAN。
1階にはチャンとAJUCHANの看板が出ている。
言っておきますが、Marshallは1970年代の初頭にはもうディスコで使用するターンテーブルを作っていたんですよ。
恐るべしジム・マーシャル!
このステージでは夜中の1時からラップの皆さんが登場してBROMLEY 750の発売を盛り上げてくれた
…といってもヨォヨォ、いつも10時過ぎには床に入っている私のこと、そんな時間までは到底起きていられないので11:30頃には会場を後にしたんだヨォ。外へ出て見ると入り口にはいつの間にかスゴイ人!
まるで帰宅時間のロンドンのパブみたいだ。冒頭でお見せした八丈島の麦で作ったMarshallの焼酎はこの日の記念のために来場者に謹呈した記念品だった…というワケです。
BROMLEY 750の詳しい情報はコチラ⇒Marshall.com