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2020年2月 1日 (土)

【Marshall GALA2】vol.4:Kelly SIMONZ Co. with GENKI

 

6_marshall_gala_2_logo2_2 『Marshall GALA2』の3番手はKellyさん。
後でビデオを見て思い出したんだけど、Kellyさんのお名前を呼びあげる時、私ずいぶんフェルマータしていたのね?
イヤ、確かココはそういう風にしよう…と予めキメていたんだ。
リズム隊の2人を紹介した後、こうやった。
「死ぬほど弾いて頂きましょう!ケリ~~~~~~~~~~~~~~~~~~、サイモン!」

9 ココも元々キメてあった。
「Kellyさん、GALAのステージではまずドアタマにア・カペラで煙が出るほど弾きまくちゃってください」
「了解です」
なんのためらいも迷いもなく引き受けたKellyさんが愉快で頼もしい。

20vそして約束通り「煙」どころか「炎」が出るほど弾きまくってくれた。

10 Marshallのイベントととなると腕自慢のギタリストがゾロゾロ出て来てゲップが出るほどギターを聴かされてしまう…どうしてもこういう内容になりがちなのね。
Marshallだからそれもおかしくないし、それこそが本分であったりもするんだけど、いくらギター好きでも4時間半もそれをやられた日にはゲンナリしちゃうよね。
『Marshall GALA』の台本を書く時に大いに注意していることのひとつはこの部分なのです。
Marshallはギター・アンプだけど楽器ジャン?
楽器は音楽を作るための道具ジャン?
それならいくらギター・アンプ・ブランのコンサートでも「音楽ファースト」にしたいジャン?
それを実践しているつもりなんだけど、ココだけは一本槍でやろうとキメていた。

30それを見事に演じてくれたのが…Kelly SIMONZ!

40vまずはトリオで演奏。

50ベースはBLIND FAITHの盟友、KAZ。

60vそして、ドラムスはNATALドラマーである石川達也にお願いした。

70v「Kellyさん、バンドの名前をどうしますか?」
今回はドラマーが達也くんということで普段とは異なるチーム名をKellyさんに考えて頂いた。
キチンとしているKellyさんのこと、数日後にチャンと連絡があって、「Kelly SIMONZ Co.(ケリー・サイモン・カンパニー)にしましょう」ということに相成った。
80そのKelly SIMONZ Co.の1曲目はKellyさんの人気曲「Future Destination」。

90vア・カペラの炎のソロのテンションをそのままトリオ演奏に盛り込んだ!

100vどこかにも書いたけど、実はキネマ倶楽部さんをご紹介頂いたのはKellyさんでしてね。
またKellyさんには私が撮るライブ写真をお気に召して頂いて、もう長いこと撮影させて頂いているのね。
そんな関係もあって、東京キネマ倶楽部のステージに立つKellyさんは私にはとってもおなじみなんだけど、この時はMarshallのコンサートということで、やっぱりチョット雰囲気が違うね。
KellyさんのMarshallへの愛情が込められた演奏…私にはそう見えたよ。

11 演奏の内容自体はいつも通り。
イヤ、持ち時間が長くない分、完全試合を達成せんとする9回裏に直球だけで勝負に臨むピッチャーのような気迫がスゴかった。
ホントはそんなピッチャーに会ったことはないけど。
でも絶対スゴイ迫力じゃん?

12 KAZさんのテクニカルなベース・ソロ!

110そのKelly剛速球を受け止める2人の演奏も希薄に満ち溢れたモノだった。

120vそしてエンディングでは…オオっと!Kellyさんもサオ回しダァァァ!
ね、気合いが入ってるでしょ?…いつもそうだけど。
スゴイ歓声だった!

13 「ありがとうございます!いつもはMCが長いんですけど、今日は時間がないのですぐ演ります!」
ゴメンなさいね~。
Marshall GALAのモットーのひとつは「しゃべりより演奏」ですので…Kellyさんはチャンとその辺りを理解してくださった。
そこで、すぐにスペシャル・ゲストをご紹介。
Kelly SIMONS Co, with GENKIのGENKIさんだ!

130vKellyさんとGENKIさんはこの日が初共演。
キネマ倶楽部さんのはからいで実現したのだが、やっぱり大きな話題になりましたナァ。
Marshall=イギリスということでLed Zeppelinナンバーを演奏して頂いた。

140まずは「Since I've Been Loving You」。

180_wllMarshall GALA史上…といってもまだ2回しかやっていないが…はじめてのZeppelinナンバー。
165事前に「ストラトキャスターで演っちゃうもんね」的な宣言もあったKellyさん。
全然OK!
190v前回のGALAではルーク篁さんと共演。
そして今回はGENKIさんとKellyさんの初共演にジョン・ボーナム役で参加。
売れっ子です。
ヨカッタね~、NATALを使ってて!
イエイエ、いつもムリをお願いしてスミマセン!

160vMarshall GALA唯一のバラード。
コレってMoby Grapeの「Never」が元曲だって言われているんですってネェ?
こっちの方がケタ違いにカッコいいんですけど。
イヤ、私はMoby Grapeが苦手なもんですから。
Jefferson AirplaneとかDeadとか…どうにも近寄りがたい。
やっぱりイギリスなんだナァ、私は。

170名曲の名フレーズをジックリ弾きこむKellyさん。

200そして、GENKIさんの歌声に触発されて爆発!

150vそしてもう1曲は「Whole Lotta Love」。

210Led Zeppelinをコピーしたことがほとんどない、というKellyさん。
やはり、この日この曲を始めて人前で演奏したのだそうだ。

S41a0092そのKellyさんを完璧にバックアップしたリズム隊も最高にゴキゲンだった!

220v

230vそういえば、ステージから2階の客席を見ると、社長夫人のEllieは、頭を揺らして一緒に歌いながら演奏を楽しんでいたナァ。
そうだよナァ、コレはEllieたちの国の音楽だもんね~。
コレをリアルタイムで、しかもLed Zeppelinの現場で体験しているんだもん、羨ましいよナァ。

240
そしてKellyさんはレスポールだろうが、ストラトだろうが…はたまたツェッペリンだろうがパープルだろうが…でもそんなのカンケーねェ!
生粋のKelly節で思いっきりやってくれた!

Dsc_3714 GENKIさんの素晴らしい熱唱とKelly SIMONZ Co.のド迫力の演奏。
コレまたGALA史に残る名演だった!
キネマ倶楽部さん、ありがとうございました!

245GENKIさんはこの後に他のお仕事があったので早々にキネマ倶楽部を離れた。
「GENKI has just left the building」ってヤツ。
そこでひっさしぶりにKellyさんと舞台でトーク。
…というのは、カレコレもう8年ぐらいになるのかな?
私が前の会社を辞める直前ぐらいに渋谷の楽器店でKellyさんにMarshallのクリニックのデモンストレーターをお願いしたことがありましてね。
2人でしゃべりまくったな~。
今回はそれ以来のこと。

250しっかし、よくしゃべるな~。
何かこのインタビューの文字お越しをしようと思ったんだけど、しゃべりすぎ!
しかも、ほとんど内容なし!
最高だぜ!…と思っていたら、Kellyさんスイマセン。
ビデオを見て実にイヤな気分になったのは…ハイ、完全にわたしがしゃべりすぎてますな。
でもサ、久しぶりで楽しかったんだもん!

260こんな時はいつも冷静なKAZさんに逃げよう。
EDENについてコメントを頂戴した。
「EDENのサウンドはとてもクリアでロックにとてもよくマッチします。Kellyさんのギター・サウンドはとてもヌケがいいので普通のベース・アンプだと負けてしまって聞こえなくなっちゃうんですよ。でも皆さん…今日は聞こえましたでしょうか?」
「超バッチリ聞こえました!」代わりの大きな拍手頂きました!
KAZさんありがとう!

270音楽活動20周年を迎え、数か月前に同じステージで演奏したマーク・ボールズとの活動も決まって周辺がますますにぎやかなKellyさん。
今月もこういう企画で盛り上がってます。
「来年の抱負を大いに語る」か…コリャ徹底的にしゃべりそうだな。
オモシロそうだ。

Fc_2そして、今年も『船上のフェリークリスマス』。
上は私が撮った写真。
Kellyさん、このポーズがお気に入りなのね?

Fc_1  
Marshallをお供にいつでもどこでもガツンと弾きまくり続けてくださ~い!
 
Kelly SIMONZの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ official website

280<つづく>
 

200   
(一部敬称略 2019年11月9日 東京キネマ倶楽部にて撮影)