MURO FESTIVAL 2017 <後編>~MAGIC OF LiFE
さて、昨日のレポートに記した通り、今年のMURO FESTIVALは従来とは場所を変えての開催となった。
下の写真は昨年までの開催地となっていた「東京晴海客船ターミナル」。
MUROフェスには過去に数回お邪魔させてもらっているが、何しろ「暑い!」という印象が強いわ~。
代わって今年のMUROフェスの会場はお台場。
暑いのを十分覚悟の上で出かけたんだけど…ハラ?
昨日も書いが、かなり蒸し暑いにしろ比較的薄曇りで、「死ぬほど暑い!」ということはほぼなかった。
助かるわ~。
遠くに臨む東京ビッグサイト。
今回の会場も海辺の景観が心地よい。
私が子供の頃はこの周辺は全部海だった。
徳川家康が東京湾の埋め立てを始めて以来、まだ埋め立て続けているんだからスゴイ。
会場のロケーションが変わっても、たくさんの人と若モノの熱気はまったく変わりない。
ステージ・トラックが2台セットされているのもいつも通り。
立体的だった晴海の会場もおもしろかったけど、こうしてシンプルに一面に広がる会場もいいね。
何と言っても階段の上り下りをしないので助かる。
最近はヒザが…。
2つのトラック・ステージの他にも会場の奥に張られたテント内にもうひとつステージが設けられ、常時たくさんの人でにぎわっていた。
この中はさすがに暑いぞ。入らなかったけど…。
場内はステージにかぶりついている子、ノンビリとヒイキのバンドの出番を待つ子、フェス特有の光景。
ホントにカンカン照りでなくてヨカッタ。
エエイ!蒸し暑いのぐらいガマンしろい!
今度、こういうの真冬にやったらどうなの?
涼しくていいぞ~。
どんなに飲んだって酔っぱらわないし。
ところがね、コレは観る方ではなくて、演る方に問題が起きてしまってできないんじゃないかしら?
寒くて演奏ができない恐れがあるの。
私、25年ぐらい前に妙高高原で、毎年開催される「スキー供養」というイベントにバンドで呼ばれて、ギターを弾いたことがあった。
気温は氷点下。
現場は酒どころの新潟。
しかし、いくら日本酒をあおったところで芯から冷えた身体は一向に温まらない。
もう指がかじかんじゃってロクに動かないし、シンガーの「ズズズ」という鼻水をすする音をマイクが拾ってしまう。
ドラマーだって厚着をしているので、動きがやたら鈍くなってしまうのだ。
それでも目の前で不要になったスキー板をゴーゴーと燃やす光景はなかなかのものだった。
どう、冬に開催する「氷室フェス」って?
翔太朗くんもNATAL。
メイプルのキット。美しいフィニッシュはシー・スパークル。
オープ二ングは「はじまりの日々」。
先週リリースしたニューアルバム『Niemeyer』からのチョイス。
ん~、いい曲だ!
アタマの「♪はじまりはいつの日も」の2小節のメロディでガッとつかまれること必至。
いい曲ってそんなもんだ。
イントロから暴れまくる翔太朗くんのドラム。
この疾走感がタマらないね~。
間奏の後のバックのスネアのプレイはスゴイよ。
それとね、エンディングがいいんだよ。
やさしく魅力的なメロディを竹を割ったようなアレンジで聴かせるMOLの新しいキラー・チューンだ。
続けて演奏されるドライビング・チューン。
2曲目とは思えない盛り上がりよう!
この曲でも疾駆する翔太朗くんのドラミングが気持ちいい~!
NATALの音もバッチリだ!
これまた盛り上がること必至の「呼吸」。
翔太朗くんも「♪オッオッオッ!」。
コレも好きな曲。
「呼吸」というタイトルがどうも曲に結びつかない所がまたいい。
私の場合、「呼吸」を聴くとThe Darknessの「Givin' Up」という曲を思い出してしまうことはお許しいただきたい。
「楽しんでますか?MUROフェス好きですか?」
ココで高津戸さんのMC。
「オレらがやって来たことは何ひとつ間違えてなかったと思っています。純粋でみんな音楽でつながってる。
『奇跡』なんて軽々しく言いたくないけど、コレも奇跡だよね。人生が『素晴らしい』と思える瞬間がある」
そして…
「かけがえのない一日にしましょう!『命の魔法』という意味で『MAGIC OF LiFE』です!」
そして、最後は『Niemeyer』から1曲。
「線香花火」をジックリとプレイしてステージを降りた。
コレがニューアルバム、『Niemeyer』。
「Niemeyer」ってなんだろう。Music MeyerはドイツのMarshallの輸入販売代理店なんだけどね。
調べてみると、「オスカー・ニーマイヤー」というブラジルの高名な建築家がいるようだけど…まさかネェ。
今度、翔太朗くんに会った時に教えてもらおう。
今度会うのはいつだったっかな~…っと、9月24日。
渋谷のQuattroだな。
そうMAGIC OF LiFEはこの渋谷Quattroを皮切りに全国8か所を巡るレコ発ツアーに出る。
楽しみだ!
皆さん、MOLの音楽と共にNATALサウンドも十分に味わって来て!
MAGIC OF LiFEの詳しい情報はコチラ⇒official web site
<<<NATAL NEWS>>>
NATALのドラム・キットが叩けるスタジオ、高田馬場のバズーカスタジオに新しい仲間が増えました。
それは14" x 6.5"のスチール・スネア・ドラム。
コレね。
見た瞬間、「オオ~!」っと声を出したくなるようなたたずまい。
実にゴージャスじゃあ~りませんか!
普通のスチールとは異なりチョット黒味がかっている。
パーツはすべて「ブラッシュト・ニッケル(Brushed Nickel)」という仕様。
新型のスネア・スロー(Snare Throw)の感触も実にいい感じ。
カ~!
居合わせたドラマーにチョット叩いてもらったんだけど、何たる音ヌケ!そして深い!
こりゃアンサンブルの中でもクッキリ音像が浮かび上がってくるのは間違いないな。
自分がドラマーだったら欲しいわ~。
1965年創業のNATAL(ナタール)はMarshallのドラム・ブランドです。
★上記のスネア・ドラムだけでなく、NATALドラムは高田馬場バズーカスタジオでお試しになれます。バーチ、メイプル、そしてアッシュのキットの他、各種スネアドラムも用意しています。
ドラマーの皆さん「NATALの部屋」ご指名でお出かけください。
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(一部敬称略 2017年7月23日 台場MURO FESTIVAL 2017特設会場にて撮影)