【号外】 NAMM 2015速報!<仕込み中!~その2>
今日も東京は寒いですな~!
昨日NAMM速報をアップしたところ、勘違いされているのか、最後まで読んでいないのか、私がアナハイムに行っているとお思いになられ、「楽しんで!」的なメッセージをいくつか頂戴しました。
ありがとうございます!
でもね、東京にいるんですよ~!
現地から写真を送っているのは私ではなくてこの人。
アメリカ人のフォトグラファー、Matt Yorkだ。
Marshallの50周年イベントの時、イギリスで一緒になって以来の知り合い。
先日発売された『アンプ大名鑑[Marshall編]』のフォト・クレジットでやたらと見かける「MATT YORK」とはこの人のこと。
腕利きのフォトグラファーで、この人のライブ写真なんかを見ると「あ~!この手があったか!」的な刺激を受けたりする。
その写真はリスペクト感溢れるアーティスト主体の写真で、最近よく見かける観客が主体の日本のライブ写真とは一線を画するものだ。だから、私は彼の写真がスキ。考え方やライブ・パフォーマンスの受け取り方が似通っているからであろう。そう、私はミュージック・ライフ誌のグラビア写真を穴の空く程ほど見て育ったのだ。
したがってMattは仲良くしてもらっている友人にして、私の写真のグルのうちのひとりということになる。
興味のある人は彼のウェブサイトを見てみて!⇒York Imaging
Thanks for your generous cooperation, Matt-san!
着々と進むブースの設営。
え、行っていなくてもわかるのかって?
わかるわかる、NAMMでの経験は少ないけど、コレより展示品の多いフランクフルトの展示会で散々やったからね~。
搬入はまだいいのよ。
まだ疲れていないし、お構いなしに展示品をケースや段ボールから引っ張り出して設計図通り並べればいいんだから。それに何と言ってもみんな元気でお祭り気分だ。雰囲気が明るい。
その代り、撤収は地獄よ。
数日間、昼間立ちっぱなしだったのと雑音で疲れ切ったところへ、この重い展示品をいちいちシリアル・ナンバーを確認して元入っていた箱に戻すんだからヤケクソにめんどくさい。
数時間前まで大勢の人でゴッタ返していた会場の雰囲気はスッカリ「祭りの後」で活気がないし、作業が終わったよそのスタンドはトットと帰ってしまってやたら殺風景で寂しいし…。
あ~、こんなん見ただけで腰が痛くなっちゃうね。コンボは辛い。
展示品のセットだけが仕事じゃないからね。専門の業者が入ってみんなそれぞれの仕事に没頭している。
そういえば、昔、フランクフルトでこうした造作の製作を担当している人たちをMarshallの連中が「carpenter」と呼んでいるのを知って何だかおかしかった。海外でも「大工さ~ん」とやってるワケ。
それと、よくアイテムを同じ仲間でひとかたまりにして、バラバラに独立して展示させているのを見かけるでしょう?わかるかな?
我々はああいう状態を「島」って呼ぶでしょ。「JVMの島」とか「Vintageの島」とか…。
アレ、英語でも「island」って言うんだよね。同じなの。
こういうのは実際に向こうの連中に混ぜてもらわないと知ることのない単語なんだよね。
一生懸命積んでます!
コンボを持ち上げているのはRyan。手前はTommy。
ふたりともアメリカの担当者だ。