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2013年5月20日 (月)

Dos a tres caids!~CONCERTO MOON 炎の三番勝負~<vs. 人間椅子:後編>

Shige Blog 2012年7月10日初出

続いての登場はお待ちかねの人間椅子!

ギターの和嶋さんとは昨年末、ベーシストの山本征史さんのイベントの時に「和嶋工務店」として島紀史氏や三宅庸介氏とともにご一緒させていただいたが、人間椅子を見るのは今回がはじめて。もちろんテレビでは昔からチョクチョク拝見してはいたが…。楽しみにしていた。

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ショウがスタート!オワ~、カッチョいい!
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へヴィなリフに乗った独特の世界観がタ、タマラン!
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和嶋さんのギターの音がまたスゴイ!前回ご一緒した時は「自分のキャビネットじゃないので音がいつもと違う」とおっしゃっていたが、なるほどコリャすさまじい!
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昨日も出したけど、もっかい。向かって右のセットが和嶋さんのマーシャル。ヘッドは1987。キャビネットは1960TV。そうなんですよ、この1960TVはユニットがCelestionのG12M-25。いわゆるGreenback。ビンテージ・サウンドのイメージが強いが、使いようによってはものすごく凶暴な音を出してくれる。何年か前に「Blood Red Shoose」というデュオ・バンドの女性ギタリストがDSL50と1960TVを組み合わせて使っていたが、あれもドスのきいたものスゴイ音だった。(1960TVは入力が100Wしかないので使い方に気をつけてね!)

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そう!ノンちゃんも絶賛の和嶋さんのサウンドは実にドスがきいている。SGとの組み合わせの手本のようなサウンドだ。SGとマーシャルといえばアンガス・ヤング?ザッパ?それともザル・クレミンソン?(この人はグラスゴー出身だ。やっぱこないだ行けばよかったナ、Glasgow)それとも和嶋慎治?…というぐらい自己を確立したサウンドだ!

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ベースは鈴木研一。ねずみ小僧での格好をしてイカ天に登場したのは衝撃だったな。ナレーターが「日本文学との融合!そうか、こんなやり方があったのか?!」とか言ってたような気がするが、格好や題材もさることながら、やっぱり70年代サウンドをしっかりと踏襲した音楽に魅力を感じたね。ブラック・サバスとかよく形容されているようだけど、私にはアリス・クーパーとかそれこそセンセーショナル・アレックス・ハーベイ・バンドとかを感じる。Budgieのカバーの映像なんかも残っていますよね?いいナァ~。

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そして鈴木さんは出家された。しかし、その誇り高きサウンドはナニも変わっていない!

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ドラムはナカジマノブ。タイトでへヴィなドラミングが人間椅子サウンドにベストマッチだ!

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和嶋さん、CONCERTO MOONを指して「あの人たちの楽屋から聴こえてくるのはプロレスかディープ・パープルの話しばっかり!しばらくディープ・パープルの話しをしていたかと思うとプロレスの話しになる。でまた、しばらくするとディープ・パープルの話しをしてる」

いやはや、まったく和嶋さんのおっしゃる通り!特にノンちゃんと耕作さんがスゴイ。このふたり、今回のリハで3日間いっしょにいたらしいんだけど、3日間を通じて7割がたディープ・パープルの話しだったらしい。

そして、和嶋さんが続ける…「まったく、ニック・シンパーだのロッド・エヴァンスだの…誰も知らんつーの!」

和嶋さんゴメンナサイ!ニック・シンパーの話しを出したの私なんです!ナゼかというと、以前にレポートした「ジムマーシャルの生涯を祝う会」にニック・シンパーが来ていたんですよ。それを話したのです。彼と認識できる人は会場におらず、例え「ディープ・パープルの初代ベーシストだってば!」と説明を受けても「ロジャー・グローバーじゃないの?」ってなことになってしまう。そんな時は「シーッ!本人に聞こえちゃうよ!」なんてことになる。

あ、ここはディープ・パープルの「Hush!(シーッ!)」にひっかけております。ウマイ!初期のヒット曲ね。これこそニック・シンパーがベースじゃん。

ってな具合で和嶋さんのMCがまた愉快!
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また楽しみがひとつ増えた!
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人間椅子の詳しい情報はコチラ⇒人間椅子オフィシャルサイト

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さてアンコール。人間椅子が1曲プレイ、そして和嶋さんの呼び込みでCONCERTO MOONのメンバーが加わる。
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人間協奏曲(またはムーン・チェア)は人間椅子の3人にノンちゃんと久世ちゃんという布陣。

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「なんだい、コンチェルト・ムーンってバンドはMCがウケないとピックを投げられるのかい?」、「いえ、あれピックじゃなくて二銭銅貨なんですよ(こんなことは言っていません)」なんてなごやかムード。それだけにこれからの爆発ぶりが楽しみだ!

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そして、ジャージャ、ジャージャ、ジャージャージャージャージャジャジャと必殺の名曲がスタート!おわかりですよね?!
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大正解!「Speed King」!結局、ディープ・パープル!
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それにしても何とピッタリコンとした選曲!
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上手のふたりに負けずにこっちもきれいにまとまってる!

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何物にも替え難いパープル・チューン!燃えまくるノンちゃん!
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全員が一丸となった鬼気迫る熱演!
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間奏では和嶋さんがジョン・ロードのフレーズを、ノンちゃんがリッチーのフレーズを再現して会場を大いに沸かせた。

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ギター・バトルもハンパじゃない!

歯弾き…
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背弾き…
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暴れ…
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ブギュ~ン、ギュイーン、ピック・スクラッチ合戦!

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「ナ~ナナナナ~」のところ。気持ち良さそう!

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こっちも気持ちよさそうだ!

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インヤ~、素晴らしい演奏でした~。おもしろかった~。
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楽屋でパチリ!お疲れさまでした~!

さて、「三番勝負」の第2試合の相手はEARTHSHAKERだ!8月26日、場所は同じくここ渋谷BOXX。奇跡の対決をお見逃しなく!

CONCERTO MOONの詳しい情報はコチラ⇒CONCERTO MOON Official Site
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(一部敬称略 2012年6月23日 渋谷BOXXにて撮影)