SHOW-YA、QUATTROで大暴れ! <前編>
どうしても新年のはじめの方は前年に掲載しきれなかったライブ・レポートが年またぎになってしまいますな。
今日のSHOW-YAは昨年の11月23日の渋谷クアトロのライブ。SHOW-YAの2012年最後のライブだ。
満員すぎる!マジでアリの子一匹入るスキマもありゃせん!スゲェな、SHOW-YA。
2012年はSHOW-YAにとって充実した1年だった。22年ぶりのニュー・アルバム『Genuine Diamond』を発表。今春開催される『NAONのYAON』の布石となるシリーズ・イベント『NAONのBATTLE』も成功、何度か敢行したツアーも評判を呼んだ。
私は東京公演をすべて観た。そして、夢中になってシャッターを切った。
それらのショウは「ベテランのスゴさ」という部分ももちろんたくさんあった。でも、それよりも回を重ねるごとに激しく、そして、研ぎ澄まされていく彼女たちのパフォーマンスには、成功が約束された新人バンドが持つ、まるで銃身から飛び出した瞬間の銃弾のような勢いを感じた。
それにしてもパンパンだ~。ヘタをすると、ミキサーさんが卓へたどり着けないかも!というぐらい。しかも、開演前からものすごい熱気だ!
この後、ステージの前まで行くのに地獄の苦しみでしたぜ!モミにモマれてカメラのフードを落っこどしてしまった。周辺のお客さま、せっかくお楽しみのところ前を横切ってしまってスミマセンでした。この場をお借りしてご協力に深く御礼申し上げます。そして、落としたカメラのフードをキープしておいていただいたお客さまありがとうございました!
苦心惨憺して撮った写真…いい気になって選んでいたらものスゴイ量になってしまった!…ということで2本立てでお送りさせてチョーダイ!
やっとステージ前までたどり着いたゾ!本年最後のライブ…やっぱり気合がスゴイ!いつも通りなんだけどね。
ん~、これまで何回メンバーのみなさんのお名前をタイプしたかわからんが、ウチのPCはスゴイよ。「なかむら」と打ってから「みき」を変換すると「美紀」が出るし、「いがらし」とくれば「美貴」、そして「つのだ」と打つと「美喜」と変換される。SHOW-YAシグネチャーPCなのだ!
今日もsun-goさんは極厚のギター・サウンドだよ~、マーシャルだから!
ヘッドはJVM410H…いつもの。
おなじみのオープニングSE「移民の歌」に導かれショウはスタート。今回は最初から最後まで飾り気のない直球連続のストレートなロック・ショウだった。今のSHOW-YAにはなんのギミックの必要もないのだ!
昨年はSHOW-YA以外にも恵子さんのステージに接する機会があったが、どれも明るく楽しくド迫力のかたまりだった。本当にショウマンシップに長けた人だ。
この日も緩急急急急急自在(ぐらいかな?)なパフォーマンスは圧巻だった!
sun-goさんも記念すべきお誕生日を終えたばかりで大ハッスル!
リフにソロにバッキングにマーシャル・サウンド炸裂!こんな音出ないよ、普通…。
元々の会場の温度も高かったんだろうけど、ステージと観客の熱気に包まれて暑いのなんのって!今回はたまたま水分を持たないでプレス・ピットに入ったもんだからサァ大変!脱水症状になるかと思った!ってぐらい盛り上がったよ~!
以前、やっぱりパンパンになったライブで、プレス・ピットに入ったはいいけど、おなかが痛くなっちゃったことがあった。上演中でまさかお客さんをかき分けてトイレに行くこともできないし、かといってこのままだとおなかが痛くてステージに集中できなくなりそうだし、泣きたくなった。え?どうしたかって?気合です。気合と持ち前のプロ根性(そんなの自分にあったのか?)で乗り切りました。精神力で痛みを克服したんですな。
でも今回はマジで「こりゃヤバい!」と思って、どこかのMCのタイミングで階下に水を取りに行った。
プレイにアクションに存在感抜群のさとさん。
ド迫力のSHOW-YAの低音は健在。特にこの日は強力だった!
「チョット~、そこ見えないんじゃないの~?」…クアトロには大きな柱が客席にあって、位置によっては死角でステージの一部がまったく見えなくなってしまう。恵子さんがそれを心配して、mittanとキャプテンが見えないお客さんにMCで大サービス。
mittanの爆笑MC!特段面白いことをしゃべっているワケではないのにとにかく面白い!うらやましい!
キャプテンも可愛くご挨拶!
今回もバッチリとシンフォニックなキーボード・ソロが挟まれて大活躍!
やっぱりキャプテンの鍵盤サウンドなくしてはSHOW-YAサウンドは成り立たない!
今日はいつもとちょっと違う展開でしょう。後編はmittanからだよ。
<後編>につづく
(一部敬称略 2012年11月23日 渋谷QUATTROにて撮影)