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2026年5月25日 (月)

金属恵比須~猟奇爛漫FEST vol.8 <後編>

第8回目を迎えた金属恵比須の『猟奇爛漫FEST』のレポート<後編>。10_400ヨシダさんが一旦ステージを離れてドラムスが後藤マスヒロにスイッチ。
マスヒロさんは金属恵比須の「終身名誉ドラマー」だ。
「こんばんは。よろしくお願いします。
ブラックだからね…時短営業させてもらっています」20v「実はさっき赤いシャツに着替えたんだけど、ステージを見たら思いっきり赤い人がいて、衣装が被ってしまうので慌ててコレに着替えたんですよ!」
マスヒロさんが着ようとしていた衣装が真っ赤だったということね。
この後、マスヒロさんがナニを着てステージに上がろうとしていたかはアンコールの時に自ら披露した。30「『新府城』~『武田家滅亡』~『天目山』と、今日初めてライブでツイン・ドラムで演奏しました。
ヴァイオリンを入れたのは香珀自らの提案でした。
若手も活かさなきゃね!」40v「若手にドンドン活躍してもらうといいですよね。
中年が疲れ気味になっていますから」50v「では次は後藤マスヒロ作曲の『Van Who』…」と高木さんが曲を紹介するとマスヒロさんが「バンカラ風来坊」と曲名の解釈を付け加えた。
すると高木さんが「そうなんですか?本当の意味は『#$%&`*+%$'#』ですよね?」とマスヒロさんのとは異なるタイトルの由来を口にしたところでマスヒロさんが慌ててストップをかけた。
「Van Who」の正しい解釈はまた別の機会に…。60高木さんがMarshallに向かってフィードバックさせるところから曲はスタート。70v高木さんの愛用のMarshallは「1959SLP」と「1960A」。80vそして右腕を高く上げ、ピート・タウンゼンドのように大きく旋回させて弦をハジいた。
「ウィンドミル奏法」と呼ばれているヤツ。
あ!なるほどネェ~。「Van Who」とはそういうことか!90胸のすくようなストレートなハード・ロック・ナンバー。100今日のところはまだ歌詞が出来ていないので稲益さんは再び「♪ラララ」。110その合間を縫ってマスヒロさんのフィルがシャープに切り込んで来る!120vマスヒロさんのドラム・キットはNATALの「Cafe Racer」。
シェルの素材は「チューリップ・ウッド」。13010"、12"、14"、18"という小ぶりのキット。
でもマスヒロさんが叩くと音はデカイわ、よくヌケるわの大迫力で何ともいい気持ち!140おお!なるほど、なるほど!
そう言われてみると音幅が広いロクロウくんのベースも「アレ」だわ。
150vギター・ソロも曲調にふさわしくバリバリと超ハードにまとめ上げた。160v曲の後半では香珀ちゃんのシンセサイザーが活躍。
コレは「ジャイアント〇〇」の「〇〇」の部分のイメージかな?←コレじゃナンのことかわかりませんよね?170さすがマスヒロさん、この曲ではハイハットを叩かなかった!
フ~、パンチの効いた1曲が会場の雰囲気をより一層盛り上げた。180ココでヒョンなことからマスヒロさんの「なんちゃってオジさん」の説明コーナーに。
「昭和のネタですね?」
稲益さんはご存知なかったそうだ。
チョット年配の人を指してよく「昭和の人だナァ」みたいなことを言うけど、「過ごした時間」ということになると実は多くの人が「平成の人」なんだよね。
例えば私は昭和37年の生まれなんだけど、昭和を過ごした時間は27年。
一方、平成を過ごした時間は31年…平成の方が長い。
私の場合、ポテトチップスの食べ過ぎが原因で令和31年まで生きている可能性は低いだろうから、一番長く付き合った元号は「平成」ということになるでしょう。
だから計算すれば「昭和の時代を一番長く生きた人」というのは昭和33年以前に生まれた今年で68歳以上になる皆さんなんだよ。
私が人生を終える時は、今厳重に控えているポテトチップスを棺桶に入れてもらおうと思っている。
パッケージの色は問わないが、化学調味料無添加のヤツをお願いします。190vココでヨシダさんがステージに戻って本格的なツイン・ドラムのフォーマットに。
曲は「八つ墓明神」。
映画『八つ墓村』に出て来る神社をモチーフに、2つのドラムスをフィーチュアするために高木さんが作ったインストゥルメンタル・ナンバーだ。
ホントにおスキですな~、八つ墓村…。2002人のスリリングなドラミングが壮大なイントロを引き継ぐ。
210そして分厚いオルガン・サウンドを中心にバンド・アンサンブルが展開する。
ピアノ、オルガン、メロトロン、シンセサイザー、ヴァイオリンを操った香珀ちゃん。
今回、どの曲においても彼女のプレイが金属恵比須の音楽に立体的な厚みを与える大変重要な要素であることを強く感じた。220稲益さんが入れるチャンチキの合いの手が大変にカッコいい!
ナゼかPFMの「Via Lumiere」という曲に出て来るヴァイオリンを思い出してしまった。230ボトルネックでテーマ・メロディを奏でる高木さん。240vそして期待通り2人のドラムスをフィーチュアするパートに突入!250v 
280v時にアンサンブルで、時にバトル・スタイルで…2652人のドラマーの魅力が爆発した!260 270曲は妖しくも美しいピアノの調べに引き継がれる。118a0052さらに高木さんが弾くアルペジオに導かれて…310爆発的なアンサンブルが展開し、曲はクライマックスを迎えた。
こうして「八つ墓明神」がその荘厳な全貌を明らかしたのであった。320「皆さん、今日はいいモノを観たでしょう?
みんなの厄払いも出来たんじゃないですか?」
ホント、ホント!330v「この曲も次のアルバムに収録する予定です。
ちゃんとツイン・ドラムでやろかと思っています」
ココでメンバーの皆さんの告知コーナーがあってショウは本編最後のセクションに突入する。340v『シン武田家滅亡』収録の「罪つくりなひと」。
高木さんのリフで組み立てるミディアム・テンポのヘヴィ・チューン。350vグバ~っと入って来るメロトロンのサウンドがタマりませんな。
人はナゼこの音色に魅せられるのだろう?370v稲益さんの「♪さよなら」の繰り返しが耳に残る。360そして本編最後は期待を裏切らない「猟奇爛漫」。380v「♪猟奇爛漫、猟奇爛漫!」390ロクロウくんの容赦ないブリブリ・ベースが迫りくる!400v香珀ちゃんのメロトロンとディレイを深くかけた高木さんのソロから2人で「ディシプリン・トリック」。410…か~ら~の~壮絶なバンド・アンサンブル!
コレがあるからプロッグ・ロックは止められない!420そしていつもの「猟奇爛漫体操」に移るんだけど、今日は演奏を一旦止めて高木さんからのアナウンスとなった。
「今日はどうもありがとうございました!
初めてのお客さんもいらっしゃいますので『猟奇爛漫体操』を説明しようかと思ったんですが、面倒なので生成AIに説明してもらうことにしましょう」という新企画。430一斉にお客さんが各自のスマホで「猟奇爛漫体操とはナンぞや?」を調べて高木さんがそのAIの回答を読み上げた。
珍回答もあるにはあったが、内容を正しくかつ詳細に説明したモノもあって無事解決。
驚いた…イヤ、その回答の内容に驚いたのではなくて、高木さんが「それは『Geminiですか?』とか『それともチャッピー?』」みたいなことを客さんに尋ねるワケ。
すると…
驚きの「その1」は、チャットGPTってヤツにいくつも種類があるとは全く知らなんだ。
驚きの「その2」はお客さんの多くがごく普通にそういうのモノを使っていらっしゃるということ。
しららば…私もイッパツ「Marshall Blogとはナンぞや?」とチャットGPTに尋ねてみた。
へへへ、照れるナァ。
若干の事実誤認はあるものの、どれを見てもすごくいいことを書いてくれているぜ。
チャットっていいヤツだったんだな。
というのは、ナンてことはない、チャットのヤツがMarshall Blogの意義を一番理解してくれているじゃないか!
ゼヒ皆さんも一度「Marshall Blogとはどういうモノですか?」とか「もしMarshall Blogが終わってしまったらどうなりますか?」とチャットに相談してみてください。
高木さん、ありがとう!おかげでまたヤル気が出て来ましたゾ。440v体操の仕方をチャットが詳しく教えてくれたところでイザ本番!
「♪猟奇爛漫、猟奇爛漫」
450「♪キミのおウチのお風呂のお湯になりたい」460v盛り上がりに盛り上がって…
猟奇爛漫ッ!008a0336 そして高木さんが〆のルーティンをこなして本編終了。490v本編終了と同時に大きなアンコールの声が客席から湧き上がる。
メンバーが登場するまでチョットひと言。
さっきのチャットGPTね。
Marshall Blogのことをどれで調べてもやたらとホメてくれていて、はじめのウチはとても気分をよくしていたのだが、コリャいくらなんでもホメ過ぎではないのか?と怪訝に思いこう尋ねてみた。
「このチャットGPTというのは尋ねられたことに対して批判的な回答はしないのですか?」
すると答えはこうだった。
「はい。いいことだけを書くようにしています」
だって。
道理でおかしいと思った。
調べてみると、予てよりこの「ホメ過ぎ」が問題になっていて、アメリカではコレがかなり危険視されていることをタイミングよくテレビのニュースで知った。
ちょっとガッカリ…。
でもMarshall Blogの説明に関しては結構私の意志を代弁してくれているとは思ったよ。
やっぱり基本は「物事は先哲が残してくれた書物で調べましょう」ということか。
ありがとう金田一!あ、コレは「耕助」じゃないくて「京助」の方ね。
さ、アンコール。
まずはロクロウくんと香珀ちゃんが登場。500「若者組がしゃべっていなさすぎるのでナニかしゃべって来なさいって。
ナニか私たちに質問はありませんか?」
ということで「好きなベーシストは?」と訊かれ「クリス・スクワイアとジョン・ウェットン」と答えたロクロウくん。
古いナァ~、いいナァ~。
私はスティーヴ・ハウと少ししゃべったことはあるけど、残念ながらクリス・スクワイアは観たことすらないんだよナァ。
ジョン・ウェットンはブライアン・フェリーのバックとUKの時に観たことが今となっては小さな自慢。
ロックが楽しくてどうしようもなかったお年頃の時の話。
また、ロクロウくんが好きな金属恵比須の曲を問われて「光の雪」と答えた。
まだ演奏したことはないそうだ。510v「私は去年ココで演った『阿修羅のごとく』が好きです」
「祟りじゃ~!」の時の香珀ちゃんの奏法に関する質問も飛び出した。520v次にドラマーの2人が加わる。
ヨシダさんは今日の感想を訊かれ「緊張して四肢がつってしまった」とか…。
ゼンゼンそうには見えませんな。530本当は本編の時に着ようと思っていた赤い服に身を包んだマスヒロさん。
「今日最後のチャンスだと思って…せっかく稲益が作ってくれたコレの着納めをしたいと思います」540と、稲益さんの力作を披露。550「調べてみると還暦の時はこの赤い装束を何回着てもよいということなのでまた着ました」
「お似合いですね」と香珀ちゃん。560v「今日は思い切ったことをしてみようと考えて、メチャクチャ小さいドラム・セットを使ってみました。
いつも使っているNATALなんですが、小さくてもすごくいい音をしていました」
マスヒロさん、ご紹介ありがとうございます!570そして稲益さんと高木さんもステージに上がった。580もう一度バンド・スコアをご紹介。
表紙のデザインは稲益さんが担当されたそうだ。590そしていよいよアンコールの演奏に取り掛かる。
取り上げた1曲は「イタコ」。6001人1人の個性を存分に発揮して新しい陣容による金属恵比須の音世界を創りあげた6人!610 620 630v 650v 655v 660v大歓声に包まれながら『猟奇爛漫 vol.8』終了!670「ありがとうございました!」
 
金属恵比須の詳しい情報はコチラ⇒金属恵比須Official Web680終演後の物販は「超」がいくつも付く大盛況だった!690<おしまい> 
 200(一部敬称略 2026年4月18日 吉祥寺シルバーエレファントにて撮影)