D_Drive~フロア・ライブ vol.10 [DAY2]<第1部>
ご存知の方はご存知の通り、基本的にMarshall Blogは週に3回、平日の1日おきに更新している。
例外はあるにしても月に12本公開している計算。
世間ではコレを「頻繁」と言うのかどうかはわからない。
仮に頻繁に更新をしているとしても「久しぶりの」という枕詞を付けて書き出さないと気が済まない記事が少なくない。
ナンだってこんなに「久しぶり」が多いんだろう?
しょっちゅう登場してもらっているような気がするバンドでも「エエ!こんなに久しぶりだったっけ?」となってしまうのは、自分の加齢による「時の流れの早さ」によるものなのか?
「子供の頃に比べると時の経つ速度は3倍になる」と言われているようだからね。
そして、今日もまた「久しぶり」なんですよ…それはD_Driveのフロア・ライブ。
そんなビックリするほど久しぶりではないだろう?…と思って「マー索くん」で調べてみたら、前回は2023年10月28日のことだった。
ビックリしたわ~!
コレがその時のようす。
一方、コレは今回のステージのようす。
アンプ類がステージの上にセットされている。
つまりステージの上で演奏するつもり。
それじゃ「フロア」じゃないじゃん?…と訝しむ向きもあろうが、この事情は後ほど。
今回の屋台村のようす。
ナンだこりゃ?
見慣れないアイテムがあるぞ。
新しい出囃子に包まれて登場したD_Driveの4人。
今日は「TSURUGI-剣-」から。
Seiji
Yuki
Toshi
Chiiko
まずは景気よく、そして勇ましくオープニング曲をブチかました!
すぐさまSeijiさんのディレイ・トリックを使った人工シーケンサーが鳴り出す。
もちろんこの曲は「The Last Revenge」だ。
Yukiちゃんが弾くおなじみのリフに…
早くもフロアは大エキサイト!
スリリングなギター・アンサンブルもバッチリとキマった!
「久しぶり」なんてことは全く感じさせない。
そんなギターの音を出しているのはもちろんMarshall。
Seijiさんはビンテージ仕様の「JVM410H」と「1960B」。
Yukiちゃんも当然Marshall。
2人ともデジタルのペダルを使ってはいるが「リターン挿し」なんてことはしない。
Yukiちゃんはトレードマークの「ブルー・ローズ」仕様の「JVM410H」と「1960B」。
「The Last Revenge」もスカっと走り抜けてツカミは完璧!
「皆さんこんにちは、D_Driveです!ありがとうございます!
昨日に引き続きまして『フロア・ライブ vol.10』の2日目です。
たくさんのご来場ありがとうございます!」
SeijiさんとYukiちゃんで今回の事情を説明。
元々はD_Driveがフロアで演奏するから「フロア・ライブ」なのだが、冒頭でチョコっと触れた通り、今回はステージに上がって演奏している。
理由は簡単。
お客さんが多すぎてD_Driveがフロアで演奏するスペースが確保できなかったのです。
2日間ともそれほどの大盛会だった。
「こうして無事にステージに上がることができました。
皆さんにお越し頂いたおかげです。
それともうひとつの『フロア・ライブ』の特徴は、実際に楽器の生の音を聴いて頂くというコンセプトです。
座っている位置によっては聞こえてくる音が違いますが、一緒にスタジオにいるような感覚で楽しんで頂けたらと思います」
「そうなんです。
ご覧の通りドラムスやアンプにマイクを立てていません。
だからモニターもないんですよ。
今日も座布団を持参された方はいらっしゃいますか?」
物販で座布団を作ろうかと考えています」
「今日も」ということは、1日目に座布団持参のお客さんがいらっしゃったのかな?
続いてのセクションはSeijiさん必殺のシンプルなリフでスタートする「Attraction 4D」。
いいリフってのは必ずシンプルに出来ているんだよ。
そしてリフですべてが決まる…と、言った「シェル・タルミー」は正しかった。
しかし、時代がそれを変えてしまったのは全く愚かなことだ。
シェル・タルミーはThe WhoやThe Kinksの大ヒット曲をプロデュースした人ね。
Chiikoちゃんのフィルが鋭く切り込んでくる。
ChiikoちゃんはNATAL(NATAL)。
以前のフロア・ライブの時にはツイン・バスドラムのフル・セットを組んでいたが、今日はシングル・バスドラムのキット。
ステージのスペースに余裕がないから仕方ない。
そのドラムスに絡みついて壮絶なロック・グルーヴを押し出すToshiくん。
Toshiくんのバックライン。
このEDENのキャビネットってのはホントに音がいいね。
D_Driveのキラー・チューンのひとつだけあって聴かせどころもテンコ盛りの1曲。
矢継ぎ早にYukiちゃんが「Wings」でファンク・ストラミングをお見舞いする。
ファンクっぽく…
そしてヘヴィ・ロックっぽく…
ノリノリのステージが繰り広げられ、客席の熱気もドンドン上昇して行った~!
「ありがとうございます!
昨日はライブが終わった後、D_DriveRの皆さんは楽しそうにしていらっしゃいましたね~。
あのカドっこの中華は有名なんですかね?」
とStrage界隈のローカルな話題が飛び出す。
「横浜はいいですよね。
神戸にも中華街があるので似ていますし…小さいですけど。
私たちは色々なところへ行くんですが、なかなかユックリすることができないんですよね。
次のライブは大阪ですが…おいしいモノもたくさんあるので是非ユックリと来て頂けたらと思います。
さて、今日の前半も残すところあと3曲」
「エエ~!」の反応はお約束だけど、本当にアッという間なのよ。
「いつもD_Driveのライブは早いと言われるんですよ!」
「大阪のおいしいモノ」といえば。
昔、大阪に出張した時に初めて知ったんだけど…「肉吸い」。
古~いお店で食べたんだけど、アレは難波の方だったかな?関東の人はほとんどご存知ないでしょう?
要するに「肉うどんのうどん抜き」のこと。
つまり「肉の吸い物」ということなのでしょう。
関西方面ならではのいいダシが出ていて、卵がけごはんと組み合わせて頂く。
コレがすこぶるウマい!
「東京にも肉吸いのお店があればいいのにナァ」と思わざるを得ない。
で、数週間前に神奈川の逗子へ行って驚いた。
「ざくろ」といううどん屋で肉吸いを出していたのだ!
多分、私が関東で「肉吸い」という文字を目にしたのはこの時が初めてのことだと思う。
第1部を締めくくる3つの曲の最初はグッと原点に帰って「Runaway Boy」。
Chiikoちゃんのストレートなドラミングと…
Toshiくんの図太い低音がウネリを挙げて突き進む。
そのゴキゲンなリズムにギター・チームが印象的なメロディを乗せていく。
続いてSeijiさんが感情を込めて奏でる哀愁のメロディ。
Chiikoちゃんが重量感溢れるフィルを入れれば梅のかぐわしい香りがプンプン。
名曲「U_Me」は様々な表情を見せながらその豊かな音楽の実を熟していった。
「キマったゼ~!」
「世の中は桜の歌ばかりで梅の歌がない」と思ってSeijiさんは「U_Me」を作ったワケだが、奈良・平安の頃は桜より梅の歌(もちろん短歌ね)の方が多かったんだってよ。
関東で有名な梅の名所といえばひとつは水戸の「偕楽園」。
とても水戸までは行かれないので、代りに同じ水戸藩の「小石川後楽園」の紅白の梅をどうぞ。
第1部を締めくくったのは「Unkind Rain」。
コレは珍しいパターン。
今度はYukiちゃんが情念のギターをタップリと聴かせてくれる。
Toshiくんの深遠なベース・ソロもこの曲の大きな聴きどころ。
クライマックスに向けて曲の温度がグイグイと上がっていって…
第1部終了。
ホントにアッという間なのよ。
曲を知っているせいもあるからなんだろうけど、D_Driveのステージはいつも予定より早く終わっちゃう感じがするんだよね。
小学生の時にテレビで『タイガーマスク』を見ていた時のようだ。
D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive official website
<第2部>につづく
(一部敬称略 2026年3月15日 新横浜Strageにて撮影)