NK. VALVE MANIACS <後編>~ D_Drive
『NK. VALVE MANIACS』の<後編>。
イベントのトリを務めたのはD_Drive。
上の表示の通りこの日は3つのバンドが出演していて、それぞれのバンドのファンや友人が来場していた。
で、トップで登場したマカキンカルテットのお客さん数人が帰ろうとしているので、イベントのトリを観ないで帰ってしまうのもどうかと思い、引き留めてみた。
「え、帰っちゃうの?D_Driveを観ないなんてモッタイないよ!」
するとその女性のお客さんたちは…
「そんなにいいんですか?Dr. Driveって?」
「チガウチガウ、Dr.Driveはガソリン・スタンドにあるヤツだってば!こういうヤツでしょ?
そうじゃなくて『ディードライブ』!
大文字のDにハイフンじゃなくてアンダーバー、DriveはDだけ大文字」
「あ、ゴメンなさい!でも、そんなにいいんですか?『ビードライブ』って?」
「だから『ディードライブ』だってば!」
するとその場にいたウチの家内が横から…「そうよ!カッコいいわよ~、『ジードライブ』は観て行かないと絶対に損よ!」
「チョット!アナタまでナニ言ってんの!」
「それじゃ、観て行きます、『ジェイドライブ』」
「だ~か~ら~!」
…と、かなり盛っているけど、帰ろうとする何人かのお客さんにD_Driveを観て行くように薦め、実際に残って観て行ってもらうことになったのは本当の話。
さて、どうなるか…。
いつもの通りSEが流れる中メンバーが登場。
珍しい…1曲目が「Drive in the Starry Night」だ。
「Drive in the Starry Night」はYukiちゃんの作品。
1曲目でこのフォーメーションは何か新鮮だな。
最近はオープニングにかつては選ばれなかった意外な曲を持ってくることがチョクチョクある。
D_Driveの曲はどの曲も個性的なのでナニをやっても与えるインパクトはマキシマムなのだ。
続いては「M16」。
Marshallフル・スタックを背中にゴキゲンのSeijiさん。
自分だけ三段積み!
ヘッドはいつものDSL100EC。それに1960AXとBX。
「M16」と言えばコレ。
今日もサオ・チーム2人の掛け合いがスリリングだ!
「皆さんこんばんは!D_Driveです!今日は私たちが最後ということですけど、楽しくいきましょう!」…とあいさつをしたYukiちゃん。
ところがペダル機材のトラブルでMCを中断。
そして、代わりを務めたのがToshiくん。
「ベースのToshiyukiです。毎度毎度ムチャ振りでMCをやらせて頂いております。各メンバーにトラブルが続いて次はボクの番じゃないかとヒヤヒヤしているんですけど…」
この日、Seijiさんもアタマっから機材のトラブルに見舞われたのだ。
何とか機材を復活させて取り組んだのは「Runaway Boy」。
D_Driveがシリーズでやっている『居酒屋でぃ~どらいぶ』のファン参加セッション・コーナーでも取り上げられることが多い人気曲。
私のD_Driveはココから始まった。
フロント陣を猛然とプッシュするChiikoちゃんのドラムス。
SEでつないでそのまま「The Last Revenge」。
Marshallの三段積みをバックにこうして立っている姿を見ると、Seijiさんはかなりデカい。
やっぱりこの曲はいいね、ドラマチックで。
何回も書くけど「居酒屋甲子園」でこの曲を選手入場に選んだ方のセンスはなかなかのモノだ。
今日もEDENのWT-800をヘッドにセット。
キャビネットはD210XSTとD410XSTのワン・ハーフ。
「どうもありがとう!スミマセ~ン、時間がかかっちゃって!」というのは機材復旧に要した時間のこと。
「機材も緊張するんですかね?直りませんでした…引き続きガンバリます!」
Yukiちゃんの大好きな「ドラゴン・ボール」の仮想テーマ・ソング。
「オラ、ゲキリン!」っていうやつね…?
YukiちゃんもいつものMarshall。
TSL100と1960Aね。
聴くたびに深さが増す…そんな曲ってあるでしょ。
「濃くなる」っていうのかな?
ダメな曲は聴かされれば聴かされるほど薄くなっちゃうんだよね。
チョット脱線するけど、今、私はレナード・バーンスタインの1956年のブロードウェイ・ミュージカル『Candide』に挿入されている「I'm Easily Assimirated」という曲に夢中になってる。
10月ぐらいから、本当に毎日3回以上聴いてる…Spotifyでね。
それでもまだゼンゼン飽きないどころか、ますますメロディが好きになってる。
そういう曲ってあるんですわ。ほう、コレも珍しい。
あのSeijiさんのコーナーがないとわかっていて聴くと、なんかエラクまじめな曲に聞こえるナァ。
ま、それでも4人が一体となって汗を飛ばしまくる大騒ぎナンバーの代表として、盛り上がる1曲であることは間違いない!
本編の最後は「Screw Driver」で締めくくったよ。
滅多にないことなのでSeijiさんと三段積みのツーショットをもう1枚載せておこう。
「時間が押した上にアンコールまで頂いちゃって、ありがとうございます!」
私が観ている限りの最近では久しぶりに「Russian Roulette」。
やっぱこの曲もいいね。
細かいところまで作り込んであるのが好き。
おなじみのSeijiさんのルーレット・ポーズも久しぶりだ。
1発でいいのに、シリンダーに銃弾を3発入れて反乱を起こし、ベトコンのアジトから脱出を図ろうとするマイケルをイメージして作ったパート…私の中ではそうことになっている。
映画『ディア・ハンター』の話ね。
こないだホーチミンへ行ったでしょう?昔のサイゴンね。
もうね、街を歩いても、高速道路からジャングルを見渡しても、最初のウチはこの『ディア・ハンター』のマイケル(ロバート・デ・ニーロ)やニック(クリストファー・ウォーケン)の顔しか浮かんで来なかった!
でも、撮影したのはタイだったんだよね。
Yukiちゃんに合わせてみんなで手拍子!
さほど長い時間ではなかったけど、D_Driveの魅力をアッピールする魅力的なセットリストだった。
え、帰るのを引き留めたお客さんはどうなったかって?
それがね~、うれしいことに「感動しました!」、「帰らなくてヨカッタ!」、「また観たいです!」、「引き留めてくれてありがとうございました!」
最後に「ホント、ピードライブ最高!」
だ~か~ら~!
ガッチリ新しいファンを獲得したD_Driveなのであった!明日、19日は吉祥寺のシルバーエレファントで開催される『SOUL OF ROCK vol.37』でお会いしましょう。
出演はD_Driveをはじめ、新メンバーで臨むStrange,Beautiful and Loud、TAGAWA他。
コリャ絶好のマーブロ・ネタじゃあ~りませんか!
楽しみ!
O_Driveじゃない、D_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive OFFICIAL WEBSITE