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2020年4月30日 (木)

曾我泰久 Special Birthday LIVE~I'm 57 ROCK YOU <後編>

05_2楽しい時間が過ぎるのは早いものございまして~…ヤッチンの57回目のお誕生日コンサートもココから後半。

10ギターを降ろして歌に集中した曲は「再見(ツァイチェン)」。

20_tc現在では入手しづらくなっている曾我泰久の過去の作品のコンピレーション・アルバム『SONG(S) COLLECTION 1990-2020 vol.2』からの1曲。
全曲リマスタリング済み。
しかし、この「再見」だけは音源化を期待するたくさんのファンからの要望に応え新規にレコーディングされた。

11_sc2中国風メロディとアレンジがヤッチンの声にピッタリ!
コレはいい~。
ファンからの要望が多かったというのも十分うなずける。
こういう「蘇州夜曲」とか「夜来香」のようなやさしいメロディの中国風の曲はグッとくるね…「蘇州夜曲」は服部良一の作だけど。

コレで驚いたのが昭和18年の高峰三枝子のヒット曲「南の花嫁さん」。
山下達郎さんのベースを40年以上にわたって担当している伊藤広規さんが、自身のプロジェクトのCDにこの曲を収録した。
私は広規さんのCDのライナーノーツを何作か書かせて頂いており、光栄にもそのプロジェクトのCDのライナーノーツも担当させて頂くことになった。
この曲を知らなかったんだけど、歌詞も曲も可愛くてスッカリ気に入ってしまった。
ライナーノーツを執筆するにあたり、曲について調べていてビックリした。
この曲って、中国の曲だったのです。
 
背景についてはわからなかったが、昭和18年(1934年)と言えば、日本軍がガダルカナルから敗走したり、よもや暗号が連合軍に筒抜けになっていたとは気づかず、待ち伏せされた山本五十六海軍大将が戦死したり、年末には徴兵年齢が引き下げられて満19歳となったり、すでに敗戦ムードが色濃く漂う危険な国情をこうした明るく楽しい曲でゴマかそうとしていたことは間違いない。
「音楽」ってそううことにも使われるんですよ。
それは別に…この時代の曲ってスゴいメロディがたくさんあるんだよね。
月並みだけど、インドネシアのクロンチョンの代表曲「ブンガワン・ソロ」なんて素晴らしいもんね。
そうだ!ヤッチンなんか「ブンガワン・ソロ」をカバーしたらすごく声が合いそうだ。
聴いてみたい。

S41a0290 そういえば、昨年の秋、生まれて初めて中国(上海)へ行ったんだけど、向こうの一般の人がテコでも英語を話さないことを知って驚いた。
「ワン、ツー、スリー」や「サンキュー」すら言わない。
漢字のスタイルが違うので筆談も全くできない。
だからこっちも「謝謝」とか「再見」みたいな誰でも知っている中国語も一切言わないでおいた。
あ、英語は自分の母国語じゃなかったわ!

ヤッチンに丁寧に寄り添うのは野津永恒。
40_st続けて同アルバムからのバラード「Stay」。

50このセクションではSources大活躍。
いつヴァイオリン入れるの?
今でしょ!…みたいな。
ゴメンナサイ、流行は押さえておくタイプなものですから。
 
第1ヴァイオリン、加賀谷綾太郎。

60第2ヴァイオリン、日高隼人。
 
今日は脱線の多いスタートでゴメンナサイ。
先日バーンスタインの「Candide Overture」という大好きな曲をビデオで見ていたら、第1ヴァイオリンが弾いているのかとばっかり思っていたパートを第2ヴァイオリンが弾いているのを発見してビックリした(驚いてばっかり)。
両方のセクションが存在してオーケストラは成立するのでした。

70ヤッチンのコンサ―トの見せ場のひとつ、「歌い込みコーナー」。
今回も客席の皆さん、まばたきひとつせず、ヤッチンの熱唱に見入り、そして聴き入っていた。

80ジャケットを脱ぎ捨て、再びギターを手にしたヤッチン。
ココからはヤッチン・スタンダードのオンパレードのイケイケ・セクションだ!
まずは「浪漫幻夢(Romantic Game)」。

90_rgヤッチンと旅する飛ぶ星座の数々。
この曲もとっても魅力的。
AのペダルトーンのAメロからまたしても魅惑のサビへ…。
ン~、コレってサビに入る前のキメでキーをAからGに転調させているのね?…そうですか、曾我さん?
 
そして、この曲から鉄壁のバック・バンドが戻って来た。
 
田川ヒロアキ100v_2ヒロアキくんは愛器Marshall JVM410Hと1936。110v_2和佐田達彦

120v_2和佐田さんはEDENのベース・アンプを使用。
Terra Nova TN501とスピーカー・キャビネットはD410XSTが2台。

130v_2そして、ドラムスはファンキー末吉。

140v続けて「愛を育てよう」。

145_asヤッチンのコンサートでは割合もうチョット後で出て来るイメージが強い曲だけど、今回はノリノリ・コーナーの前半でプレイ。

150asヤッチンもMarshall。
JVM410Hと今回のスピーカー・キャビネットは1960BV。

160vみんなで手を振り振り、ホッコリ気分。

160お次はガラッと変わってハードに「流されて」。

180_2当然、今回も「鉄壁のリズム隊」を大フィーチュア。
210v_2和佐田さんのランニング・ベースのなんとカッコいいことよ。
この曲は2回演ってもらって、1回目は全体、2回目は和佐田さんのベースだけ聴いていたい。

200ヒロアキくんのギター・ソロも爆発!

190vそして、ヤッチンの激唱。

220v熱演による汗の雨は止まないのだ!

230v_2「さぁ~、皆さん!
タオルの準備はいいですか~!」
お風呂が沸いたのかな~?

240んなワケない!
皆さん、お待ちかねの「Yes! Yes!! Yes!!!」

240_yyy今年のバースデイ・ライブの本編も終盤に差し掛かってきて会場はますます熱気を帯びる。

250_2この曲もヒロアキくんのバッキング・コーラスが大活躍。
もちろんギターも!

260v「ナイス!」…コレは1回目。
このシーンを撮るのはいつもドキドキする。

11_img_0108 とても楽しそうなヤッチン。
MCでもしきりに「楽しい」とおっしゃっていたのが印象的だった。2803回目の「ナイス!」。

270_2続けて「アポロでドライヴ」。

0r4a0474 コレもいいナァ。
ナンカものすごく郷愁をそそるメロディなんだよね。
アポロが月面に着陸した時、ヤッチンや私は小学校2年生だった。
客席の皆さんはどうだったのかな?
あの月面着陸の映像は、スタンリー・キューブリックがスタジオで撮ったものだ…と聞いた時はうれしかったね。
イヤ、ウワサですよ、ウワサ。
キューブリック・ファンの私としては「大好きなウワサ」。
キューブリックといえばこんな記事も書いていますのでお好きな方はゼヒ
  ↓   ↓   ↓
【Shige Blog】イギリス紀行2019 その12 ~ スタンリー・キューブリック展 <vol.1>

310さらに続けて「UP BEAT」。

330_2一昨年リリースされたDVDの時のコンサートではオープニングに選ばれたドライビング・チューン。
今日はこんなに最後の方に持って来た。
350_2どのタイミングで演っても大いに盛り上がる!

340_2「楽しいね~!年のはじめからこんなに楽しくていのだろうか?
ソロ活動29年目の…」
「チガウ~!」…客席から矢のような物言い!
「ありがとう!30年の節目。
あれから30年色々なことを経験して来ました。
それも皆さんがいつもいつも応援してくださったおかげです。
ファンクラブも8月で30周年を迎え明日。忙しくなる30周年ですが、ついて来てくださいね!」

360本編を締めくくったのは「Stand Alone」。

370_2いつものことなんだけど、今日のヤッチンは自分の音楽を演ることをひときわ楽しんでいるように見えたな。
次回も同じことを書いているかも知れないけど…。

390_2「どうもありがとう!」

400アンコール。
「今日はありがとうございます。毎年自分で企画しているんですが、とても幸せです。
ソロ活動30周年の今年も応援よろしくお願いします!
ところで、私のグッズは『普段使い』を目指しています。
『どこのメーカー?』って誰かから訊かれたら『Y'sよ!』って答えてくださいね!
新しいMC中の手のパターン。
物販の紹介だから「もみ手」になってるのかな?

410_2カレンダーなんか「普段使い」のいい例です。
今回も私が撮った写真をたくさんお使い頂きました。
年があけてもう4ヶ月も過ぎてしまいましたが、まだヤッチンのウェブサイトからご購入可能ですのでお持ちでないファンの方はゼヒ!

11_0r4a0561 ココでこの日に発売となった『SONG(S) COLLECTION 1990 - 2020 vol.2』を手にした。
「vol.1は前向きソングが多くかったんですが、vol.2はラブソングが多くなっています」

420そして、本日のスペシャル・ゲストを再度ステージに呼び込んだ。
野村義男さんと衛藤浩一さん!

11_0r4a0627恒例のお誕生日プレゼント!

43030周年を記念してかいつもより葉牡丹が豪華!
「まだまだ歌い足りない人もいるんじゃないかと思って…」

440と、THE GOOD-BYEの「Hong Kong Blues」をプレイ。
もちろんドラムスは衛藤さん!

11_0r4a0654「Hong Kong Blues」って実は他にもあって、1939年のホーギー・カーマイケルの作品がそれ。
ホーギー・カーマイケルといえばアータ、「第2のアメリカ国歌」と言われている「Stardust」の作者ですからね。
『ラ・ラ・ランド』って最近の映画観た?
ジャズ・ピアニストの主人公の家に彼女が遊びに来て、汚いイスに座ろうとすると、「それに座るな!それはホーギー・カーマイケルのイスなんだぞ」っていうシーンがあった…ような気がする。記憶違いだったらゴメンナサイ。
他にも「Georgia on my Mind」とか、「The Nearness of You」とか、「Skylark」とかアホほどいい曲をたくさん作っている。
で、ホーギーの「Hong Kong Blues」ってナゼか、ジョージ・ハリスンがカバーしてるんだよね。
でもTHE GOOD-BYEの「Hong Kong Blues」の方がゼンゼン魅力的だからご心配なく!

S41a0536 ゲストのお2人がステージを去ってアンコールの2曲目は「ハダカノココロ」。

480今年のバースデイ・ライブを締めくくるゴキゲンなナンバー。

460_hkbヒロアキくんは前へ出て来てソロを炸裂させた。
しかし、2人ともいい音だ~!Marshallだからね!

470アンコールの2曲が終わっても鳴りやまない!
すると…
「出てきちゃった…。
ありがとうございます!皆さん、3時間ぐらい立っているんですよ!大丈夫?
皆さんからのエネルギーでまた1年間がんばれます!」
あ、またこの手。

500今年のバースデイ・ライブを締めくくったのは「約束の場所で」。

510v23のヤッチンの音楽世界を織り上げた皆さん+Sourcesのヴァイオリン2人。

520v
550v

530v

540vロック、ジャズ、民族音楽、現代音楽と私も45年近く、私は長い時間をかけて色んな音楽を聴いてきたけど、ナンダカンダ言って、いつでも戻って行ける「安心できる家のような場所」がビートルズなんだよね、私の場合。
心に直結している「安らぎの音楽」みたいな。
ヤッチンの音楽も私にはそういう感じに響く。
実際、音を聴けばビートルズの影響を大きく受けていらっしゃることはすぐにわかる。
すると、気になるのがヤッチンってジョンとポールのどっちが好きなんだろう?ということ。
この「約束の場所で」なんかはジョージとジョンだし…サビはポールかな?
こういうことを考えるのはすごく楽しいし、実際に興味がある。
ひとつ言えることは、「いい音楽を作る人はいい音楽をたくさん聴いている人」なのだ。

560v「本当にどうもありがとう!
最高の誕生日になりました。この思い…1年かけてお返しします!」
と締めくくってステージを降りた。
また来年!

570コレで57歳のバースデイ・コンサートはおしまい。
 
さて、昨年の8月に中野サンプラザホールで開催されたTHE GOOD-BYEの35周年を記念するコンサートのDVD『THE GOOD-BYE 35th ANNIVERSARY CONCERT @ NAKANO SUNPLAZA』がついにリリースされた!

11_0r4a0572THE GOOD-BYEの10枚目のオリジナル・アルバム『Special ThanX』のレコ発コンサートとなったショウを完全収録!
付属のブックレットにはステキな写真が満載!
11_0r4a0579写真は表4にも…
私が撮らせて頂きました!
いつもありがとうございます!
11_0r4a0575 そして、ヤッチンは5月24日。
神田明神ホールで『Special LIVE 「Now Here I am」~ファーストソロライヴより30年の時を経て』を開催予定。
できるといいね~。
私、楽しみにしているんです。
ナンとならば、神田明神は私の両親が結婚式を挙げた神社なのです。
 
曾我泰久の詳しい情報はコチラ⇒soga21.com

11_km  

200
(一部敬称略 2020年1月5日 日本橋三井ホールにて撮影)