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2026年9月

2026年9月18日 (金)

GALNERYUS~"THE CRY ECHOES THROUGH THE SKY" TOUR 2026 in 川崎<後編>

『"THE CRY ECHOES THROUGH THE SKY" TOUR 2026』川崎公演レポートの<後編>。
「HUNTER x HUNTER」のコーナーで盛り上がった後はGALNERYUSクラシックを1曲。
LEAさんがシャープに刻むハイハットに…10バロッキッシュなオルガンがかぶさる。
YUHKIさんの作品で2006年の『Beyond the End of Dispair』から「Point of No Return」。20イヤがオウにも緊張感が高まっていくキメを経て曲が動き出すやいなや「ホイ!ホイ!」とお客さんの力強いアオり声が上がった!30_2 怒涛のドライビング・チューン。
小野さんのパワフルなシャウトが迫りくる!40vあたかも重戦車が猛スピードで突き進んでいくようなヘヴィなドライブ感。50YUHKIさんとSyuちゃんのハーモニー・パートからシンセサイザーのソロへ。60vギター・ソロもふんだんに盛り込まれ…70曲は最後に待ち構えている圧倒的なバンド・アンサンブルに向かって猛進して行った。80「ツアー初日というのはうれしさと、チョットした緊張と、不安と、これだけ集まって頂いた皆さんに楽しんでもらえるのか?という気持ちもあるんですが…こちらから見ていると皆さんがうれしそうなお顔をしていらっしゃるので安心しました」
小野さんのおっしゃる通り。
プレス・ピットに入って客席の方に振り向くでしょ?
そりゃ目に入るのは前の方のお客さんだけだけど、皆さん何ともいえぬうれしそうな顔をされている。
「老若男女を問わず全員の皆さんがウットリしているという感じ」と言った方が適切か?
もちろんコレはGALNERYUSのコンサートに限ったことではないが、とにかくニッニコしていて「GALNERYUSが大好き!思いっきり楽しんでいます!」という他の現場とは少し異なるお客さんの温かさみたいなモノを感じるんだよね。90ツアーの初日もアッという間に本編最後のセクションに入る。
キーボーズからスタートし…0r4a0339 小野さんの感情がお客さんひとりひとりに届くように歌い上げるのはニュー・アルバムから「Echoes of Fate」。110v何ともドラマティックなバラード…とくれば当然期待されるのが「泣きのギター」。
もちろんSyuちゃんがタップリと聴かせてくれた。120v見よ、この表情!
まるでナニかにとりつかれたかのように情感豊かなフレーズを連ねていく。130vこのプレイをMarshall 「1959MS」と「1960AV」が支えているのかと思うと鼻タカダカになってしまう。
イヤ、この音ならなってもいいでしょう?
ハードな局面だけでなく、こうした泣きのギターのシーンでもその力を大いに発揮してくれた。
ま、Syuちゃんがその能力を見事に引き出してくれたからなんだけどね。140v小野さんの感情移入に富んだ歌声がまた素晴らしかった。
こちらはどこまでも澄んだクリーン・トーンのMarshall声だ!150v曲の締めくくりもSyuちゃんのソロ。
ワウワウ・ペダルを効果的に使って曲のドラマ性を向上させた。160vまさに「Melancholic GALNERYUS」!0r4a0424 前曲で水を打ったように静かになった会場にYUHKIさんが奏でる雄大なオーケストラルなサウンドが鳴り響く。0r4a0594 「ラスト~!」と小野さんが絶叫!190v凄まじい速さのピッキングでSyuちゃんがリフをブチ込む!
アクセントの移動で変拍子っぽく聞こえるがさにあらず。200v爆発的なドライビング・チューン「Without You」だ!210v次から次へと飛び出してくるヘヴィ・メタルのパノラマ!0r4a0558 中間部の7/4拍子のキメのパートから…220v転調を繰り返しながらSyuちゃんがメロディを弾くシンフォニックなパートが圧巻!230vYUHKIさんから…240vSyuちゃんにソロのバトンが渡されトリッキーな2人のアンサンブルへ。
寸分の狂いもないパフォーマンス。
2人も超人的な集中力だ。260バンドがシンフォニックなひとつのカタマリとなって小野さんの歌を包み込んだ。270vクライマックスはこれから!
コーラスのパートだ。280v「♪ウォ~ウォ~ウォ」
お客さんが合唱に加わり… 290vやがてア・カペラとなる。
感動!300まるで「合唱付きのロックの交響詩」とも呼べる18分にも及ぶGALNERYUS史上最長のドラマはSyuちゃんのギターで幕を下ろした。310v「ありがとう!」
割れんばかりの大歓声を浴びてGALNERYUSの5人は一旦ステージを後にした。320全国10ヶ所10公演のツアー。
早くも初日の本編が終了して、今猛烈なアンコールがかかっているところ。Flそしてアンコール。
まずは小野さんが単独でステージに姿を現した。
「ありがとうございます!どうですか、初日~?
リハーサルは5回やりました。
GALNERYUSのリハーサルってナニかイメージできますか?」
10「メンバー個々がチャンと用意をして来るのでリハーサルの時はもう演奏の確認をするだけなんですよ。
もう最初に集まった時にできちゃう。
でも本番はやってみないとどうなるかわからないんですね。
今日もそうだったんですが、皆さんのあたたかい声援でココまで来ることができました」20v「今回の物販の話を…いいですね~、赤黒!
いつもライブでは感極まってリストバンドを投げたりするんですけど今回は…投げない!
普段の釣りの時に使います」
『赤と黒』か…高校の時に必要に迫られて泣く泣く「スタンダール」を読んだわ。
赤は「軍人」、黒は「聖職者」。
オモシロくもナンともなくて、歯を食いしばって読破したツラい思い出がある。40Tシャツ、トートバッグ等が用意されていたが、この初日で売り切れとなったアイテムもあった。
そして小野さんはこの翌々日の新潟公演でのお楽しみについて語った。
それは名物の「タレカツ」だそうです。
コレはソースカツ丼のことかしらん?
ソースカツ丼も元祖の多いメニューだよね~。
福井の「ヨーロッパ軒」が一番有名なのかな?
伊那の駒ケ根なんかも随分と力を入れていた。
群馬の桐生や福島の会津若松も盛んだとか…。
Syuちゃんに尋ねてみると「タレカツ」は「ソースカツ丼」とは少し違うようだ。
新潟といえば昔、MarshallのクリニックでSyuちゃんと2人で行ったことがあったけど、エラく盛り上がってとても楽しかった。70vそして小野さんがメンバーを呼び込んだ。50アンコールでは全員ツアーTシャツに着替えての登場。60アンコールの1曲目は「Alsatia」。
7弦ギターの低音弦ならではのリフ。
前に書いた通り、私がGALNERYUSを最後に観たのはYAMA-Bが歌ってLEDAくんがベースを弾いていた頃なので当然この曲は知らなかった。
だからSyuちゃんがいきなりこのリフを弾き出した時、本当にトリハダが立ってしまった。
問答無用でカッコいい!80vヘヴィなこの曲の重量をさらに増加させているのはTAKAさんのベース。
全編を通してモクモクと重低音を出し続ける姿が凛々しい。110vメロディアスなコーラス・パートもいかにもGALNERYUSらしくて好き。100vヴァース(Aメロ)やコーラス・パート(サビ)のメロディとリフの対比がも大きな魅力。
「木に竹をついだような」と言う慣用表現があるが、ココでは銘木に銘竹を継いでいるのだ!120アンコールの2曲目はニュー・アルバムから「Let no Time Decay」。130LEAさんのツーバスが激暴れするアルバム中の最速ナンバー。140このコーラス(サビ)のメロディは誰でも一度聴いたら覚えてしまうでしょう?
実際、私もアルバムを初めて聴いた後で出て来た鼻歌はこの曲のコーラスのメロディだった。150v開放弦を交えたピックアップ・ソロ。
凄まじいピッキング!
弦を速く弾(はじ)くためには、物理的にピッキングの振幅を狭める必要があるが、そうするとどうしても音が細くなったり、小さくなったりしてしまう。
ところがSyuちゃんは振幅の大きなピッキングでこれだけ速く弾く。
つまり出て来る音が元々力強いので「1959MS」の利点が倍増するのだ。160vYUHKIさんのシンセサイザーの猛り狂いようも負けていない!170v_aそして満身の力を込めてエンディングに突入しアンコールの2曲を演奏し終えた。180ピックを客席に投げてさようなら。190…で終るワケもなく、2度目のアンコールに突入。
「ありがとうございます!
最後に一発イキますが…家に帰ったらお風呂に入って寝るだけにしておきましょう!」200v盛大なアオりから…0r4a1004この日最後の曲「Raise my Sword」をプレイ。210最後の最後まで一時も力を抜くことなくその凄まじい集中力と演奏力と気力で全12曲を力演した5人!220 230v 240v 250v 0r4a0947お客さんの熱狂ぶりも手伝ってツアー初日は密度の濃い最高のメタル・ショウとなった!
問答無用でカッコよかったわ。280記念撮影の後、Syuちゃんからご挨拶。0r4a1123「こんなにたくさんの方にお集まり頂きありがとうございました。
初日にもかかわらず皆さんの熱い魂を一身に受けまして、曲のパワーがアルバムの何倍になったように感じました。
だから今日がファイナルかな?と思うぐらいでした!」
300v「GALNERYUSのライブは完全に出来あがった人たちの集まりなのでいつ演っても熱いんですが、こんなにミラクルな初日はない…とみんなで言っていたんですよ。
皆さんの温かいご声援とメタル・スピリットのご支援のおかげと感謝しております。
『Without You』はもう今日で出し切ってもうたわ!ヤバい!
関東地区の方にはまだファイナルがありますのでそちらにもゼヒ遊びに来て頂くようよろしくお願いします!」118a0441最後はみんなでジャ~ンプ!
「ありがとうございました!」290GALNERYUSが当代きってのヘヴィ・メタル・チームであることを明らかにしたショウだった。
終演後、私の頭の中には「The Light of Hope」の壮大なコーラス・パートがいつまでも鳴り響いていた。310 それにしてもいい音だったわ~。
Syuちゃんが今回使用したMarshallは「1959MS」と「1960AV」です。
次回は千秋楽、新木場でお会いしましょう!
  
GALNERYUSの詳しい情報はコチラ⇒GARNELYUS Official Website118a0012<おしまい>

200_2(一部敬称略 2026年8月5日 川崎SUPERNOVA KAWASAKIにて撮影)

2026年9月16日 (水)

GALNERYUS~"THE CRY ECHOES THROUGH THE SKY" TOUR 2026 in 川崎<前編>

去る7月15日にニュー・アルバム『A CRY FROM THE SKY ABOVE』を発表したGALNERYUS。
その発売を記念するツアーが催行されたことはMarshall Blogでレポートした。
そして9月5日の東京を最後に全国10ヶ所10公演を大成功理に終了させた。
今回と次回の記事はそのツアー初日の川崎公演をもようをレポートする。10_2その前に…ココまで書いて気が付いた。
以前より書いてきたことだが、私はSyuちゃんとは比較的付き合いが古く、2005年の『マーシャル祭り3』というイベントに出演してもらったり、2008年までは2人で全国を回ってMarshallの新商品をPRするクリニックを頻繁に開催していた。
一方、このMarshall Blogは2008年の4月にスタートし、916回の更新を経て2011年末で一旦終了。
それから2012年の10月に復活し、前回まで2,633本の記事を投稿してきた。
そして今回この記事を編むに当たり、それら3,549本の過去の記事の中にGALNERYUSのライブ・レポートがナント1本も存在しないことに気がついた。
コレは意外な発見だった。
つまり、今回が「Marshall Blog史上、初めてのGALNERYUSのライブ・レポート」ということになる。
うれしいネェ。めでたいネェ。
その現場となったのは2023年10月にオープンしたという始めて来るホール。
「SUPERNOVA」で「スペルノーヴァ」と読むそうだ。20_2この読み方がどうにも引っ掛かってしまうはコレのせい。
ジャズの大巨匠、故ウェイン・ショーターがブラジルのテイストをジャズに持ち込んだ名盤の誉れ高い『Super Nova』というアルバムに若い頃から聴き親しんでいたから。
そんなことはどうでもいいか。
「super nova」というのは「超新星」という意味。30lp2_2この日の屋台村のようす。
Tシャツの品揃えがゴージャス!40_2ロビーでは見事な赤いバラの祝い花が目を惹いた。50v_3さて、先にレポートした通り、Syuちゃんは今回はツアーを通じてMarshallが去年発表した「1959MS」を使用してくれた。
我ながらこのアンプの音が破天荒に素晴らしいのは先刻承知していたが、コレが実際にGALNERYUSの現場で一体どういう風に鳴り響くのか?…もうコレが楽しみで仕方なかった。
私も長年にわたりカメラをブラ提げてずいぶん色々なところにお邪魔させてもらってきたが、こんなに興奮気味でプレスピットに入ることも珍しい。
さぁ、いよいよ開演だ!60v_2ニュー・アルバム冒頭の「Call of the Horizon」のオープニングSEに包まれてステージに姿を現したGALNERYUSの5人。70_3小野正利80v_2Syu90v_2YUHKI100v_2TAKA110v_2LEA120v_21曲目に演奏したのはニュー・アルバムのリード・チューン「The Light of Hope」。
つまりアルバム通りの幕開けだ!130_2燃え上がるようなドライビング・グルーヴに乗って小野さんが美しいメロディをキッチリと歌い上げる。118a0254Syuちゃんは遠慮なくすべての弦をストラミングして出すブットいサウンドで小野さんの歌をバックアップ。150v「オイ!オイ!」と小野さんが客席をアオり、意表をつくクロマティックのキメのフレーズからインストゥルメンタル・パートに突入していく。
このパートに興奮しないロック・ファンはよもやいまい。0r4a0053YUHKIさんの密度の濃いキーボーズのソロから…160殺気みなぎるギター・ソロへ!0r4a0010 そして息をのむような2人のアンサンブルが展開していった。180オリジナル音源に収録されている勇ましいコーラス・パートもバッチリと再現!210v_2TAKAさんのストレートな低音と…190LEAさんの鉄壁のドラミングがフロント陣の激演を強力に後押しして…20010分にも及ぶ壮大なドラマが完結した!
18年ぶりに観たGARNELYUS。
わかっちゃいたけど、ノッケから飛び出して来たこのあまりにも凄まじいパフォーマンスにシャッターを切るのも忘れて(←コレはウソ。バンバン切りまくった)アタシャすっかり感動してしまったぞよ!230「声を出していきましょう!」
立錐の余地もない客席に向かって猛烈なアオリを浴びせかける小野さん。
もちろんお客さんも負けちゃいない。
すると小野さんが「もっと~!」と火に油を注ぐ。
あまりにもノリのよいお客さんに向かってこの調子では「アオるなキケン」かも!240小野さんのアオりで盛り上がり度がガツンと増したところで2012年発表の「絆」。250小野さんの熱唱とお客さんのコラボレーションがまるでコール&レスポンスをしているかのようでとても感動的。260v上演中にステージの中央で何度も寄り添う小野さんとSyuちゃん。
バッチリとイキの合ったところを見せてくれる。270ガンガン飛び出してくる華麗極まりないギター・ソロ!280冒頭で触れた通りSyuちゃんはツアーを通してMarshallの昨年の新商品「1959MS」を使用した。
スピーカー・キャビネットは「1960AV」。
よく誤解されるのだが、この「V」キャビネットに搭載されているCelestionのスピーカーはいわゆる「Celestion Vintage30」と同一のモノではない。
「G12 VINTAGE」というこのキャビネットのために生産されている独自のスピーカー・ユニットだ。
このスピーカーがどうも「1959MS」にベスト・マッチするのではないか?ということが最近わかって来た。290v今回のSyuちゃんのセッティングは左から…
  PRESENCE=3
  BASS=4
  MIDDLE=7
  TREBLE=3
  VOLUME I=10
  VOLUME II=0(ジャンプをしていないので無使用)
  MASTER VOLUME=8
  インプットはブライト・チャンネルのHIGH。
やはり「CLIP」並びに「BRIGHT」はOffとした。
ま、「BRIGHT」は音量が小さい時のために用意してある機能なのでSyuちゃんの超爆音にはハナから無用だ。300もちろんMarshallの上にはいつも通り魔除けの唐茄子のピック入れとフィンガーイーズを配置している。118a0396オリジナルのペダル類を組み込んだ足元のようす。
とてもシンプルだ。310「爆音」以外に表現のしようがないギター・サウンド。
やっぱりコレだよ、コレ!
しかも音質自体が大変に魅力的なのだ。
現在巷間で耳にすることができる正統派メタル系のギター・サウンドの中では最高峰と呼んで良いのではなかろうか?
「最終的には1959が似合うギタリストになりたい」と漏らしていたSyuちゃん。
まさにこのツアーがその希望を叶える機会となったと言えそうだ。320v「こんばんは!
ソールドアウト、ありがとうございます。
平日にもかかわらず、『初日』というワードに引っ張られ、見事にお集まり頂ききまして…ありがとうございま~~~す!
皆さん、ニュー・アルバムは聴き込んで来ましたか~?」325「今日もいつものようにタップリ演りますので最後までよろしくお願いします!」
いいナァ、小野さんのご挨拶。
「音楽を聴く場所に来た」って感じがする。
「オマエら最後までイケんのかッ~?!」なんて決してやらないもんね。
アレは訊くだけヤボ。
お客さんはチケットを買って来てくれているんだから、元を取るために最後までイクにキマってんのよ。330vニュー・アルバムに戻って「Beyond the Sunrise」。
3403連のリズムをバックに歌詞を嚙みしめるようにしてジックリと歌い込んでいく小野さん。350v転調してキーボードのソロ…370vディミニッシュの音列を効果的に取り込んだギター・ソロ…380と、聴きどころが続き、更にココでも2人のアンサンブルが曲のドラマ性を大いに膨らませた。390そして小野さんの歌い切りでピカーディ・ケイデンス(短調の曲で最後だけメジャーの和音を使って締めくくる作曲手法)。
コレは効果抜群!0r4a0639 続けてもニュー・アルバムから「To the Last Breath」。
勇猛なSEに絡めてド迫力のパフォーマンスがスタート!410メチャクチャかっこいい曲。
小野さんが伸びやかな声で歌うプリ・コーラス(Bメロ)からコーラス(サビ)にかけての展開に涙。420中間部のインストゥルメンタル・パートがまたすこぶる素晴らしい!430vLEAさんの鮮やかなスティックさばきから…440vキーボード・ソロ。0r4a0090 YUHKIさんが愛用している赤いキーボードのスタンドね。
コレは20年近く前、私がこの会社の製品を輸入する仕事をしていた時にYUHKIさんに用意したモノなの。
それを今でも大事に使ってくれているというワケ。
こういうのはこの仕事をしていて最もうれしい出来事のひとつなのです。460ギター・ソロに続いて展開するキーボーズとのアンサンブルが秀逸なのはこの曲も同様。
それだけでなく曲の随所に出て来る2人で合わせるキメの数々がスゴすぎて笑ってまう!470vまるでリヒャルト・ワーグナーの歌劇の一部を聴いているかのような重厚な素材と豪壮なパフォーマンスにはただただ圧倒されるばかりだった!490「先ほども申し上げましたが、初日ということでこんなにたくさんの皆さんにお越し頂いて…ソールド・アウトありがとうございます。
どうぞご自分のペースでお楽しみください」500v「どうですか?ニュー・アルバムは?
まさか2曲目に『絆』が来るとは思っていらっしゃらなかったのではないですか?
みんなに歌って欲しいんですよ!
そこで次の曲も皆さんと一緒に歌いたいと思います」510vYUHKIさんのセンシティブなピアノから始まり…520v激しいギター・リフが切り込む。
マジでスゲエ音だわ。
この分厚いサウンドは他に類を見んぞ!
「ロックギター・サウンドの閻魔大王」みたいじゃないか!530v小野さんが一緒に歌って欲しいとお客さんにリクエスト曲は「Break the Silence!」。
コレもニュー・アルバムからのチョイス。540ココでもギターとキーボーズのアンサンブルが観客の耳をくぎ付けにする。550お客さんも歌いまくった~!560曲の最後はYUHKIさんと…580Syuちゃんのバトルで締めくくられた。
こうしたシーンの魅力は18年前から少しも変わっていない。570v「ありがとうございます!先日、ブラジルへ行きまして…」
7月にアニメの大きなイベントに出演するために渡伯(どはく)した話。
2か所訪れたそうだが、そのうちのひとつが「ナタール」というのでドキっとした。
その日はちょうどサッカーのワールドカップのブラジルの試合に当たっていて、「試合が終了するまではライブができない」というお達しが出ていた。
そして、よりによってブラジル負けてしまった!
GALNERYUSの皆さんはさぞかし心配したことと思うよ。
何しろあの辺は1982年のフォークランド紛争の時も、アルゼンチンなんかは「戦争に負けてもワールドカップでイングランドに勝てばよし」とか言っていたぐらいの土地柄だから。
ところが!
「私たちの肌感覚でもサッカーよりアニメの方が重要であるということがわかりました。
だから試合の後に開かれたライブは何の問題もなく楽しく盛り上がりました」ということだったそうだ。
590v「ボクはソロでもジョージア、ポーランド、香港などで日本語で歌ってきましたが、みんなそれに合わせて日本語で歌ってくれる。
アニメは世界のどこへ行っても強いですね。
その点日本人である皆さんは母国語で歌えるワケですからね。
皆さんに調子よく歌って頂ければ私はこっちでニコニコしているだけでいい…というのが次の曲です」0r4a0403そして、小野さんのリードで皆さん大合唱!
曲は「Departure!」。600LEAさんの爆裂フィル!
そしてツーバスの嵐が吹きすさぶ!630強力なバッキングに乗せて魅力的なメロディを歌いまくる小野さん。620vメロディアスなキメ・フレーズから緊張感あふれるソロに。610そのまま曲はメドレー形式で「Hunting for Your Dream」へと続いた。640v盛り上がる「HUNTER×HUNTER」のコーナー。
Syuちゃんによるとブラジルでも大変な騒ぎだったそうだ。670曲はシンセサイザーのソロから…650vSyuちゃんの劇的なソロへと引き継がれて頂点に達した。660v今、中盤をチョット過ぎたところ。

GALNERYUSの詳しい情報はコチラ⇒GARNELYUS Official Website 680<後編>につづく

200_2(一部敬称略 2026年8月5日 川崎SUPERNOVA KAWASAKIにて撮影)

2026年9月14日 (月)

真夏のJAZZ葉山2026<後編>:杉本篤彦ビッグバンド~私の葉山4

今年もにぎやかに開催された『真夏のJAZZ葉山』レポートの<後編>。
10v
今回も葉山に関することを少し書かせて頂く。
イヤ、ほとんど葉山に関していないか…。
イベントの当日は交通渋滞を避けるために早めに葉山に到着して時間つぶしに勤しむ…ということを前回の記事に書いた。
下はその時間つぶしの絶好のポイントのひとつ「しおさい公園」。
入園料は300円。
ココがどういうところか知っていればスゴい…でも知らなければ「キレイな庭園がある小ぢんまりした公園」というだけの話。
ではどうスゴいのか?160かつてココには「金子堅太郎」や「岩倉具定」の別荘があった。2302金子堅太郎は明治の政治家で「大日本帝国憲法」の起草者のひとり。
下はハーバード大学に在籍していた時のようす。
真ん中が堅太郎。
左が團琢磨。
「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」を作曲した團伊玖磨のおジイちゃん。
琢磨は三井財閥の初代総帥だった。
右は「栗野慎一郎」という明治&大正期の外交官。Skd_2下は一方の岩倉具定(ともさだ)。
名前を見れば容易に察せられるように、具定は岩倉具視(ともみ)の次男坊で岩倉家の第16代当主。
具定は子だくさんで6男5女がいたのだが、その5男「具顕(ともあき)」のお嬢さん「具子」さんは女優の「小桜葉子」。
だから旦那さんが「上原謙」だ。
そして、その息子が「加山雄三」。
つまり加山雄三のヒイじいちゃんは500円札の岩倉具視なんだねェ。
ボクぁなんてシアワセなんだ…。
何かまた「若大将」見たくなってきたナ。
そして小桜さんの妹の子供が「喜多嶋修」でそのお嬢ちゃんが「喜多嶋舞」。
以上、芸能ニュース終わり。Tm そしてその後、この地は御用邸の別邸として使われた。
だから庭園がスゴい!
大正天皇が崩御されたのがこの地だった。
スゴイでしょ?
ただちに昭和天皇が皇位を継承したためココは「昭和発祥の地」と言われている。
ま、そんなところでボ~としたりして時間をつぶすワケよ。90しおさい園を奥まで行くと海水浴場の上に出る。
それが「一色海岸海水浴場」。
Img_5175『葉山一色海岸』という小説がある。
読みたいんだけど、ブックオフでは見つからないし、アマゾンでもメルカリでも結構高い値がついているのでまだ読めないでいて、10月23日から始まる次回の「神田古本まつり」に期待をかけているところ。
この小説を書いたのが有馬頼義(ありまよりちか)という作家。
下の写真の頼義のお父さん「頼寧(よりやす)」は政治家で、競馬の「有馬記念」はこの人にちなんで名づけられた。
実はこの人も岩倉具視のお孫さん。
奥さんは「貞子」といって皇族の人で「貞子女王」と呼ばれていたが、エラく苦労した人らしい。
ということで息子の頼義が『母 その悲しみの生涯』という小説を書いている。
ク~、読みてぇ~!
早速アマゾンとメルカリのウェブサイトをチェックしてみたが高い値がついているのでコレも神保町で探す。Arところでナゼ有馬頼義を引っ張り出したのかというと、この人、驚いたことに『兵隊やくざ』の原作者だっていうんだよね。
『兵隊やくざ』シリーズは4、5本観たけど、「増村保造」が撮った第1作目は愉快痛快!
本当にオモシロかった。Hyこんな写真が残っている。
右は「大宮貴三郎(勝新太郎)」、真ん中が「有田上等兵(田村高廣)」、そして左が有馬頼義。
廣ちなみに田村高廣が「坂東妻三郎」の長男であることは誰でも知っているけど、勝新太郎は「杵屋勝丸」といって三味線の名門の家系の出で腕前も一流。
もちろん小唄も上手で、『兵隊やくざ』の何作目かで「オイ、オマエ、何か演ってみろ」と先輩兵に命じられて見事な浪花節をウナるシーンが出て来る。
Hyさて、驚いたことにココからが今回の『私の葉山』の本題。
ということで森戸大明神に戻る。160この歌碑。
「堪忍の 股よりのぞけ 富士の山」
と刻まれている。
詠み人は「高橋是清」。150v_2下は森戸大明神からほど近い真名瀬海岸というところにある老人ホーム「葉山グリーンヒル」。
是清はココに別荘を構えていた。
昔はきっとここから富士山が見えたんだろうねぇ。170ココにこういう是清に関する資料館が設けられているのだが、ダメ…カギがかけてあって中を見ることはできなかった。
しからば…180是清の本宅はどこにあったか?
その家が武蔵小金井にある「江戸東京たてもの園」に移築されてそのまま残っている。
ココは犬山の「明治村」ほどでなし、駅からも結構遠いが見て回るとなかなかにオモシロい。190昭和11年2月26日、是清はこの家の2階で軍の襲撃部隊の凶弾並びに凶刃を受けて暗殺された。
「二・二六事件」である。
当時大蔵大臣を務めていた是清が軍事予算を抑制しようとしたことで軍部の恨みを買ったことが原因だった。
ヒデエ世の中だった。200それではこの家がどこに立っていたか…。
ココよ。どこだかわかる?
国道246号線、赤坂離宮の真ん前。
こんなロケーションにあのデカい家が建っていた。
ちなみにこの辺りってポルシェとかBMWとか車のディーラーが多いでしょ?
ココは片側3車線の直線道路で渋滞が起こりにくいエリアなんだって。
それで車を試乗するにはもってこいというワケなのだそうだ。
ウン、言われてみると確かにこの辺りは両方向ともいつもスイスイだわ。210是清の住居があった場所は現在「高橋是清翁記念公園」になっている。
知らずにこの前を通っている人も多いのでは?…ハイ、わたしもそうでした。220園内はとてもキレイに整備されていてどこに家があったのかはわからないが、かつては隣のカナダ大使館のある部分も敷地だったというからさぞかし立派な敷地だったのでしょう。230園内には是清翁の偉業をたたえた碑と…240v銅像が立っている。250コレは高橋是清の自伝。
何しろ是清は子供の頃に「ペリーが来て大騒ぎになっていた」ような時代のお方。
それゆえ書かれた文章は文語でさぞかし難しかろうと思いでしょう。
この2冊はさにあらず。
是清が秘書官で政治家だった「上塚司」という人に自分の日記や資料をすべて渡して書いてもらった文章なので平易でとても読みやすい。
総理大臣や大蔵大臣を歴任した是清ゆえ、「経済の立て直し」とかいう局面になると「平成の高橋是清」みたいに名前が扱われるが、この人は14歳でアメリカへ渡り、海外で特許や著作権等の知的財産の重要性を学び、日本でその方面の法律を作ったんだよ。Img_5176この自伝を読もうと思ったキッカケは文章が読みやすかったこともあるが、扉を開けて最初に出て来たこの写真に惹かれてしまったからなのだ!Skore年老いてもカワイイ是清翁。
目がとっても素敵。
ひ孫さんはベースを弾いてご活躍で私も存じ上げているが似ているかな?Kk2さて、時間つぶしも楽しく終了。
『真夏のJAZZ葉山2026』に戻りましょう!280「Jumpin' at the Woodside」でガツンと盛り上がった後は杉本さんのキラー・チューンのひとつ「怪人二十面相」。20ギターとテナー・サックスの高木沙耶がワルツのリズムに乗って怪しげなテーマ・メロディを奏でる。30緻密でスリリングなアンサンブル・パートを経て…100_2杉本さんのソロ。
太く、伸びやかな杉本さんのギターの音を出しているのはMarshall。60実はこの日、昨年発表して大好評を得ている「1959MS」を持って行った。
Marshallの原点のひとつともいえるモデル「1959」をグレードアップしたバージョン。
杉本さんのスタイルであれば高音域を絞って使えば他では耳にすることができない独特なMarshallサウンドになると思ってよ。
で、リハーサルで試してみた。70杉本さんのピッキングは自らが「ツーフィンガー・ストローク」と呼ぶ極めて独特なスタイルで、あたかもピックを使っているように人差し指の腹と親指で弦をはじく。
実際にはピックをつかっていないのでウォームな音が出るワケだ。
一方、「1959MS」は刺すような高音域が際立っているのと同時に、ロックのギタリスト垂涎の中音域のカタマリのようなサウンドを出のだが、杉本さんのスタイルで弾くとその中低音が出過ぎてしまってどうにもならなかったのだ。
音自体はドスの利いたブットいモノではあったのだが…結果的には合わなかった。80こんなこともあろうかと昨年と同じ「JVM210H」を持って行って交換すると…ああ、素晴らしい。
前回感動したあのギター・サウンドが帰って来た!というワケ。
「JVMシリーズ」は全Marshallのモデルの中で最もクリーン・チャンネルのヘッドルームが大きい。
つまり歪まず大音量でギターを鳴らすことができる。
コレが杉本さんにもうピッタリなのだ。90しかし…杉本さんのMarshallも随分と成長したものだ。
下は2014年に初めて『真夏のJAZZ葉山』にお邪魔した時のようす。
この頃はコレだけでやっていたのよ。80v_3今はコレ。
杉本さんは意表をつくフレーズを織り交ぜながら明智小五郎をケムに巻いていった。110v続いてトロンボーンのソロ。
池田雅明118a0435 トロンボーン・セクションは他に…
田村理さん130v伊藤直哉さん140vバス・トロンボーンは望月さやかさん。150v_3次いで高木さんのダイナミックなソロが続く。160vソロのバトンがリズム・セクションに渡される。
小林憂旗さんはオクターバーと気合の入った表情を使ってガッツィなソロを聴かせてくれた。170v田中晋吾さん…180v正岡淳さんの2人は葉山の杉本篤彦バンドのレギュラー・メンバー。
この2人のソロがリレーを締めくくって…190vあの印象的なテーマに戻り曲は幕を下ろした。200_3「ありがとうございます。
長いことこのステージには『バンド』で出ていたんですが、今回ビッグ・バンドという形で出演させて頂くことになりました」
と、ご挨拶をして演奏した曲を紹介した。
210_2そして「皆さんを空の旅へご案内します」と紹介した3曲目はバリー・ホワイトの「Love's Theme」。1980年代にキャセイパシフィック航空のCMで使われたため「空」という印象が強いんだね。
でも、ジョージ・ベンソンの「Breezin'」もそんなイメージだと思わない?
杉本さんのギターと…220_2松木さんの朗々としたトランペットがこの魅惑のメロディを奏で上げる。230_2この日のトランペット・セクションの皆さんは…
水野祐汰さん240v_2田中洋行さん250v出浦香織さん260v_2フルートに持ち替えた鍬田さんのソロ。
鍬田さんのこのバンドでのMarshall Blogへのご登場は今回が初めてなのだが、実は他のお仕事で何度か以前に出て頂いている。265それは「曾我泰久」さんのステージ。
例えば下は2023年のようす。210vちなみに前回登場した「いわし」の和佐田さんは曾我さんのバンドのレギュラー・メンバーで、この時はこんないで立ちだった。240v2フルートに続いては池田さんのトロンボーンのソロ。
トロンボーンの音色が曲調にピッタリ。118a0374待ってましたのギター・ソロ。
オクターブを巧みに取り入れてフレーズを組み立てていく。
290vソロの後半では杉本さんが「逆テケ」と呼んでいる激しく弦をかき鳴らす奏法が飛び出した。
この曲でやっちゃうところが杉本さんのスゴイところ。300_2次の曲は冒頭で田中さんが程よいテンポのロック・ビートを叩き出す。118a0663するとそのビートに合わせてオーケストラのメンバーがそろって手を振り上げた!310曲は「荒野のギター」。320v杉本さんが「いわし」?!330イエイエ、高く上げた両手で手拍子を打っているところです!0r4a0241 この曲も松木さんと…340v_2杉本さんがテーマを奏でていく。
もうコレは本当に「杉本テイスト」を象徴するかのような1曲。350v_2そのままギター・ソロへ。
後半ではピックを使用した。
360_2アンサンブルの後のソロ・ギターのパート。
伴奏はお客さんの手拍子だ。
コレが味わい深い。
Marshallの太いクリーン・トーンがまたいい仕事をしよる!370v最後のアンサンブルも快調に飛ばして名曲をバッチリとキメてくれた!380ココで17人のメンバーを紹介。390最後を締めくくったのは「Crazy Summer Blues」。
今年の夏は暑くてクレイジーになるかと思ったら、雨ばかりで涼しいクレイジー・サマーになってしまったね。400ハードにドライブするジャズ・ロック・ナンバー。
緊張感あふれるテーマに続いて…410vソロのリレーが続いた。
まずは松木さんのトランペット。
ブレッカー・ブラザーズの「Some Skunk Funk」を引用。420v_ssf続いて高木さんのテナー・サックス。
445アラ?高木さんも「Some Skunk Funk」のメロディを突っ込んできた。
ディジー・ガレスピーの「Be Bop」のイントロも出てきて楽しいな!440v_ssf_bbサックス・セクションの両端は女性。
右端でバリトンサックスという重要なパートを担っていたのは宮原朋子さん。446vMAKO-Tさんのソロが続く。450鍵盤を叩く指は熱気を帯びて最後にはスゴイことになった!0r4a0245 鍬田さんのアルト・サックス。
ハハハ!
鍬田さんも「Some Skunk Funk」をブチ込んだ。
ナンだ、ナンだ?このバンドは今頃ブレッカーが流行ってんの?460_ssfそしてソロ・リレーのシンガリを務めたのは杉本さん。470vココでも後半でピックを取り出してハードなプレイを披露した。118a0688そして再び松木さんのソロを奏で…118a0490 杉本さんとバトルのようなスタイルとなり…480_2曲はクライマックスを迎えた!490「どうもありがとうございました!
また来年お会いしましょう!」500_2興奮冷めやらぬうちに恒例のインタビューに対応して杉本さんは今年の『真夏のJAZZ葉山』の出番を終了した。510_2今回も実にいい音でした。
会場のどこにいても押しの強いギターの音がギンギンに飛んできましたよ!520演奏が終わるやいなや杉本さんはロビーの屋台村へ直行!
 
杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦公式ウェブサイト
530最後に高木さんとツーショット。540<おしまい>

200_2(一部敬称略 2026年8月2日 葉山町福祉文化会館ホールにて撮影)

2026年9月11日 (金)

真夏のJAZZ葉山2026<前編>:杉本篤彦ビッグバンド&いわし~私の葉山3

毎年8月の第1日曜日はココ…葉山。
今年も来たゼイ!Img_5138_3『真夏のJAZZ葉山』のお手伝いをするために2014年に初めて訪れて以来、コロナの時を除いて毎年お邪魔して今回でちょうど10回目!
我が家の唯一の「夏の遠出」。308時前に到着してまずは葉山港名物の朝市を覗く。
もちろんこの朝市のためにこんなに早く来ているワケではなく、海水浴客の交通渋滞に巻き込まれないように余裕を持って家を出てきているのだ。
そしてココで簡単な朝食を済ませる。40以前は朝市の会場のすぐ近くに「あぶずり食堂」という飲食店があって、ココで定食を食べるのが朝の葉山へ来る楽しみのひとつだった。
「アブズリ」…初めてこの名前を耳にした時は「カストリ」の仲間かと思って少々驚いた。
「あぶずり」というのは「鐙摺」と書く。
源頼朝がこの辺りの狭く急な坂道を馬で通過した際、「鐙(あぶみ)」が岩や地面に「摺(す)」れてしまったことよりこの地名が付いた。60 コレがその「朝定食」。
旅館の朝食のようなナンてことのない献立なのだが、海の傍らで食べると味は格別だった。46それが今ではこんな喫茶店になってしまい、朝定食を食べることができなくなってしまったのは残念至極。Img_5136さて、安全を見てそれだけ早く到着したところすることはない。
そこで「時間つぶし」に知恵を絞る。
まさか御用邸にお邪魔するワケにもいかないので、何度か来ているウチに史跡や文学に関する名所を探して訪れるのが常となっていった。
その中で大ヒットしたのが「日影茶屋事件」。
コレで大杉栄、伊藤野枝、辻潤、神近市子、平塚らいてう、そして甘粕正彦と、多くの人について学んで過去のレポートに記した。
とてもオモシロかった…葉山に大感謝。30そして数年前に訪れてココも比較的詳しく紹介した。
葉山郷総鎮守「森戸大明神」。Img_5139神社の裏の磯部の岩上に切り立つ「千貫松」の他、見どころの多い神社だ。60そのひとつは社殿の裏に並ぶ碑の数々。
そのほとんどは以前の記事で紹介してしまったが、その後数年の間に関連する知識をいくらか蓄えたので今回は「ゲスの後知恵」的に少し書き足してみたいと思う。
まず…コレは明治初期のお雇い外国人「エルヴィン・フォン・ベルツ」を称える碑。
この昭和11年に建てられたこの碑文を書いたのは東京帝国大学名誉教授を務めた「入沢達吉」。
ベルツ先生の教え子だった人だ。Img_5156コレが驚いたことに…というか忘れていたんだけど、この入沢先生、明治神宮や築地本願寺を造った「伊東忠太」という建築家に依頼して「萩外荘(てきがいそう)」という邸宅を建てて荻窪に住んだ。
下がその萩外荘。0r4a0065そして入沢先生の後、この邸宅は「近衛文麿」の手に渡った。
ちなみに入沢先生の奥方は「常子」さんといって、「中島歌子」が主宰する小石川にあった「萩の舎(はぎのや)」に最年少で入塾し、「樋口一葉」の指導を受けたという。
歌子は水戸の人で、旦那さんは「天狗党」の重要な党員だった。0r4a0068さて、1940年の「荻窪会談」、1941年の「萩外荘会談」と呼ばれる会合が萩外荘の下の部屋で開かれた。
出席者は近衛文麿、東条英機、松岡洋右、吉田善悟。
ココで太平洋戦争に突き進むための政策を決定する話し合いがなされたという。
0r4a0092そして敗戦を迎え、A級戦犯として巣鴨刑務所に収監される直前に近衛文麿は下の部屋で青酸カリを服用して自決した。0r4a0100話は替わって…下は東大の医学部のキャンパスに立っているベルツ先生の胸像。
ベルツ先生は草津を優良な湯治場として世界に紹介しただけでなく、葉山に御用邸を建てることを提案した人。
赤ちゃんの青いお尻を意味する「蒙古斑(Mongolian spots)」はベルツ先生が作った言葉だよ。160_3下は日本を代表する塑像家の「朝倉文夫」が製作した早稲田大学にある「大隈重信」像。
1889年、乗っていた馬車に爆弾が投げ込まれて足元で爆発し、大隈は暗殺されかかった。
その治療にあたったのが海軍軍医総監で脚気から多くの海軍兵の命を救った「高木兼寛」やベルツ先生だったがその努力もむなしく、大隈は片足を失ってしまった。Osその暗殺事件を実行したのは「来島恒喜(くるしまつねき)」 という反政府活動家だった。
下は谷中霊園にある来島のお墓。
写真ではわかりにくいけど、かなり大きくて立派な墓石が立っている。
大隈は暗殺未遂事件後、「爆弾を放ったヤツが頭がおかしいとも、憎いとも思わない。華厳の滝に飛び込む弱虫よりはよっぽどエライ者と思っている」みたいなことを言っている。
だからこんなに立派な墓なのか?…そんなことはないでしょう。
ところで、この「華厳の滝に飛び込む弱虫」とは一体誰のことを指しているのか…私は知っている。4それは「藤村操」という明治36年に「厳頭之感」という遺書を残して日光の華厳の滝から投身自殺をした一高生(今の東大)のことだ。
理由は不明とされているが、当時夏目漱石は一高で英語の先生をしていて、操に「キミの英文学の考え方は間違えている」と指摘したことがあった。
漱石はそのことが原因で操が自殺を図ったのではないかと心底ビビってしまい、それが漱石を神経衰弱にしてしまった一因ではないか?と言われている。
でも『吾輩は猫である』でチャッカリこのネタを使っているんだけどね。
漱石の小説の題材の多くは自分の周りで実際に起こった出来事だから。Kan森戸大明神に戻って…。
「花はいろ 人はこゝろ」
コレも句碑っていうのかしらん?
読み手は詩人の「堀口大学」。100ココは葉山町立図書館。
いよいよ時間つぶしのネタがなくなるとよくココへ来て涼みながら本を読むのね。110館内には「堀口大学文庫」という展示室が設置されている。120vこんな感じ。
著名な詩人だった「堀口大学」は葉山の名誉市民なんだね。130「頭脳警察」の「まるでランボー」という曲の歌詞じゃないけど、私は詩を全く読まないので堀口大学について知っていることはナニもないのが残念。
代表作の初版本などがゾロリと展示されている。
Img_5191そして今回<後編>の冒頭で主役に据える人の歌碑が森戸大明神に立っている。
詳しくは次回。150vさて、今回葉山に来たのはもちろん『真夏のJAZZ葉山』をお手伝いするため。
下は葉山の隣の逗子で見かけたラーメン屋さん。
ホラ、『真夏のJAZZ葉山』のポスターが貼ってある。
こういうのはチョット山田洋次の『同胞(はらから)』を思い出させるね。
地域を挙げてのイベント…いいもんです。260v今年も会場は「葉山町福祉文化会館ホール」。
もう10回目だからね、ホーム感満点!
「帰って来たよ~!」って感じ。270まずお届けするレポートは「いわし」。
ピアノ・トリオなのでMarshallを使う場面はないのだが、アチコチでご一緒する和佐田さんの出番とあっては放ってはおけまい。
今回も3人の楽しいトークでスタート。290いつもの「1(い)」、「8(わ)」、「4(し)」コールから、アルバム『あだルと』のキメ・ポーズ「トォ~!」が冒頭から炸裂した。300コレがそのいわしのCD『あだルと』。
恥ずかしながら、今回初めて「あ・だ・ル・と~」の最後が「10」を表していることに気がついた。
確かに3人とも手の平を開いて「10」を表しているんだよね。
もう何年もこのポーズに接して来たのに今頃気づくとは何とも情けない。
先週、別の現場でご一緒した和佐田さんにこのことを話すと、「そうなんですよ。それと仮面ライダーの『トォ~!』というポーズに引っ掛けているです」と教えてくださった。
今年は間に合わなかったので、来年はそれを心して「あ・だ・ル・と~!」を味わいます。310v_2演奏のコーナーに入る。320スネア・ロールから。
和佐田さんから「ウルサイ!」と突っ込みが入る。
井上さんはそのロールで葉山の波を表現。330v_2進藤さんが奏でるテーマ・メロディが美しいポップめの1曲。340vそこへ和佐田さんがハードなソロを放り込んだ!350v「人生は旅つづき…どんなにつらいことがあっても楽しくやっていきましょう」という気持ちを込めての2曲目はシットリとしたワルツ。
進藤さんのピアノを大フィーチュア。3602回目の「いわしコール」から暑さについてのトーク。
ココで和佐田さんから写真撮影に関してひと言。
「コッチ側から撮って欲しい」というスタン・ゲッツのようなリクエスト。
それと変顔や半目の写真を投稿するのはヤメて欲しいというお願い。
平気で投稿しちゃう人がいるもんね。
誰かも言っていたっけな…「考えればわかるでしょ!」って。370続いては和佐田さんの作品。
コーヒーを飲みながら作ったファンキーな1曲。380v熟慮してつけたタイトルが「ファンキー・コーヒー」。
そのままだ~!
和佐田さんのスラップ・ベースが暴れまくる!390v進藤さんのピアノソロを経て…0r4a0034 和佐田さんのソロをタップリと!410猛烈な熱演に客席から大きな歓声が上がった!420v今日は指弾きでジックリとソロを弾こうと考えていたが、始まった途端にそのことを忘れて盛大にスラップしてしまったとか。
それでいいのだ!カッコよかった~!430今度はブラシを手にした井上さん。
440v前にも書いたことがあったかな?
オスカー・ピーターソン・トリオで長年ドラムスを担当したのがブラシの名手「エド・シグペン」。
私、NAMMショウの時にこの人からウインクされたことがあるんですよ。
その時、周囲の人は誰も彼のことに気づかなかったが、私はすぐにその人がエド・シグペンであることがわかり、「あ、エド・シグペンだ!」と小声で言ったのが聞こえたワケではないであろうが、私が気づいたことを見つけて「パチリ」とウインクしてくれたのだ。
仕上がりが半目でもいいから一緒に写真を撮っておけばヨカッタと今でも後悔している。
エドは2010年に永眠された。
そういえば私、富山のホテルで「アート・ブレイキー」にバッタリ出くわしたことがあって、この時はガッチリと握手をしてもらいました。
下は私の愛聴盤、エド・シグペンの『Mr. Taste』。450cd曲は進藤さんのルパートのソロから始まり…460ラテンのテイストをほんの少し匂わせながらスウィング。470和佐田さんのソロを経ていよいよブラシを使ったドラム・ソロ。480スネアのヘッドをこすりながらブラシの奏法を解説する井上さん。
「コレは『やきそば奏法』と言いますが『大阪のオバちゃん奏法』とも言います。
大阪のオバちゃんは声がデカいでしょ?でも大事なことを言う時には小声になる。
このブラシのピアニシモの説得力は大阪のオバちゃんから学んだんですわ」
ハハハ!なるほど!
そして、その妙技をタップリと披露してくれた。490v物販のPRコーナー。
もちろん今年も新色の「いわしTシャツ」が販売された。500客席にもホラ!
実際、このデザインはホントにステキですからね。510最後は井上さん作の7/8拍子の「Odd Time Story」で締めくくった。520v 530v 540vそしてもちろん最後は…
「1」、「8」、「4」…「あだル10~!」
あ~今年もオモシロかった!550そして和佐田さんは物販コーナーへ直行!560今回も3,000万円のTシャツが大好評だった!570続いてはMarshall Blogには2回目の登場となる「杉本篤彦ビッグバンド」。
1曲目は今回もカウント・ベイシーの「Jumpin' at the Woddside」。580杉本篤彦
ギターだけでなくアレンジも杉本さんが手がけている。118a0311オリジナルではベイシーがオクターヴで弾くピアノのイントロをギターとピアノのユニゾンで奏でる。
曲が始まればもう後はスウィングするだけ!600華麗にピアノ・ソロを奏でるのは過去の葉山の「杉本篤彦バンド」のレポートでMarshall Blogに何度もご登場頂いているMAKO-T。
118a0674そして早速ギター・ソロ。610杉本さんはMarshall。
去年のこのステージで試してあまりにも音が良かったバックラインを今年も用意した。
ヘッドは「JVM210H」、スピーカー・キャビネットはその両側にセットされた「1912」が2台。
もっと詳しくは<後編>で。620とにかくこのバックラインが杉本さんの演奏スタイルにオモシロいほどマッチして最高のギター・サウンドを送り出してくれるのだ。0r4a0253ソロが続いていく。670鍬田修一630v松木理三郎640v大野裕太650v小野塚豊660v…と熱気あふれるソロが続き、まるで『Basie in London』のような景気のよい幕開けとなった!
今日も良いモノを観ることができそうだぞ!
0r4a0056長い間構想を練って実現した自分のビッグ・バンド。
杉本さん、今日もとても楽しそう!

杉本篤彦の詳しい情報はコチラ⇒杉本篤彦公式ウェブサイト680<後編>につづく

200_2(一部敬称略 2026年8月2日 葉山町福祉文化会館ホールにて撮影)

2026年9月 9日 (水)

Long After Midnight~ J&Y(Jien, Jinn, Yamato & Yamashita)Sepecial Session

3つのバンドが出演する『Long After Midnight』と題したイベント。
今日レポートするのは御大「山下昌良」をお迎えし、イベント・タイトルが示唆する通りのLOUDNESSの名曲を演奏した「J&Y」。10v出番は当然トリ。
「J&Y」のメンバーは…20Jinn30vJien
この2人が「J」組。40vそして山下さんとYAMATOが「Y」組。
2つのチームを合わせて「J&Y」というワケだ。
うまいこと考えましたな~。50vオープニングは「Soldier of Fortune」。
いきなりの人気曲に客席は大興奮!60その歓声を浴びてJienくんが気合の入ったギターをノッケからブチかます!70もちろんJienくんはMarshall。
愛用の「JVM410HJS」と「MF400B」がJienくんを完璧にサポートした。80vそれとコレ。
マッツ・レヴィンのお気に入りの貯金箱。90続いてもマイク・ヴェセーラ期からのチョイスで「Danger of Love」。100 「Look out!」のシャウトがひたすらカッコいい!110シャープに突き抜けるサウンドでソロをキメるJienくん。118a0492J組のイキはピッタリ!118a0097 「楽しんでますかッ!…楽しんでますかッ!
ア、ビックリした!
続けて「イエエエエエエ!」というJinnさんのコールにお客さんがレスポンスをするんだけど、Jinnさんの声が凄まじすぎてお客さんが束になって反応してもコール&レスポンスが成立しない!
どうしても「イエエエエエエエエvs.イエエエエエエエエ」みたいになっちゃう。
それほどの声なのだ。
「ボクにとって光栄極まりないステージ、最後まで楽しんでいきたいと思います!」130Yamatoさんが爽快なドライビング・グルーヴを叩きだす。
山下さんの重低音とタッグを組んだ「Y組」も完璧だ!140続けた曲は「Like Hell」。150もちろん「♪Like hell」でお客さんは大合唱!160そしてココでも電光石火のギター・ソロが飛び出してくる。118a0344 「Dream Fantasy」が続く!118a0217おなじみのLOUDNESSスタンダードの連続!118a0408 そこへ持って来て「In the Mirror」を突っ込んで来た!
人気曲の連続で会場の熱気はさらに爆上がり!…もうどうなっても知らんゾ!180下手から押し寄せる山下さんの最高の重低音グルーヴを得て…
240堂々たるパフォーマンスを繰り広げる3人。210vホンモノと演奏できるなんてうれしいだろうナァ。 220気合の向こうに「喜び」がハッキリと見て取ることができるというものだ。230v「韓国にいた時から聴いていた曲をご本人と一緒に演奏できるなんてうれしくて仕方ありません!」と山下さんと共演するその感激を口にしたJinnさん。
終演後、スマホでのメンバーとの撮影会が準備されていることを告げ、「ココにいる悪名高いJien他とのチェキも用意している」ことが知らされた。
ハハハ!「悪名高い」とは、Marshall Blogでもレポートしたこないだの新宿のケリーさんの時の流れですな?
260次に演奏する曲はドラムスが大変!ということでYAMATOさんからひとこと解説が加えられた。
「実は3月のマイク・ヴェセーラの時にも演奏して難しくて苦労したんです。
今回は山下さんからこの曲のリクエストが入りまた演ることになりました。
とにかく難易度が高い曲なので鬼練習してきました!」250その曲とは「Running for Cover」。270ジャケットを脱いでますます颯爽と歌声を響かせるJinnさん。280vなるほど!
コレはカッコいい!290でも当のYAMATOさん、ドラムスの難曲であることをおくびにも出さず極めてスムーズなスティックさばきを披露した…ように私には見えましたけど。
それが「鬼練習」の成果なのかッ?310vそしてそのドラミングと山下さんの重低音に乗ってJienくんのソロ・フレーズが四方に飛び出して行った。
320v「オイ!オイ!」と客席をアオりながら始まったのは「Red Light Shooter」。330vこの曲のドラムスも超カッコいいし。118a0555中盤からの猛烈なシュレッディングが実に鮮やかだったギター・ソロ。118a0732

そしてどこまでもグイグイと突き進んでいくバンド・アンサンブルの推進力が最高に気持ちよい!340ココで休憩がてらのMCをはさんで…360vJienくんが奏でるクリーン・トーンのアルペジオからバラードを一曲。
「So Lonely」だ。380v美しいメロディをジックリと歌い込むJinnさん。370「待ってました!」とばかりのバラードには付きモノの泣きのギター・ソロ。Yyyy 「♪ウォ~オ~オ~オ~オ~オ~」
もちろんあのメロディでお客さんも大合唱だ。390曲の締めくくりはJinnさんの凄まじいカデンツァ。
コレはまさに期待通り…イヤ~、コレには本当にグっときちゃった!400いよいよクライマックス!
まずは「Crazy Doctor」。410世界のロック史に残る名ギター・ソロもバッチリと再現して…420本編の最後は「S.D.I.」!430もちろんお客さんの「♪エスディーアイッ!」の叫び声が炸裂する。
最高の盛り上がりを見せて本編を締めくくった。
0r4a0172アンコールでは、そのウチのひとつ「BRIDEAR」からKIMIちゃんを迎えて1曲。490Jienくんが弾いたのは、コレも世界のロック史に残るであろう名ギター・リフ。
「Crazy Nights」だ!480vバンドも客席も完全に一体となって最後に演奏したこの名曲を楽しんだ。118a0441  505v 510v 520v名曲に激演。
最高に盛り上がったうえに聴きどころがテンコ盛りのショウだった!
  
Jien Takahashiの詳しい情報はコチラ⇒VIOLET ETERNAL OFFICIAL WEBSITE530 200_2(一部敬称略 2026年7月28日 吉祥寺CRESCENDOにて撮影)

2026年9月 7日 (月)

Guitarist Seiji~【独奏Strings】

これまで『ギター・インストLIVE』、『GUITAR DRIVE』、『instgram』、『地獄のJET Drive』と様々なシチュエーションとタイトルで展開してきたGuitarist Seijiのソロ・プロジェクト。
今回は『【独奏Strings】』とドンズバなタイトルで開催された。
ちなみにタイトルに使われている「【】」の正式な名称は「隅付き括弧」といいます。10今回のステージのようす。20まず紹介すべきは今日の相棒。30v_2Seijiさんのデフォルト・ヘッドは「JVM410H」だが今回は「JVM210H」。
スピーカー・キャビネットは以前使用してバッチリだったノッポの背緑野郎「1960TV」。40vそのとなりのヘッドが2台はナンだろな?
コチラは「モディファイド・シリーズ」のヘッドが2台にキャビネットは「1960BV」。
上は「JCM800 2203」の改造バージョン「2203MS」。
下は同じく1959の改造バージョン「1959MS」。
今日はSeijiさんが出すこのモデルたちのサウンドをお客さんに聴いて頂こうじゃないか…という企画つき。60v『独奏Strings』のオープニングは「Tsurugi」。
珍しい。
いつも最後の方に取り上げるからね。70初っ端から切れ味の鋭い剣先が宙を斬った!80v景気よくハードなナンバーをお見舞いした後にはお馴染みのイントロから人気ナンバー「Attraction 4D」が続く。90ギュウギュウに詰め込まれた魅惑のメロディが炸裂!100vよしよし、今日のギター・サウンドもバッチリであ~る!110「ありがとうございます!ギタリストのSeijiです。
『独奏ストリングス』ということで昨日、今日とひとりでギターを弾いています」
前日は三島での公演だった。120冒頭に演奏した2曲について説明。
「Attraction 4D」の「4D」はD_Driveの4人という意味。
今日は「独奏」なので「1D」で皆さんをアトラクトする。130vMCの後は「Runaway Boy」。
9.11の「世界同時多発テロ」をテーマにした社会派チューン。140曲に込めた思いは重厚だが、曲はストレートな魅惑のヘヴィ・チューン。150v続けて「Thumbs Up」。
ナンだっけな~、こないだ「ホールトーン・スケール」を使っているロックの曲を思い出したんだよね。
ゴメン、忘れちゃった。
ハッとナニかを思いついても書き留めておかないとすぐ忘れちゃう。160vいずれにしてもそのスケールをこの曲ほど効果的に、かつメロディアスに使っていなかったことはシッカリ覚えている。
Marshall Blogでは毎回この曲のことをホメるけど、私、とてもこの曲が好きなんです。
だってこんなん他にないじゃん?170そして社会派チューンをもうひとつ。180ハードなワルツで「ベルリンの壁崩壊」をテーマに練り上げた「Lost Block」。
コレもおそらく他では聴くことがないであろうタイプの作品と言って良いだろう。190v「今日は土用の丑の日ですね。
ボクは昨日、三島だったのでウナギを頂いてきました。
でもウナギは高いですよね~。
『体力が落ちる季節に栄養をつける』ということでウナギを食べるワケですがなかなか気軽に食べられませんよね」
また次に演奏する2曲を説明して前半の最後のセクションに取り掛かった。200vウナギの話の次に演奏したのは…コレがマズかった!210だって「U_Me」だもん!
昔から「ウナギと梅干」とか「天ぷらとスイカ」というのは「食べ合わせが悪い」と言われてきたからね。220vでも心配ご無用。
昔は脂っこいウナギと酸っぱい梅干しは胃に負担がかかる…とされてこの食べ合わせが敬遠されていたけど、現代ではむしろ梅干しのクエン酸とウナギのビタミンB1のコラボレーションで疲労回復の効果を助長すると分析されているそうだ。
ホラ、Seijiさんが心を込めて弾くギターを耳にすれば疲労もブッ飛ぶぜ!230vそして「Red Light, Green Light」。
Seijiさんは「イカ・ゲーム」の話をしていたけど、この「Red light, green light」というのは「だるまさんがころんだ」のこと。
曲のタイトルをキメる時にこの話をSeijiさんにすると「ほな、関西では『ぼんさんがへをこいた』ですな?」と言って2人で大笑いしたことをよく覚えている。240今日もスリリングに曲が展開して第1部終了。250v第2部は冒頭でチラリと触れた「『モディファイド・シリーズ』をSeijiさんに弾いてもらおう!」…のコーナーから。270v私がステージにお邪魔して控えめに商品の説明をさせて頂き…260まずはSeijiさんが「1959MS」にトライ。280やっぱりいいね!と満足気な私。290続いては「2203MS」。
このサウンドで「Attraction 4D」のイントロ・リフが聴いてみたいと思い、リハーサルの時にSeijiさんにお願いして弾いてもらった。
結果…「最高!」とだけ書いておこう。
とにかくそういうサウンド。300D_DriveはココでPAシステムを一切使わない生音で演奏する「フロア・ライブ」という企画を続けているが、ついでに「ネイキッド・ライブ」とか銘打って、ギターにエフェクターを一切あてがわずにD_Driveの名曲を演奏するというライブをしてみてはいかがか?
エレキギターが一番良い音を出すのはマスター・ボリュームなし、センド&リターンなしのアンプにギターを直に繋いで出した時だから、きっとスゴイことになると思うよ。
もちろんこんなことは達人ギタリストでなければ到底不可能なことだが、D_Driveなら大丈夫でしょう。
ギターのボリュームを巧みに操作してスゴいアンサンブルを聴かせてくれると思う。
そして、その時にはこのMarshallのモディファイド・シリーズが登場することは間違いないであろうよ。50vあ~、いい音だった。
ということで軌道を元に戻して通常演奏の部。
まずは「I Remember the Town」。
ラジカセにつないで出した昔風のギターのサウンドは、いつもとはチト違うラジカセを使ってみた。320久しぶりのチョイス。
コレもSeijiさんと2人でタイトルを考えた思い出の1曲。
街の昔ようすを懐かしむのがテーマ。
それが出来るのは年寄りの特権だ!(失敬)118a0133 みんなで手拍子を打って盛り上がった。
お客さんが懐かしんだ街、あるいは町はどこだったのかな?340つづけて「Gradation」。
コレも久しぶり。350v陽が沈みゆく海に広がる美しいグラデーションを目にした感動がこの楽しい1曲となった。
曲はカワイイけど、いい歪みがないとサマにならないヤツ。
もちろんSeijiさんが出す「JVMサウンド」でバッチリだ!
この曲も「2203MS」で聴いてみたいな。360曲の間にちりばめられたMCでは手際よく曲に解説が施される。
このポーズは「ロシアン」。
長いお付き合いをさせてもらっているSeijiさんには色んな話を伺ってきたが、この期に及んで知らない話、あるいは忘れていた話が出て来てオモシロい。370MCの後はまず「Mystery Zone」。
もちろんD_Driveの古いレパートリーであることは知っているが、コレがインストゥルメンタル曲のコンテストに応募されたとは知らなんだ…あるいは聞いたであろうがスッカリ忘れていた。380応募された800曲からベスト4に残った名曲。
そう言われてみるとドッシリとした曲調に伝統と風格を感じるゼ。390v続けてはお待ちかねの「Russian Roulette」。
かつてSeijiさんがリリースした教則DVDのリズムの教材として作った曲。
オモシロく、そしてハラハラするようなイメージを狙ったそうだ。0r4a0121 コレがその教則DVD『リズムからソロまで完璧に弾けるギタートレーニング』。Dvd2012年当時、D_DriveはYukiちゃんもChiikoちゃんも教則DVDをリリースして、すべてのパートについてのクリニックなんてのをやったことがあった。
つまりそれは14年前…D_Driveが結成してからまだ2年しか経っていない時分のことだった。
その時の様子を下の記事でレポートしている。
ちなみにコレは今のMarshall Blogになって一番最初にD_Driveにご登場頂いた時。
その後、様々なシチュエーションで「D_Drive」としてこれまでMarshall Blogに165回出てもらっている。
もしあの時コロナがなかったら活動の幅が大いに広がっていたので、記事は間違いなく300回を超えていただろうな。
コロナのバカ!
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D_Drive~ALL PART CLINIC & MINI LIVE

410独奏でもあの独特なリフがバッチリと決まって気分爽快!
ちなみに大阪でタコ焼きの「ロシアンルーレット」といえば激辛のワサビが入りのこと。
Seijiさんはワサビがニガテだそうです。420vもう1曲続けて演奏したのは「1,000,000h.p」430v「鉄腕アトム」が「1万馬力」ならコッチは「100万馬力やッ!」…と景気よく出来あがったのがコレ。
次から次へと出て来る「バラエティに富んだ演奏テクニックと全力疾走」のイメージで私は「音楽の大運動会」と呼んでいます。440今日も1等賞で鉛筆と帳面をゲットや!
スカっとしたがな!450v続くMCで新曲を演奏することを発表。
仮題で「Chronoshift」。
「chrono-」は「時の」を意味する接頭辞。
「shift」は「移動」とか「交代」という意味の名詞。
1982年、『ソフィの選択』というアラン・J.パクラの映画があった。
メリル・ストリープが演じるユダヤ人の主人公は戦時中、長女か長男のどちらかを選べと言われ断腸の思いで息子をナチスに引き渡す…という想像を絶する苦しい選択に迫られる。
そして「人生は選択の連続だ」と回想する…というシーンがあったように記憶している。
40年も前に1度観ただけなので正確な記憶ではなかろうが、そう、我々はいつも選択しているよね。
「唐揚げ」にするか、それとも「しょうが焼き」にするか…。
「ちゃんぽん」にするか、はたまた「皿うどん」にするか…。
コレぐらいだったら簡単に取り返すことができるが、人生を決するような場面での選択を誤ってしまえばそれまで。
460でも妄想の中では当該の選択を覆すことができる。
Seijiさんは5年前に脳出血を患いヘタをすれば死線をさまよう経験をしたが、もしその前に検査をしていればそうなならなかった。
そうして大昔に戻るというワケではなく、「もしチョット前に戻って『chrino』を『shift』できたら」というイメージで作った曲だそうだ。
118a0088 ディレイを深くかけ、ワーミ―・バーを効果的に使って弾くイントロのメロディ。470そしてSeijiさんには珍しく変拍子のリフから印象的なテーマ・メロディへ。
この4小節のリフは4/4のサイズではあるんだけど、16個の拍を「3・3・4・3・3」とグルーピングしているので不安定な感じがして、それが強烈な緊張感を生んでいる…と見た。480vそのリフがMarshallが出す音色にあまりにもうまくマッチしているのよ!500曲は山あり谷ありで進行し、4分半の見事なドラマを作り上げる。
会心の一作ではありませんか、Seijiさん?490vそして伝統の1曲「Champagne」で本編を締めくくった。510新曲にまつまる「人生の選択」の話ね、手塚治虫に「八角形の館」という短編があるので未読の方はゼヒ読んでみてください。Ot さてアンコール。
「新曲、どうでしたか?タイムスリップ感が出ていました?
昨日三島で初めてこの曲を演奏したんですが、本番でCDのバッキング・トラックの音源が飛んだんですよ。
新曲なのでもう1回やらせてもらったら今度はドーンと雷が鳴ったんです。
偶然とはいえ、すごいドラマ性だと思いませんか?
何か起こる曲なのかも知れませんよ」
そんなことよりSeijiさん自身が気をつけてくださいよ~。520vこの手は左手はメンバーを紹介しようとしているワケではなく、物販を紹介するところ。
「アチラの方にグッズを用意してあります!」530今日の屋台村にはCDはもちろん…540人気のキーホルダーがゾロリ。
550今回の推しは新しく作ったポーチ。560このポーチにはこんなプレートが付いている。
Seijiさんの座右の銘。
「Song is, just no words」ってとこか?
仲良しの若いギタリストがオリジナルのインストゥルメンタルをやっていて、「ボクがギターで弾くメロディは歌メロと同じなんです」と言うから、「ホホウ、『歌はある、歌詞がないだけ』なんだね?」と私がこのSeijiさんのこの箴言を口にすると「そうです、そうです!」と大変喜んでいた。
「我が意を得たり」というところであったのだろう。
そしたらその彼、本番のMCで「自分の曲には歌詞がないだけで歌はあるんです!」と言いやがんの!
もちろん終演後に著作権使用料をSeijiさんに支払うように言っておきました。570最後の1曲。
『独奏Strings』を締めくくったのは「The Last Revenge」。580最後も人気の1曲で締めくくり、今回もSeijiさんのギターとコンポジションを存分に味わうステージとなった。590vD_Driveの詳しい情報はコチラ⇒D_Drive official website600 200_2 (一部敬称略 2026年7月26日 新横浜Strageにて撮影)

2026年9月 4日 (金)

RAMBO BLOOD vol.5 ~ Kelly SIMONZ'S BLIND FAITH

『RAMBO BLOOD vol.5』のトリを務めたのは「Kelly SIMON'S BLIND FAITH」。10v威風堂々とバンドのロゴ・サインが現れ、壮大なSEが会場に流れ出す。
2015年に発表したBLIND FAITHの『At the Gates of a New World』のオープニング・トラック「The Journey to the Gate」だ。20_2そしてメンバーが舞台に姿を現し演奏がスタートした!30Kelly SIMONZ40vKAZ50v2Yosuke60vKellyさんはしばらく前にMarshall Blogにご登場頂いたが、BLIND FAITHはナント8年ぶり!
なつかしいネェ、うれしいネェ。008a0160もちろんKellyさんの背中にはMarshallのハーフ・スタック。65「1987」と「1960A」。70vその上にはMarshallのポーチ。
ありがたいネェ。
Kellyさんはこのキャンペーンの景品を長年大事に使ってくださっている。
私がMarshallのディストリビューターで仕事をしていた時、年に2回Marshallのキャンペーンを企画していた。
ポーチ、携帯ストラップ、ショルダー・バッグ、サンダル、手袋、リストバンド、扇子、トランプ等々…毎回ないアタマを絞ってこの景品を考えるのが大変にシンドかった。80ケリーさんの「1987」は1973年製。
マスター・ボリュームと何かをバイパスするスイッチが取り付けられている他、スピーカー・キャビネットのアウトプットをひとつ殺してインピーダンスのセレクター・スイッチを新設。
さらに電圧のセレクターも取り払われている。
「1987」は1965年に発売を開始した1959と並ぶ長い歴史を持つモデルで、現在でも「1987X」という型番で製造を続けているのは皆さんもよくご存知のことと思う。
歴史が長いだけに波乱万丈のモデル人生を送っている。
最初のモデルの出力は45Wだった。
それからすぐに50Wとなり、70年代は「JMP」、1981年からは「JCM800シリーズ」として強引にデザインを変更され、1992年からは「1987X(「X」は「リイシュー」という意味)」と呼ばれ、日本では流通していたものの1999年には製造が一時中断された。
そして2002年、Marshallの40周年を記念して「1987X」という名前はそのままに、今度はセンド&リターン回路を搭載して再びデビューを果たし現在に至っている。
コレが「1987」のザっとした歴史。
チョット脱線するが、このMarshallの4ケタのモデル・ナンバーは、当時総販売代理店をしていた「ローズ・モーリス」という会社が、ブランドに関係なく自分たちが取り扱っている商品に連番で割り振っていたことは過去のMarshall Blogで説明した通り。
で、興味本位でこの「1987」の周辺の番号を調べてみたのだが、若い方は1986、1985、1984と続き、1977を除いて1958まで数字が連なっている。
反対の方面は1988、1989、1990と1995まで続いている。
スゴイ勢いでMarshallが新製品を発売していたことが窺い知れるというモノだ。90まずは7/8拍子を織り込んだインストゥルメンタル・ナンバーでケリー節をブチかました!100そしてシンガーが颯爽とステージに姿を現す。120マイクロフォンを握ったのはJinn。110v早速ケリーさんとピッタリとイキの合ったところを見せながら歌ったのは上で掲げたアルバムのタイトル・チューン「At the Gate of a New World 」。140どこまでも突き抜ける圧倒的な声!150そのダイナミックな歌声をサポートする側も大いに気合が入る!130続いて飛び出したブッちぎりのハード・ドライビング・チューンはアルバム『Overture of Destruction』から「Road to Ruin」。160Yosukeさんが踏み込む力強いツーバスに…170vからみつくKazさんの重低音。180vその屈強なリズム隊を得て爆発するJinnさんの超ド級のシャウト!190そして、待ち構えていたかのようにKellyさんが壮絶なシュレッディングでそれを迎え撃った!200「最後まで楽しんでいってください!」
Kellyさん、実はこの日は病み上がり…というよりまだ病み上がっていない状態での登板だった。
が、もちろん最初から最後までそんなことを全く感じさせない熱血パフォーマンスを展開した。210vJinnさんが新曲と紹介した次の曲は「Hold on to Your Dreams」。
ギターから始まる耳当たりのよいマイナー・チューン。220歌メロを丁寧になぞるJinnさんに合わせて…230メロディアスなソロでKellyさんが曲をロマンティックに仕上げた。240vそのまま続けて定番の「Toki-No-Kakera」。270猛々しい絶叫を交えたド迫力の歌声で伝統のKellyナンバーを彩るJinnさん。250vKellyさんもガツンといった~!
やっぱりMarshallを普通に使って弾くKellyさんのギターの音こそ「kelly's Guitar Sound」だね。260ココでJinnさんがステージを離れ3人態勢のBLIND FAITHとなる。280まずはサングラスを外したKellyさんがア・カペラのソロ・プレイ。
客席から大きな歓声が上がる。
そういえば前の方のお客さんたちがしゃがんでいたっけナァ。
後ろの皆さんがよく見えるようにとの配慮なのだろう。やさしいね。
だからスタンディングの場合、ライブハウスへの入場は先着順とかチケットの番号順ではなく、冗談抜きに背の順にするべきだと私は思っているのです。
大きな男性の背後で小柄な女性が一生懸命背伸びをしたり、僅かな隙間から舞台を見ようと努めている姿を目にすると本当に気の毒に思うのよ!290vそして「Opus #1」に!
この場面でもYosukeさんと…300vKazさんの鉄壁のコンビネーションのリズムが轟きわたる!310vKellyさんは指先に全神経を手中させて自作のスタンダード・ナンバーを弾き抜けた!
330vものすごく久しぶりにこの曲を耳にして私もグッときちゃったよ!320Jinnさんがステージに戻ってMC。
自身が属している「ケイオス・コントロール」が新譜をリリースすることを発表。350vそして満を持してKellyさんもチェキを導入したことに触れ、各メンバーの活動予定を告知した。340v早くもBLIND FAITHの出番も最後のセクションに突入。
まずは「Bound for Glory」から。360中間部のクラシカルなシークエンスがカッコいい!370vそして、本編の最後を締めくくったのは「N.W.O.」。380最後もKellyさんの代表曲に気合を入れた演奏で臨んだ4人。390   118a0450  410  118a0702 久しぶりに拝見したBLIND FAITHのパフォーマンスはまさに「怒涛」だった!

BLIND FAITHの詳しい情報はコチラ⇒Kelly SIMONZ Official Website430この日のBLIND FAITHの屋台村。440コレがMCで触れていたKellyさんたちのチェキだ!450アンコールはBLIND FAITHに…460RAZOR HIGHWAYのAkiさんと…470横関さんをお迎えして1曲。480ナニを演奏して盛り上がっているのかというと…KISSの「Rock and Roll All Night」なのよ!500コレは横関さんのチョイスだったんだって!118a0791みんなとても楽しそうだ!490そしてて『RAMBO BLOOD vol.5』大きな歓声を浴びながら幕を下ろした。510<おしまい>

  200_2(2026年7月20日 一部敬称略 新宿Wild Side Tokyoにて撮影)

2026年9月 2日 (水)

RAMBO BLOOD vol.5 ~ RAZOR HIGHWAY

「RAZOR HIGHWAY」が主催するシリーズ・イベント『RAMBO BLOOD』。
同バンドは他にも『BLOOD BROTHERS』という対バン形式のイベントを運営している。
血、また血。
かなりの確率で「日本赤十字社」とは関係はないと思うのだが、血気溢れるイベントに血道を上げている。
今回もヘヴィ・メタルやハードロックの濃い血脈(けちみゃく)が流れる4つのバンドが集められたので血相を変えてお邪魔して来た。10vRAZOR HIGHWAYの出番は3番目。
客電が落ちてレザハイのマスコット・キャラクターの画像がスクリーンに映し出される。40そして「Under Pressure」でRAZOR HIGHWAY(以下「レザハイ」)のステージがスタートした!50深澤AKI60v田中"OMMY"輝臣(以下「オミー」)70v池田督樹80v「HELLHOUND」の「MOUNTAIN KING」こと山崎隆太。90v圧倒的な音圧でノッケから観客を押さえつける。100オミ―さんが弾くソリッドなリフから2曲目がスタート。110vファースト・アルバム『Grace Through Insanity』から「Hungry for Your Heart」。120親しみやすいサビのメロディが魅力の1曲。130vか~ら~~のギター・ソロ。140オミ―さんはMarshall。
「JCM900 4100」と「1960A」。
もちろん4100のセッティングはマスター・ボリューム「7」だ。150vすると自然にこんな表情で弾くことになる!160v「RAZOR HIGHWAY主催の『RAMBO BLOOD』も今日で5回目になりました。
皆さんへの感謝しかありません!
出演のバンドの皆さんに大きな拍手をお願いします。
今日は後半にスペシャル・ゲストをお迎えしていますからね!
最後までいくゾ~!」170v続いてもファースト・アルバムからのチョイス。180山崎さんと…190v池田さんの鉄壁のリズム隊がバンドをプッシュしまくるドライビング・チューン「Call of the Wild」。200v何度も繰り返される転調の中、ひと際目立つサビのメロディが耳に残るのはこの曲も同じ!
コレが「レザハイ・ロック」の魅力だ。
考えてみると「レザハイ」という略称はお酒の名前みたいでいい感じだね。210池田さんは全編を通してコーラスでも大活躍。220そしてオミ―さんがそれこそ研ぎたてのカミソリのように切れ味の鋭いソロを聴かせてくれた。230v「一緒に歌って欲しいんだ!」とAkiさんが客席に向かって呼びかけた曲はセカンド・アルバム『Flammable Souls』から「Born Crusader」。240レザハイのステージでは毎回きっと取り上げられるミディアム・テンポのヘヴィな愛奏曲。118a0164 オミ―さんのソロがキマって…118a0033Akiさんのリードで客席に「♪ウォウォウォ」と歌声がこだました。255曲が終わるとすかさず山崎さんのドラムスがリズム・パターンを送り出す。270vいよいよゲストの登場だ。
「騒いでくれるとゲストが登場するよ」
というAkiさんの言葉に応えて客席から大きな歓声が上がる。280v「ジェット・フィンガー!」
「横関敦」登場!
横関さんはレザハイのセカンド・アルバム『Flammable Souls』のレコーディングに1曲参加されているのだ。
そして先日、久しぶりにMarshall Blogにご登場頂いたばかり。118a0376Akiさんの「♪オ~、イエ~イ」にギターで答える横関さん。290横関さんを交えての1曲目は「Laughing on the Edge」。300ファースト・アルバムからの1曲。
Akiさんの歌に…310横関さんが当意即妙のオブリガードを放り込んでくる!320横関さんが使用したMarshallは「DSL100H」と「1960A」。340v「♪Laughin on the edge」
ココでも池田さんの強力なコーラスが冴えわたる!350相変わらずのジェットな指裁きで鮮やかなソロを展開する横関さん。360v告知。
この「RAMBO BLOOD」は毎年7月20日の「海の日」に開催していたが、来年は日程をズラすつもりでいるという。
ナンとならば、同じ日に四日市でヘビメタのイベントが開かれるからで、今からスケジュールを空けておくのだそうだ。
ちなみにその四日市のイベントからはまだ声がかかっていない…とのこと。
期待して待ちましょう!118a0300 次…またドカンと来るかと思ったら…370セカンド・アルバムからシットリとした「Love it Bleeds 」を取り上げた。118a0362 横関さんと…390v_2オミ―さんのギター・ソロの競演。400v2人も背後にMarshallを従えて…410情感あふれるメロディの数々を交換した。420物販の案内。
大槻ケンヂさんに「物販がバンドを生かす」という言葉があるそうだ。
ホントにね~、変な世の中になってしまったものだ。
最近はどこのライブ会場へ行っても「アクリル・スタンド」とかいうヤツにお目にかかるが、アレの原材料は「ポリメタクリル酸メチル」というらしい。
その原料メーカーはアクスタの流行で少しは儲かったのかしらん?
三菱ケミカル、クラレ、住友化学、旭化成などだ。
こうした石油化学素材は蒸留塔等の巨大なプラントを必要とするため、資金力のある大企業でないと生産できない。
元がナフサだから大変だろうナァ?
Akiさん曰く…「ホントにこのままではライブの途中にCMが入ってしまうよ!」
そこで出て来たCMソングは…430「♪もしも の時は…」
それはそれできっと「あんしんなライブ」が保障されることでしょう。
最近は「ハズキルーペ」のCMをテレビで全く見かけなくなったが、チョット前まではこの「♪あんし~ん」の攻勢が熾烈だった。
葬儀屋のCMはコレだけでなく、「小さなお葬式」、「よりそうお葬式」、「さがみ典礼」…にわかにはコレぐらいしか名前が出てこないが、ローカル版も含めればものスゴイ数に上るのではなかろうか?
そもそも葬式のCMというのは放送に関する法律でテレビでは流してはいけないことになっていて、昭和60年に解禁されたそうだ。
それが、ココへ来てまたナンだってこんなに盛んにCMが流れているのかというと、競合他社が増えたということもあるが、やっぱり「需要の喚起」が目的なんだって。
「葬儀は家族だけで済ませました」みたいな「家族葬」でシレっと終わらせてしまうケースやそれすら執り行わないことが増えて、ミュージシャンだけではなく葬儀屋も死活問題らしい。
ま、お墓すらなくなる世の中だからネェ。
もしもの時、あなたならどうしますか?Img_7446コレがレザハイを救う品々を展示したこの日の屋台村のようす。20Tシャツもゾロリ!30次もライブでは毎回取り上げられる「89」。440軽快なロック・ビートに乗ってスカっとキメる楽しい1曲。460サビのバッキングのギターがすごく好き。118a0333当たり前のように盛り上がっておいて…470レザハイもうイッパイください!
出番の最後を「In This World」で締めくくる。480今日もハードな中にもポップなセンスを絶妙に盛り込んだ楽しい曲の数々で観客を魅了したレザハイの4人+ジェットフィンガー!490v 500v 510v 520v 550v主催者自らがイベントを大いに盛り上げた!
 
RAZOR HIGHWAYの詳しい情報はコチラ⇒RAZOR HIGHWAY Official Website540<つづく>

 200_2(2026年7月20日 一部敬称略 新宿Wild Side Tokyoにて撮影)