真理~スタートライン
今日は珍しく渋谷「eggman」から。
「スタートライン」と題したシンガーソングライター「真理」の初の単独公演だ。
今どきスパッと「真理」と漢字表記で名乗るなんて実に気持ちがいい。
最近はバンド名も個人名もアルファベット表記だらけなのは仕方がないにしても、果たしてどう読んでいいのかわからないような名前が散見されるからね。
私が夢中になってロックを聴いていた頃の日本のバンドの名前といえば「頭脳警察」とか「外道」とか「四人囃子」とか漢字で表記するのがごく当たり前だった。
日本語を大切にしませう。
ファンの皆さんから寄せられた美しい祝い花。
最初に「珍しく」と書いた。
私は1970年代の後半から通い出し、仕事がら今でも頻繁にライブハウスに足を向けているが、今まで一体何回ぐらいライブハウスを訪れたかナァ?
ま、思いっきりザっと計算して3,000回近くになろうか?
この数字が多いのか少ないのかは知らないが、実は私がこのeggmanにお邪魔するのは今回が人生で2回目。
コレは少ないでしょう?
開業した1981年当時、渋谷のライブハウスといえば先ごろ閉店した西武デパートの裏にあった「屋根裏」や公園通りの「東京山手教会」の裏にあった「ジアンジアン」、「ビジーフォー」が出演していることで知られていた「ヘッドパワー」…私が知らないだけで他にもあったのかも知れないが、まず思い浮かぶのはこれぐらいではなかろうか。
私は大学生の時、幸運にも2年の間ほぼ毎月に1回その「屋根裏」に出演させてもらっていた。
そんなある日「山の上に新しくライブハウスが出来るんだってよ!」というニュースがミュージシャンの間に広がり、やがてオープンしたのが「eggman」だった。
そのeggmanが45周年。
おめでとうございます。
あの時から45年も経ったのか!
店内の廊下の壁には関係するバンドからの祝辞がズラ~リと飾られていた。
開演の時間となり、客電が落ちるとステージのスクリーンにスライドが投影される。
この後もうまい具合にこのスライドが活用された。
今日のライブのタイトルが映し出されて…
今日の主役「真理」がスタートラインに立った!
まずはエレクトリック・ギターの弾き語りでスタート。
そしてバンドが加わる。
曲は「ハートビートが手を叩く」。
真理ちゃんのバックを固めるのは…
ギターにLINXのZin。
ZinくんはMarshall。
この日は「JCM900 4100」と「1960A」を使用。
ベースは盆子原幸人。
幸人くんは「Bromley」というMarshallのパーティ・スピーカーを愛用してくれている。
そしてドラムスは石川達也。
達也くんは当然この日もMarshallのドラム・ブランドNATAL(ナタール)を使用。
愛用のメイプルのキットだ。
一糸乱れぬ客席の手拍子が鳴り響き、1曲目から場内は大騒ぎ!
間 髪を入れず真理ちゃんのア・カペラの歌い出しから…
「マッチポイント」
ガツンと迫りくるパワフルな1曲。
サビのメロディがとても魅力的だ。
「パワフル」どころかバリバリのドライビング・チューン!
まだ2曲目なのに大盛り上がり!
真理ちゃんの熱演もさることながらこの日を待ちわびていたファンの皆さんの熱気があまりにもスゴイ!
曲はZinくんのシャープなギターで締めくくられた。
続けてもう1曲…この「愛の逃避行」。
コレもヘヴィなパフォーマンス。
真理ちゃんの透き通るような声とバックの強力な演奏がガッチリと組み合わさる。
幸人くんもゴリンゴリンと分厚い低音で真理ちゃんの逃避行をサポートした。
スゴイ歓声!
「今日はファースト・ワンマンライブ『スタートライン』へお越し下さいましてありがとうございます!
当たり前のことを1回言ってみてもいい?
皆さん、全員私のお客さまなんですよね?」
そりゃ~そうでしょ~!
「本当に楽しみにして来ました。
チョー楽しんで帰りたいと思っています。
そして皆さんと一緒にステキな夜にしたいと思います。
どうぞどうぞよろしくお願いします!」
真理ちゃんがアコースティック・ギターに持ち替えて2024年にシングル・リリースした「ダレカノモノデモ」。
「♪夏のせいにしたらいいよ」
真理ちゃんの声がベストマッチする軽快な夏の歌。
そう、今葉物野菜がアホほど高くなっているのは雨ばかりの「夏のせい」だ!
続いて「Neon Blue」。
この曲ではギターから手を放し歌に専念した真理ちゃん。
情感豊かに歌い上げる姿がとても印象的だった。
昨年のシングル「さよなら蜃気楼」。
真理ちゃんの歌をやさしくサポートする…
バンドの演奏がとても巧妙だ。
ウ~ム、コレはいい曲だナァ。
蜃気楼か…40年以上前、2年ほど富山に住んでいたことがあったけど有名な「黒部の蜃気楼」は一度も見られなかったナァ。
ムードが替わり、Zinくんと達也くんがステージを離れ、真理ちゃんと幸人くんのデュオとなる。
曲は「残存歩行者」。
幸人くんはアップライト・ベースに持ち替え。
そしてポール・チェンバースもビックリのアルコによるプレイも披露した。
ジンワリと真理ちゃんの歌声が染み入った場面。
「たくさん聴いてもらいました」
ココでZinくんと達也くんが戻って真理ちゃんがメンバー全員を紹介した。
「このワンマンに向けて色々な準備をして来ました。
その中のひとつとして6月から3ヶ月連続でリリースをしたりして、個人的にストーリーを作っていくような感じにしました。
今からそれを続けて演りたいと思います。
歌って大事じゃないですか…私も音楽を演ってきたし、イヤな時も楽しい時も音楽を聴くし…今日はとても楽しい時の音楽で来ています!」
真理ちゃんのMC通り、10月に配信開始となったEP『パラフィン』収録の3曲を披露した。
まずは「朝を待つ」。
幸人くんのアップライト・ベースが実にいい雰囲気を醸し出す。
真理ちゃんはマイクをスタンドに戻して「20%」。
場面が替わって「群青HAZE」。
軽快なアップテンポ・ナンバー。
コレはバックの3人が得意とするところ!
「♪群青HAZE」と歌うパートがメチャクチャ耳に残る!
客席は興奮のカタマリ!
こりゃジミ・ヘンドリックスも紫色になってうらやむ盛り上がりようだわ。
メンバーもノリノリで真理ちゃんをバックアップした。
「どうですか?楽しいですか?
ソロソロ終わりに差し掛かってきました。
最後は楽しく終わりたいと思います。
ファースト・ワンマンをまさかeggmanでできるなんて考えていなくて…客席がスカスカということもあり得るナァなんて思ったりもしました。
『セカンド』があるとしたらもっともっとガンバりたいと思いますのでこれからも応援をよろしくお願いします!」
真理ちゃんのファースト・ワンマンライブもアッという間に最後のセクションに突入する。
まずはシングル「ジンジャーエール」。
片思いの気持ちを「少し甘くて辛い」ジンジャーエールに例えて歌うカワイイ曲。
「今日は皆さんに来てもらえて本当にうれしかった!
また会いましょう!」
という言葉を添えて本編の最後を飾ったのは「願いごと」。
お客さんと大合唱!
「ありがとうございました!」と曲中でお客さんに感謝の気持ちを伝えて本編を締めくくった。
コレはこの日の屋台村のようす。
いい感じの黄色のアイテムはオフィシャル・タオル。
アンコールではまず真理ちゃんが弾き語りで「スタートライン」を熱唱。
今日のライブのタイトルでもある曲だけにショウ全体をシッカリとまとめる感じで仕上げて見せてくれた。
メンバーがステージを降りるのと同時にスクリーンが下ろされてネコちゃんから真理ちゃんの今後の活動の告知が映し出される。
そしてメンバーが登場して2回目のアンコールに応え、最新のシングル「Days」を披露。
真理ちゃんの熱唱に次ぐ熱唱を当意即妙にサポートした3人のボーイズ!
大盛り上がりのウチに全てのプログラムを終了した!
真理ちゃんタオルを持って最後のご挨拶。
そういえば昔「真理ちゃん自転車」ってのがあったっけナァ。
この場合の真理ちゃんは「天地真理」ちゃんのことね…若い人は誰ひとり知るまいな。
「ありがとうございました!」
こうして真理ちゃんは勢いよくスタートラインを離れたのであった!
真理の詳しい情報はコチラ⇒Mari Official Site
