DEALS:LIVE ROCK 'N' ROLL SHOW
現場でステージの模様を撮影していらっしゃった皆さまのおかげで前回の「MOONSHINE」のレポートを制作することができました。
改めましてご協力頂きました方々には心から御礼申し上げます。
そして今回のレポートは当日後攻でステージに上がった「DEALS」。
今回も皆さまからお借りした写真で記事を編ませて頂きました。
去る8月末、DEALSはココ新宿「Crawdaddy Club」に於いて新しいCDの発売を記念するライブを開催したが、Marshall Blogは折り悪くお邪魔することができなかった。
その時から約2ヶ月経った今、CDリリース後のDEALSのステージに接触できることとなった。
コレがそのCD。
タイトルは『Rock'n Roll Is Lit!!』。
「lit」というのは「light」の過去分詞。
「be lit」で「明かりが灯る」という意味からスラングで「最高!」とか「盛り上がっている!」という表現となる。
要するにDEALSのロックは最高ヨ!ということ。
収録されているのは初めて正式音源となった曲が4つとすでに発表している曲のバージョン違いが2つ。
新しい曲はすでにライブで愛奏している粒よりのナンバーばかりでゴキゲン!
一方、既存曲もバッチリ。
私は「傷と裏切り恋焦がれ」を聴いてビックリしたわ。
「どういう風にビックリするか」は買って聴いてのお楽しみ~。
「We are Deals!」と雄叫びを上げ、「Dance with the Devil」でスタート!
雨宮敬義(以下「TAKAさん」)
TAKAさんが使用したMarshallは「JVM210H」と「1936」。
吉永'GOKI'訓春
GOKIさんのMarshallはヘッドが「JVM410H」。
そしてスピーカー・キャビネットは「1960BX」。
横山壮五
shu-ya
shu-yaさんもNATALをプレイ。
トレード・マークの3タムタムのキット…
ではなくて今日はシングル・タムのキットだ。
「MOONSHINE」の金光さんと使い回して頂いたが、大きな違いがある。
何だかわかる?
金光さんはタムの径が12インチ、一方のshu-yaさんは13インチなのだ。
そんなこと写真でわかるワケないかッ!?
GOKIさんがボトルネックにコーラスにとさっそく大活躍。
続けて「Bad Temptation」。
初っ端からTAKAさんの大シャウトでトリハダが立ちまくり!
ロックを聴きに来た気がするわ~。
いつもよりシンプルなキットでストレートなロック・グルーヴを叩き出すshu-yaさん。
そしてshu-yaさんのドラムスにステディな低音で絡みつく横山さん。
ギター・ソロもタップリと盛り込まれ…
ハード・ロックの教科書のような演奏が展開した。
こういうロックはホントにいいわ。
「お帰りMOONSHINE!」と祝辞を送り、「大阪では『難波の女』と呼ばれている」と次の曲を紹介。
GOKIさんがリフを弾き出して「Southern Woman」。
なるほどね、そりゃ「ミナミの女」で間違いないわ。
『Rock'n Roll Is Lit!!』に収録されている1曲。
そいえばいつかミナミで食べた「肉吸い」っておいしかったナァ。
私も2年間大阪に住んだけど、アレはキタでは見かけなかったような気がする。
「ミナミの女」は知りません。
TAKAさんもボトルネックを指にハメてアーシーなプレイと…
あまりにも素晴らしいシャウトを聴かせてくれた。
「〇〇をするために生まれて来た人」ってよく言うでしょ?
もうね、TAKAさんを見ているとまさにそれを感じる。
もちろん〇〇には「ロック」という言葉以外は絶対に当てハメられない。
そして「♪Sounthern woman」とコーラスを添えながらダイナミックなベース・ラインをブチこんだ横山さんのプレイが際立った。
「サザン」ったって「オールスターズ」じゃござんせんよ。
「サザン・ロック」風味のサウンドだ…とくればブルージーなギターは欠かせない。
何度でも書くが…やっぱりこういうロックはいいナァ。
shu-yaさんのフィルから景気よく「Candy Color Maker」。
問答無用のドライビング・チューン。
ギター2人がハモるリフが楽しいコトこの上なし!
MCではTAKAさんが本番の1日前にある曲のキーを半音上げた…という話。
「チューニングを半音下げる」という話はどこにでもある話だが「上げる」というのは珍しい。
TAKAさんによると、そうすることによって元気が出るのだそうだ。
そこで続いて取り上げたのはシャッフル・ナンバー。
「アタシの悲しいブルース」だ。
GOKIさんはジャケットを脱いでギターを持ち替え。
ノッて来たぞ~!
イヤ、ド頭からノリノリだったわ!
ココでもTAKAさんはボトルネックをプレイ。
DEALSはこのボトルネックの取り入れ方が実に巧みだ。
しかし…昔「ボトルネックはいずれ絶滅する」と、奥田民生さんが心配して「シュリンプヘッド」というバンドで元ツイストの松浦善博さんの保護活動をされていたが本当だと思うわ。
そもそもボトルネックがシックリ来るようなロックが絶滅しちゃっているんだもん、ボトルネック・ギターの出番なんてあるワケがない。
Johnnyくんみたいな人もいるにはいるけど、ココはもうDEALSに頼るしかない!
間、髪を入れず「Rescue Me」が続く!
誰でも体を動かしたくなるロック・ビートの権化のような曲。
サビで表情を変える曲の展開、シン・リジーを思わせるギター・アンサンブル・パート、分厚いコーラス…
「Rescue Me」は楽しいことずくめだ!
曲調がガラリと変わってヘヴィな1曲「Wasted」。
「♪Wasted!」
今日も当意即妙な掛け声がバッチリとキマる!
GOKIさんの痛快なソロ。
そのバックでTAKAさんと横山さんがガッチリとフォーメーションを固めた。
続くMCではライブの告知をしてGOKIさんが『Rock'n Roll Is Lit!!』を紹介した。
アッという間に最後のセクションに突入。
まずは今作のCDに収録されている新曲「Tachikurami」。
何たるロックなリフ!
聴いている方が目眩してくるわ!
これまた小気味の良いドライビング・チューンだ~!
TAKAさんのギター・ソロもフィーチュアして…
待ってましたの!楽しい「Everyday hard Working Man」。
ライブではおなじみのこの曲も今回新しいCDに収録された。
メンバー全員が歌う「♪Everyday hard working man」。
当然、お客さんとの合唱があって…
曲の最後ではshu-yaさんが大暴れ!
いよいよ本編最後!
選んだ曲は「Are You Ready?」。
この曲でもTAKAさんの先導でステージとお客さんが一体となって「♪ア~ア~アア~、ア~ユ~レディ!」
盛り上がりに盛り上がって本編終了!
すぐさまアンコール。
まずは「傷と裏切り恋こがれ」でTAKAさんの情感豊かな歌声を味わう。
冒頭に書いた通りこの曲も新しいバージョンが今回のCDに収録された。
コレがですネェ、以前の音源とゼンゼン違うんですよ。
ナニが違うかって、アレンジでも歌詞でもなくてTAKAさんの歌声が全く違うのだ。
ココだけの話…GOKIさんに「今回、コレは誰が歌っているんですか?」と訊いてしまったぐらいなのだ。
事情を聞けば、以前のバージョンよりキーを半音下げて録音したとのこと。
スゴイな…それでこんなにも変わるモノなのか…。
ゼヒ、入手して聴き比べてみてくだされ!
そして続く「Please」ではGOKIさんが客席に乱入!
それを見たTAKAさんも前に進み出て…
2人で思う存分弾きまくった!
実はココで今日のプログラムは全て終了する予定であったのだが、客席の盛り上がりに応えるべく急遽もう1曲追加することになった。
演奏したのは「SAYONARA」。
最後の最後まで客席を大いに沸かせた4人!
最後はMOONSHINEとともに記念撮影!
前回書いた通り本当にレッド・ツェッペリンとディープ・パープルをいっぺんに観たかのような充実した内容の企画だった。
コレが「モノの喩え」として適切でないと指摘する向きも当然あろうが、いわゆる「ロックがロックだった時代」の従来型の音楽を自分たち流に仕立て上げて聴く人々を楽しませていることは間違いない。
そしてこれこそが「伝統の保護」だと思う。
DEALSの詳しい情報はコチラ⇒DEALS Official X
本レポートの制作にあたりお写真をご提供くださいました、NAOKO.Fさん、羽田茂さん、蘭丸さん、さかえさん、真美さん、そしてMOONSHINEとDEALSの皆さん、心より御礼申し上げます。
(一部敬称略 2026年10月24日 於、新宿Crawdaddy Club)