Damian Hamada's Creatures~THE WORST10 <前編>
「コレ…おかしくね?」と不思議に思ったことはありませんか?
「good」と「well」の比較級が「better」、最上級が「best」。
同様に「bad」と「ill」の比較級が「worse」で最上級が「worst」。
普通の感覚であれば「good-godder-gooddest」や「bad-badder-baddest」でしょうよ。
ハイ、この理由を学校の英語に授業で教わった方はいらっしゃいますか?
恐らくはいないのでは?
「太陽学園」の河野先生も説明をしていなかったハズ。
柴田や山本、はたまた片桐も「先生よぉ、コレはチョットおかしいんじゃないスか?」と質問するシーンもなかった。
この変則活用の理由を簡単に記しておくと、どうも「better-best」が元からあって、語源が異なる原級の「good」が後から入り込んで来たのだそうだ。
「bad」も同じで、要するに交錯してしまったらしい。
頻繁に使う言葉ほどこういう変則的な活用が起こりやすいとか。
「many/much-more-most」も同じ理由。
そして「killer」だとか「bad ass」だとか「wicked」だとか、「反語法」という良いモノを故意に反対に悪く言う英語独特の表現。
それらの2つを合わせた「THE WORST 10」が今回レポートするDamian Hamada's Creaturesのライブのタイトル。
その主旨は後ほど陛下ご本人からご開陳して頂くことにしよう。
会場はおなじみの「Veats SHIBUYA」。
飛び切り美しい祝い花!
会場のロビーには人気の「魔界ガチャ」や…
さまざまなD.H.C.グッズを販売。
パンパンの客席に向けてシエルちゃんの影アナが流れる。
「今日は皆さんがセトリを選びました。
我々は必至こいてそのセットリストを全力で再現しに来ました!
ということは会場の皆さんはもちろん、ニコ生配信を観ている皆さんも盛り上げる義務がある!
今回初めての試みということで我々も楽しみにしています!」
そして湧き上がる「D.H.C.」コール!
いつも通りオ―プニングのSE「聖詠」が流れる中ステージに姿を現した5体の改藏人間たち。
まずは「Labyrinthos for Frozen Hearts」をお見魔いした!
ステージも客席もスゲエ迫力!
Ciel Ishadow(以下「シエルちゃん」)
RENO Faust
Axe KAZUMA(以下「カズマくん」)
Lilith Ichinose(以下「リリスちゃん」)
KAZAMI Crowley
圧倒的な勢いで「七つの大罪」が続く。
魔歴28年7月31日に発表した最新の配信小聖典だ。
一糸乱れぬ華麗なギター・アンサンブル。
カズマくんはMarshall。
でも今日はチョットようすが違う。
アンプ類はプリ・アンプに「JMP-1」、パワー・アンプに「9200」。
コレらに変わりはないのだが…
スピーカー・キャビネットが入れ替わった。
コレは通常の商品ラインナップにないモデルで、「レヴァント・カバリング(周りを覆っているビニール)」に「ゴールド・ビーディング(金色のモール)」をあしらい、「ソルト&ペッパー」の「フレット・クロス(前面のアミアミ)」を張ったビンテージ仕様。
スピーカーはCeletionの「Vintage30」を4発搭載している。
そしてスゴイのは…
背面にデカデカと入れられた「KAZUMA」ロゴ!
でもコレならよもや誰かに持って行かれるという心配はなかろう。
続いては『旧約魔界聖書 第Ⅱ章』から「新月のメヌエット」。
リズムはムード満点のワルツ。
ギター・アンサンブルからカズマくんのソロが情感豊かに響く。
そしてリズムはハードにドライブ!
見せ場の多いドラマティックな1曲だ。
さらに続けて『新世界黙示録』収録の「魔王瞑想曲」。
5/4拍子のリズムが際立つヘヴィなナンバー。
シエルちゃんの歌い回しが実にカッチョいい!
この曲でもギター2人が織りなすアンサンブルがスリリングにして美しい!
こんなことを言ったら怒られちゃうかも知れないけど、「魔界のウィッシュボーン・アッシュ」ではあるまいか?
ウィッシュボーン・アッシュは、ギタリスト2人が作り出すハーモニーで1970年代の初頭に「世界で一番美しい音を出すロック・バンド」と言われたイギリスのデヴォン出身のバンド。
Marshallは使っていなかったけどね。
音楽のタイプは異なれど、今まさにDamian Hamada's Creaturesがそれに相当するのではあるまいか?
ココまで4曲…一体どれが「魔界」会員の皆さんの人気曲だったんでしょうかねェ?
続いてはKAZAMIさんが鍵盤で奏でる重々しい旋律が場内に流れ、いよいよダミアン浜田陛下ご降臨!
スゴイ歓声!
大評判のシグネチャー・モデルのギターを引っ提げてのご登場。
そして曲は超ド級のヘヴィ・リフがウネる「魔王凱旋」。
この「ド」はイギリスの戦艦「Dreadnaught(ドレッドノート)」の「ド」ね。
今、それをも凌ぐリフが今聞こえてきているワケよ。
ちなみに「dreadnaught」とは「恐れを知らない」という意味だ。
陛下の背後には「魔arshall」の破風・素磔(←「ハーフ・スタック」のつもりです。チョット苦しいか?)…「磔(=たく、はりつけ)」という字を使ってみたかったのです。
英語ではビートルズの「ジョンとヨーコのバラード」に出て来る「crusify」。
アンプヘッドは愛器「DSL100H」、そしてスピーカー・キャビネットは「1960BV」だ。
曲はそのまま新しいキラー・チューン「666」へ。
RENOさんのめくるめくソロが場内に空気を切り裂く!
陛下のご登場で雰囲気が一変!
パワーが一気にブーストされて…
メンバーのパフォーマンスに一層の気合が入る!
恐るべし陛下の魔力!
そんなワケで私も魔界小学校の参観をしてから早や5年。
知らないウチに少しずつ改藏されてしまったようで、車を運転する時には無意識に「666」のナンバーを探すようになってしまった。
もちろん多くはないけど、時々出くわすね。
案外難しいのが「1987」とか「2203」のようなMarshallの4ケタのモデル・ナンバー。
コレがなかなか出てこない。
先日ようやく出くわしたのが「2466」なる「Vintage Modern」というシリーズの100Wモデルの型番。
コレはうれしかったね。
こういうヤツ。
2006年にMarshallの本社で開催した商品発表会の時には実際にダグ・アルドリッチがデモンストレーションをしてくれた。
イヤイヤ、それよりもこっちか?
今では数百グラム戻ってしまったが、私が最近はじき出した体重がコレ。
今年の4月頃は79.1kgだった。
コレは病魔に襲われたワケでは決してなく、医者から「このまま体重が増えていくとマズいことになりますよ」と恫喝され、仕方なく食事の時に野菜を一番最初に食べる「ベジ・ファースト」と食後の散歩を導入し、加えてインターネットで喧伝しているポテチのような不健康な食餌を敬遠するようにした。
するとみるみるウチに体重が減り出し、ある朝体重計に乗ってみたらビックリ…バッチリ「66.6kg」だった。
微力とはいえ私も「地球魔界化計画」に協力しているのだ!
「諸君!私だ…瞑想から目覚めたばかりの魔王ダミアン浜田である!
D.H.C.のワンマンライブ『THE WORST 10』、楽しんでおるかッ?盛り上がっておるかッ?
本日は悪天候の中よくぞ集まってくれた…礼を申すぞ!
私にとっては雨とか雪も悪天候ジャガ~、日光もニガテなので太陽が出ている日も悪天候だ。
悪魔的には良い天候、悪天候、引田天功!
何を言っているかわからないだろうな…私もわからない」
とあれば、今年の夏は悪魔的には本当によい天候でしたね~。
おかげで葉物野菜がいいように高くなっちゃってベジ・ファーストの中断を余儀なくされていますわ。
「さて今回のライブは一夜限りの企画モノ。
D.H.C.の公式ファンクラブ『魔界』の投票で上位10曲以内に入った人気曲をセットリストに組み込むという手法を採った。
その結果、おかげで改藏人間にはトンデモナイ…ナンていうんですか?…迷惑?
トンデモナイ負担をかけることになってしまった!
今まで『レコーディングでは対応できたけど、コレをライブで再現するのはムズカシイんじゃね?』と思える曲をセットリストからハズしていたのジャガ~…そういう曲がことごとく上位に入って来た!」
「例えば第4位だった『魔王瞑想曲』や第6位だった『新月のメヌエット』がそれに該当する。
今演奏した『666』は第3位だった。
そして1曲目の『Labyrinthos for Frozen Hearts』は僅差で第2位だった。
第1位の曲は後で演る…と思われる。
今回のライブはそのリクエストの多かった曲を中心にお送りするワケだが、投票の締め切り後に発表した2つの新曲も演る。
さっき演った『七つの大罪』がそれだ」
そして次にもうひとつの新曲「ヴァンパイアの娘」を演奏した。
テーマは「不老不死」。
永遠に老いることなく生き続けることが果たして幸せなことなのであろうか?
それとも残酷なことなのであろうか?
ミディアム・テンポのヘヴィなリズムに乗ってシエルちゃんが人類を諭すように歌う。
陛下のソロもフィーチュア。
クールにキマって大きな歓声が上がる。
こうした中庸のテンポのドッシリとしたの曲もまた素晴らしき哉。
しかし…さすがは陛下。
私がマンガを読むことはまずないのだが、手塚治虫と楽屋オチが楽しい『浦安鉄筋家族』だけは別。
それで取りい出したるのは「手塚治虫のライフワーク」と言われた『火の鳥 未来編』。
今、「AIの開発に規制をかけるか否か」でモメているでしょう?
この1968年に手塚治虫が発表した作品の舞台は西暦3404年。
人間は環境汚染によりもはや地上で生活をすることができなくなって地下に築いた都市で生活している。
いつの頃からか進化がパタリと止まった人類はすべての判断をコンピューターに任せるようになっていて、大国の大型コンピューター同士がケンカをしてしまい、決着を付けるために「戦争をしろ」と人類に命令する。
そして全世界規模で核戦争が勃発して人間は滅びてしまう。
コレ、地球の温暖化といい、AI第一主義とそれに対する危惧といい、今と全く同じ。
手塚治虫はコレを約60年前に描いているんですよ。
そうして人類は滅亡してしまうが、火の鳥と交配をしたマサトは永遠の命を授かることになり、何億年も生き続け、悩み続けるという話。
「今回のライブではD.H.C.の曲だけでなくカバー曲も『魔界』会員から募った。
大方の予想通り聖飢魔Ⅱの曲が多かった!
いいんだよ、いいんだよ!
『荒涼たる新世界』がカバー曲全体の中でもダントツで1位だった。
発布したのが10年前なのジャガ~、作曲は11年前。
閣下から突然連絡があって『テラフォーマーズの曲を作ってみまへんか?』と言われて『もちろんいいよ!』と即答した。
火星で戦う地球人の話だ。
11年の時を経て、今地球にピッタリなんじゃないの?と思えるようになった。
『荒涼たる新世界』イコール地球…嘆かわしいことだ」
「この曲は聖飢魔Ⅱのミサでは一度も演奏されたことがない…不思議じゃな。
そこで今回改藏人間たちがデモ版を忠実に演奏してくれることになった!
スゴくイイよ…リハーサルの時にジーンと来てしまった。
聖飢魔Ⅱのとは少しアレンジが異なる…だが!コチラがオリジナルだ~!
私は演奏をしないがな。
次に演奏することがあれば参加しタイガ~…実は以前から練習はしている。
まだそのレベルに到達していないのだ」
「ガンバってください!」の掛け声が上がった。
ココで陛下が一旦ご入御され、カバー曲コーナーがスタート。
まずは1曲目…凄まじくドライブする「荒涼たる世界」』が観客の前に広がった!
客席は大喜び!
Damian Hamada's Creaturesの詳しい情報はコチラ⇒Official Website
<後編>につづく
