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2026年11月 4日 (水)

MOONSHINE:LIVE ROCK 'N' ROLL SHOW

さぁ、今日は久しぶりにリッチモンドへでも行くか!

10もちろん行先は「クロウダディ・クラブ」。20v_2店内はハロウィンの飾りつけでとてもいい感じ!40vそしてステージにはゾロリとMarshallとNATAL。
ますますいいね~!
そう!「オリジナルのトラディショナルなロック」という観点で大ゲサに喩えれば、今日は待ちに待った「レッド・ツェッペリンとディープ・パープルの共演」とも言えよう「MOONSHINE」と「DEALS」のダブルヘッドライナーなのだ!
…と景気よく書き出しにしたものの、今日はもうコレでおしまい!
50イヤ、続けたくてもレポートが書けないのだ。
理由は写真。
実はこの日、帰宅して機材を車から降した後、カメラを入れたスーツケースを事務所の中に入れるつもりがどういうワケかそのまま外に放置してしまったのだ。
それから2時間後、そのことにハッと気づき、急いでその場所に行ったのだが時すでに遅し…スーツケースは跡形もなく消え去っていた。
久しぶりの両チームとあって色んな写真を撮ろうと意気込み、折り悪くありったけの撮影機材をスーツケースに詰め込んでいた。
それらを一瞬にしてすべて失ってしまったというワケ。
もう「マッサオ」どころの話ではない。
何しろたちまちこの仕事ができなくなってしまうのだから。
翌朝一番で最寄りの警察署に遺失物/盗難物の届け出をしに行った。
それで思い出したのが毎年フランクフルトで開催されていた楽器展示会の時の一件。
ホテルから会場に向かうタクシーの中で同僚とおしゃべりに夢中になってしまい、トランクに入れたスーツケースを降ろし忘れてしまったのだ。
現地の友人に相談して会場内の警察に行き、顛末を話すとその警官は懇切丁寧に対応してくれて最終的にスーツケースは戻ってきた。
その時、警察のその担当者は私に向かってこう言った。
「ココがドイツでヨカッタですね。東南アジア辺りだったらスーツケースが戻ってくることはまずありませんでしたよ」
それに対して「東京も同じですよ」と言ったかどうかは覚えていないが、自業自得とは言え、もはや東京も安心できない場所になってしまったことを今回の件で強く感じた。
このことが発生してから10日、いまだに戻って来る気配はない。
期待もしていないけど…。
あんなに使い込んだボロボロのカメラなんてたとえ売ったにしてもいくらにもならんぞ!
返してくれ!1polizeiでも一番返して欲しいのはせっかく撮ったMOONSHINEとDEALSの写真データだ。
コレが一番ガッカリした。
カメラやレンズはまた買えばいい…でもあのライブの様子は二度と取り戻すことができないから。
しかもこの日はいいのがたくさん撮れたんよ~。
写真がなければMarshall Blogを書くことができない。
最高の演奏をレポートができないのも大変に悔しい!
そこでまず考えたのが写真なしのMarshall Blog。
私が健筆を揮って文章だけであの様子をレポートするのだ!…と思ったが、それもナァ。
しからば!と閃いたのが客席にいらっしゃった皆さんが撮っていた写真をお借りするという作戦。
自分がいたライブの現場のレポートで人様が撮った写真を使ったことはこれまでただの一度もなかったが背に腹は代えられない。
2つのバンドのメンバーに相談した上、実行することにしたのが今回と次回のレポート。
お写真のお貸出しに快くご協力頂きました、NAOKO.Fさん、羽田茂さん、蘭丸さん、さかえさん、真美さん、そしてMOONSHINEとDEALSの皆さん…この場をお借りしましてご厚情に心から御礼申し上げます。
ということでMarhall Blog初の試みスタート!30この日の先攻は「MOONSHINE」。
Marshall Blogにご登場頂くのは2025年8月11日に開催された「山口PON昌人」さんの還暦記念ライブ以来のこと。
復活の手始めは「残像」。10a「ヘタをするとこのままフェイドアウトか?」と少々心配したりもしたが、それが全くの杞憂であったことを証明したかのような幕開け。
 
藤井重樹20vaCharlie Tanaka(以下「チャーリー」)30va河野充生40va金光健司50v続いてチャーリーのギターから「嘆きと嘘」。
あ~コレコレ!コレを待っていたのだ!60aチャーリーはMarshall。
「JCM2000 DSL100EC」と今日は「1960BV」を使用。70v金光さんのドラムスが破裂して曲は激しく表情を変える。
80a金光さんは12インチのシングル・タムのNATAL(ナタール)。
人気のブビンガのキットだ。90河野さんのドッシリとした低音。100vそこへ藤井さんの超強力なシャウトがのしかかる!
もうこの冒頭の2曲でMOONSHINEの世界を取り戻したわ!
長いブランクなどまるでなかったようだ。110v「お待たせしました!忘れていないでしょうねェ?」
客席からは復帰を歓迎する歓声が上がり、温かくMOONSHINE迎えてくれたお客さんに藤井さんから感謝の言葉が贈られた。
1年と2ヶ月もの間ライブはなかったが、リハーサルは続けて来ていてその間に作った新しい曲をココからまとめて披露してくれた。120まずはシャープなドライビング・ビートに乗った藤井さんが迫りくる「風の彼方へ」。130vチャーリーの独特のバッキングが耳を惹く。
そしてギター・ソロではいつも通りチャーリーだけの言葉で語りかけて来た。140v意表を突くカットアウトで締めくくり、続いての新曲「見果てぬ夢」に取り掛かる。
金光さんがフィルに続いて叩き出したのはミディアム・テンポのグルーヴ。150v河野さんが送り出すステディな四分音符が「見果てぬ夢」に向かって一歩一歩突き進んで行くようだ。160v万感の想いを込めてノビノビとメロディを歌い上げる藤井さん。
そのごく自然な歌い回しはまるで昔から歌っている曲のひとつのように響く。15 そして藤井さんのその歌声に呼応するチャーリーのソロ。
コチラも伸びやかなトーンで自分だけのメロディを歌い上げた。
実に良い音!180v河野さんがベースで奏でるバッキングの時のアルペジオがまた素晴らしい!180v 「どこに行くんだMOONSHINE?」
MOONSHINEが始動した時はどんな方向に行くかはわからなかったが、今、結果的に全く想像していなかった方法へ来た…という藤井さん。
イヤイヤ絶対的なMOONSHINEらしさを感じさせてくれていますよ。
個性が強い4人が集まって作り出したモノは必ずMOONSHINEになる。
その反面、4人のウチの誰かひとりでも欠けたらそれはMOONSHINEではなくなってしまうでしょう。
元来バンドっていうのはそういうモノよ。Add 次も新しい曲。
金光さんのドラムスから…200vヘヴィな5/4拍子のリフが展開する。210v歌が入るとリズムはワルツとなるこの曲は「Gold」。
サビで展開する歌メロがステキ!220vそのまま金光さんのドラムスで切れ目なくつなげた次も新しく作られた曲。
コレもミディアム・テンポのヘヴィ・チューン「White」。
330ストレートに8分で刻む河野さんのベースが気持ちよい!230vグイグイと曲を引っ張っていく藤井さんの激シャウト!240vそしてチャーリーがココでも独特のフレーズを選り上げて曲のオリジナリティを倍加させる。250v曲はまたしてもカットアウトで幕を閉じる。
このスタイルもMOONSHINEのひとつの特徴だな。260v「演る曲、演る曲、ナンカ混沌としてるでしょ?
でも僕らはメジャーでキャッチ―にしているつもりなんですよ!」と自分たちのレパートリーについて触れながら早くも最後のセクションに入る。
まずは「くすんだダイヤモンド」。
待ってました!好きな曲のひとつ。270v5弦ベースならではの低~いラインと金光さんの「KKビート」の緻密なコンビネーションが何ともカッコいい。66 耳に残るバッキングとトリッキーなソロ、派手にモジュレーションをかけたパート等、聴きどころが満載のギター。300vそして「♪く・す・み・か・け・て・るダイヤモンド」と歌う全員参加のコーラスが徹底的に聴く者の耳を惹く。280その全員参加のコーラスを最大限に活かした曲で出番を締めくくる。
もちろんその曲は「MOONSHINE」。64 「♪Dancing in the moon light」290v_2「♪You're always on my mind」310v「♪Dancin' in the moonlight」320vやっぱりいい曲だ!330v全8曲、そのウチ新曲が4つ。
見事な復活を果たしたMOONSHINEのステージだった。
ああ、ひとりでも多くのコアなロック・ファンにこのパフォーマンスを観てもらいたいナァ。340藤井さんが「出す出すサギ」とMCの中で触れていたアルバムの件。
一体どうなってんだ?
下の写真はレコーディング作業時のようす。0r4a0244_2このスタジオを訪れたのは2024年9月のこと。
2年以上が経過したがまだ完成には至っていない。
スティーリー・ダンもビックリである。0r4a0054その制作の進捗状況が藤井さんから今回のステージで発表された。0r4a0269_2それによるとミックス・ダウンも終わり、後はマスタリングを施して商品に仕立て上げる…というところまで来ているそうだ。
「この期に及んで歌を録り直したい」という藤井さんの発言もあったが、それは恐らくは冗談であろう。
イヤ、結構マジな様子にも見えたな…。
下はお正月の「俎板開き(まないたびらき)」の行事で知られる東上野の名刹「真宗大谷派 坂東報恩寺」の外壁に掲げられているご金言。Img_0147アルバムもライブも楽しみにしています。
ガンバれMOONSHINE!350v 200_2(一部敬称略 2026年10月24日 於、新宿Crawdaddy Club)